JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ハムは諦めチャーシューにでも

2010年07月29日 | a-c

午前中はなんとかもっていた空も午後からは雨が降ったりやんだり、ハッキリしない空模様はけして気分がよいものではありませんが、なにしろ暑さを感じないのがよろしいですなぁ、「もうこのまま秋になってしまえ!」連日の猛暑にそんなことさえ思ってしまいます。

今日7月29日は『アマチュア無線の日』なんだそうでありまして、以前申したように完全なペーパーではありますが、私もいちおうアマチュア無線の免許を持っていますので、無関係ではありません。(一回だけすれ違った有名人と「無関係じゃない」と言っているようなものですけど。笑)

「アマチュア無線ねぇ・・・一時流行ったけど未だにやっている人なんかいるんかねぇ?」
とは、我が同僚。
どうにもこういう言い方をされると
「未だにプレヤーで聴いているヤツは少ねぇんじゃねぇ」
って、言われているみたいで、ちょっくら反発したくなるんでありまして
「いやいや、まだまだアマチュア無線の魅力にとりつかれている人は多いと思うよぉ」
と、根拠もなく言ってしまいました。

調べてみるとJARL(日本アマチュア無線連盟)の会員数は年々減少しているようでありますが、それでも七万人以上おるようですし、未だコンテストも開かれているようですから、私が思わず言ったこともまんざらウソではなかったようです。

昔、映画やドラマで、モールス信号を使って伝達する、ほら、閉じ込められた人が鉄パイプかなんかで外部に連絡をとるみたいな、そんなシーンが幾つかありましたよねぇ、あんなんを見て「モールス信号が分かったらカッコエエよねぇ」なんて思った方はいませんでしたか?
私なんかはちょっと憧れましたねぇ、それがアマチュア無線の免許を取ろうと思った一因だったようにも思います。実際は、最初に取った電話級(今は第四級っていうんでしょうか)には、電信は必要なかったんですけどね。それでも、モールス符号表やQ符号表なんてぇのを一生懸命眺めてましたっけ(笑)そんでもって、必ず最初に覚えるのが「ト・ト・ト ツー・ツー・ツー ト・ト・ト」つまり「SOS」だったりするんですよね。(笑)

最近は、モールス信号に変換してツイッターに書き込めるサイトやiPhoneのアプリにも「モールス信号に変換する」なんてぇのがあるそうですから、覚えなくても分かっちゃったりするんですかねぇ?

私は改めてハムになる気はありませんが、現役のハムにはぜひとも頑張っていただきたい、そう思うのでありました。
えっ?だれですか「今のバブならハムになるにはピッタリな体型だ」なんておっしゃるのわ。言っちゃなんですが、私はねぇ、脂身が多いんでチャーシューにした方がイイと思いますよ。ってオイオイ。

さて、今日の一枚は、ジョイス・コリンズです。
先日、今年の1月3日にジョイスが亡くなったことを知りました。
享年79歳だったそうですが、ユタ・ヒップ、マリアン・マクパートランド、メリー・ルー・ウィリアムス、バーバラ・キャロル、そして秋吉敏子らとともに、女流ピアニストとしては、一時代を築き上げたお方でありました。遅ればせながらご冥福をお祈りいたします。

とか言いつつ、ジョイスに関しては活躍の中心がLAだったということも・・・あったかな、私はさほど注目したピアニストではなかったかもしれません。
この初リーダーアルバムも、名前を変えて出ているレイ・ブラウンのプレイに注目してしまう一枚になっていました。

ジョイスに関しては、可もなく不可もなく、じつにキッチリとそつのない演奏だとは思うんですが、インパクトに欠けるように思います。
つまり、聴いていてマイナス点は何もないのにプラス点を入れにくい、これを女性らしいと評したら完全な男女差別ですので、私はそうは申しません。

ただ、ユタ・ヒップしかり、秋吉敏子の回顧を読んでもしかり、当時、女流ジャズピアニストの歩んでいる道は、けしてブイブイと肩を切って歩ける道ではなかったのか?なればこそ、ファーストアルバムにオリジナルを一曲しか収められず、冒険など以ての外ってなところもあったのかなぁ・・・なんてね。

GIRL HERE PLAYS MEAN PIANO / JOYCE COLLINS
1960年6月1,2日録音
JOYCE COLLINS(p) ROY GREEN[RAY BROWN](b) FRANK BUTLER(ds)

1.I LET A SONG OUT OF MY HEART
2.JUST IN TIME
3.WALKIN'
4.I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELL
5.THE END OF A LOVE AFFAIR
6.DAY IN , DAY OUT
7.SOMETHING'S GOTTA GIVE
8.AH , MOORE
9.BLUE JAY