いかにも梅雨といつた空模様です。それでも雨が降り出したのは夕方から、なんだか今年は夜に雨になることがこのあたりでは多いように思います。
そんな日曜日、みなさんは選挙に行かれましたか?
もちろん私は午前中の内に済ませてまいりましたが
「なにこれ?選挙放送ばっか」
「国政選挙なんだからしかたなかんべさ」
ふと思うに、選挙好きはやはり男性に多いように思うのは私の考え違いでしょうか?
選挙権を手にした頃はそうでもなかったのが、この年になると何故かチャンネルを変え変え選挙速報を見てしまいます。(どこの速報を見ても同じようなものなんですけど)
「何で開票が進んでないのに、すぐ当確が出るんだよ、面白くねぇジャン」
グビグビグビ。
酒を飲みながら速報を見る姿は、まさにオヤジであります。
何故なんでしょう?
我が回りの女どもが言うがごとく、結果さえ分かれば良さそうなもんなんですが、ついつい、サッカー・ワールドカップ、プロ野球とは言わないまでも、経過に見入ってしまうんですよねぇ。
そして、ワールドカップでそこらじゅうに出現しているにわかサッカーファンよろしく、突如政治評論家へと変身して、「これでこうなる、きっとこうなる」と講釈を並べたりして、たしかにそれを聞かされる周りの人間はたまったもんじゃないかもしれません。
「政治家云々」と彼らを非難しながらも、大なり小なり権力に対する興味、憧れといったものが男の何処かにあって、何党が勝った負けたより、まるで自分が政治家にでもなったような気分で一喜一憂することで、一つの満足感を得ている????
だとすれば、
なんともまぁ、可愛いじゃござんせんか。
えっ?だから、一つの現実逃避とでも申しましょうか、
「男の野望とはそんなにちっぽけなもんじゃない、もっと大きな視野で国や社会を考え、ウンヌンカンヌン」と、けして自分には持てない権力に、その時ばかりはまるで係わっているかのごとき時間を過ごすことで、嫁さん子供に常に責められている現実を忘れている、みたいな。(笑)
ちっちぇぇぇぇ、男の野望、ちっちぇぇぇぇ
いずれにしても、今回の参議院選で、また政局がいろいろと動きそうであります。我が生活にも大なり小なり影響が出てくるんでしょう。私のちっちぇえ野望はともかく、関心を持って見ていく必要はありますよね。
とはいうものの、選挙速報が始まる前の重要事はいつもと変わらぬ『料理当番、本日の一品』であります。
メインは、変則肉じゃがです。
牛蒡、ニンジン、揚げ茄子を肉巻きにして、ジャガイモ、白滝、葱と甘辛く煮つけてみました。そこそこ御飯が進んだようですよ。
私は、選挙速報に備えて、これで一杯始めました。
イカ刺し、山芋、納豆、大葉、茗荷を、グッチャグチャに混ぜ合わせ、ちょっくら出汁と醤油にワサビを溶いたタレで和えました。ほんとうはオクラも入れたかったんですが、今朝、母がすべて食べてしまったそうです。(残念)
さて、今日の一枚は、ホレス・パーランです。
ハード・バッパーとしてスタートしたパーランは、不自由な右手をカバーする独特の演奏で、独自のスタイルを切り開いたピアニスというイメージが強いですよね。
このアルバムもリズムのユニークさ等々、彼の個性が感じられる一枚だと思います。
以前紹介した「US THREE」のトリオに、レイ・バレットのコンガが加わったことで、パーカッシブルピアノ?にパーカッションを加えて、さらに土臭く(良い意味で)なっている、てなところでしょうか。このポカスカがイマイチという方もいますが、私は嫌いじゃありません。
パーランの魅力は臭さ、私はそう思っています。
HEADIN' SOUTH / HORACE PARLAN
HORACE PARLAN(p) GEORGE TUCKER(b) AL HAREWOOD(ds) RAY BARRETTO(cong)
1960年12月6日録音
1.HEADIN' SOUTH
2.THE SONG IS ENDED
3.SUMMERTIME
4.LOW DOWN
5.CONGALEGRE
6.PRELUDE TO A KISS
7.JIM LOVES SUE
8.MY MOTHER'S EYES