JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ちょっとエエこと

2012年11月05日 | y-その他

いやいやますます朝晩冷えてまいりましたが、考えてみれば11月、明後日は立冬ですからねぇ、あと二ヶ月足らずで今年も終わってしまうし、それもしごく当然でありますよね。「今年もまた冷えきった我が心を癒す出会いは無かったか・・・・」
って、なに言っとるか!(笑)
それは冗談としても、そんな寂しい毎日に「少しでも前向きな兆しを探すぞ!きっとエエことがある!」と空元気を出すあたりにも、中年の侘びしさというものが滲み出ております。

「おっ!今日はいいジャン、下一桁9円・・・いやぁ得したねぇ」
って、なんだと思います?
いやね、昨日「メガドンキー」に買い物に行って・・・おっと、その前に私「メガドンキー」のメール会員になっておりまして、このメールをレジで見せると一円台が切り捨てになるんであります。つまり、昨日はこのサービスで最大の金額9円が割引になったと
「・・・・寂しい(侘びしい)ねぇ」
いいの、これだって私にとっちゃ『ちょっとエエこと』なんだから

いやいや、それだけじゃないですよ。
金曜日の晩、Mさんのお店に以前同店でアルバイトをしていたSちゃん(S君とは全くの無関係です。)がやってきました。それが私を見つけると今にも泣かんばかりの表情に
(「なんだよ、そんなにもオレに逢いたかったのかい・・・ウムウム、ういヤツういヤツ」)
「だっ誰だ!私が結論を言う前に「それはない!」って決めつけたヤツは!」(笑)
・・・・・いや、たしかにそうなんですけどね。

しばらく会わない間に彼女にもいろいろとあったそうで、しばし話を聞くと
「バブさん、また、ここでバイトしてもイイかなぁ」
そりゃまぁアンタ、今Mさんのお店は空前の人手不足、即戦力のSちゃんなら大歓迎なんでありますが、彼女にはしっかりとした職場があるわけで・・・
「いやいや、本職に影響が無ければいつでも戻っておいで」
「うん・・・でも今日は・・・・バブさん飲み行こう、飲み行こうよぉ」

ほんと、男は中年になってもバカだっちゅうか、若い女の子に甘えられたりすると弱いんでありまして・・・・
「よし分かった、家にはちゃんと連絡しとけよ。」
てんで、ここはたよりの○ークママ、リクルートを兼ねいつものバーへと行ったのでありました。

まぁねぇ、二十五、六の女の子ですから、中年オヤジと違っていろんな悩みがありますわいな、途中突然泣き出すようなこともありましたけど、○ークママや常連さんの助けを受け、結果、彼女にとってじつに楽しいお酒だったらしく、最後は笑顔で帰って行きました。

そして昨日、電話で、
「バブさん、私やっぱりバイトしたい、月曜日にMオーナーに挨拶に行ってもいい?」
こうして、Mさんのお店の人手不足は、ほんの少しですですけど解消される事になったのでありました。
これもまた、私にとっちゃ『ちょっとエエこと』です。

ここ二、三日で『ちょっとエエこと』が二回もあったんですから、後二ヶ月足らずとはいえまだまだ今年何かがあるかもしれませんよぉ・・・ねぇ?
いや、きっとある、あるだろう、あるといいなぁ
バブ君、心より期待しております。(笑)

てなことで、先週は法事なんぞがありましてお休みだったんですけど『料理当番、本日の一品』です。

煮込みハンバーグ・・・ではなく、スープ仕立てとでも言いましょうか、焼いたチーズハンバーグとマッシュポテトにコンソメ、野菜ジュース、ケチャップ、デミグラスソースの素ets.で作ったスープをかけ、ポーチドエッグを添えました。

こちらは、柿と牛蒡のサラダです。

さて、今日の一枚は、カーティス・アミー&デュプリ・ボルトンです。

しょっちゅう話題に出で来る「ジャケ買い」ですが、さしずめこのアルバムあたりは「ジャケ買わず」?ですかねぇ、このジャケを見て「こりゃ良さそう」と思う人はよほど「バブっぽい」方だと推察いたします。(笑)
「KATANGA」という、アルバムタイトルでもある曲が『コンゴ動乱』に関わるということでこんなジャケなんでしょうが、でも、ジャケが良い悪いに惑わされちゃいけません。内容はじつに「気持ちいい~~~~!!」なんであります。
アミーにしてもデュプリにしても、音に魂が有るっちゅうんでしょうかねぇ、ともかく、迫り来る心地良さがタマランのですわ。

それにしてもこの二人、このログでもほとんど名前が出てきませんよね。以前紹介した中ではアミーがロイ・エアーズの「WEST COAST VIBES」、デュプリがハロルド・ランドの「THE FOX」くらい?あとは無いと思います。
 アミーの場合は、活動拠点が西海岸であった事がこのログに出てくる頻度の低さにつながり、ボルトンに至ってはほとんどアルバムが無いからでありますが、このアルバムを一度聴くと「もっと聴かせろよ!」てな気分になりますよね?

ちなみに、渋めのレイ・クロフォードのギターも、他のリズムセッションもなかなかよろしい(偉そうに)、ともかく、聴いて損のない、いや、ジャケに惑わされず聴くべき一枚ではないかと思います。

KATANGA / CURTIS AMY & DUPREE BOLTON
1963年2月3日録音
CURTIS AMY(ts,ss) DUPREE BOLTON(tp) RAY CRAWFORD(g) JACK WILSON(p) VIC GASKIN(b) DOUG SIDES(ds)

1.KATANGA
2.LONELY WOMAN
3.NATIVE LAND
4.AMYABLE
5.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
6.A SHADE OF BROWN