JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

表具屋じゃねぇ!

2012年11月22日 | a-c

今日は小雪、「寒くてあたりまえ」ですかね。

「あ~あ、やって欲しいことは沢山あるのになぁ・・・・」
まぁまどろっこしい言い方であります。ハッキリ言やぁいいのにねぇまったく。
「そりぁね、業者頼めばいいんだろうけど・・・・・」
「わかったわかったわかりました、どうせ業者に支払う代金まで私しゃ稼いでおりませんよ~~だ。やりますよ、やりぁエエンでしょ」

てなことで、第一懸案でありました障子の張り替えを師走前に行うこととなりました。
いやね、こうみえて、やり始めちゃえばこんなんは嫌いな方じゃなくて、黙々とやるタイプなんですよ、私しゃ、天気もイイし、鼻歌交じりで
「まずは水かけてね、ペロ~~っときたもんだ」
てなもんですよ。
「ところで何枚張り替えりゃエエンでしょ?」
「八枚だよ」
「はっ八枚?!」

古い障子を剥がすまでは調子よかったんですけどねぇ、ひとまず乾かしてからサンドペーパーなんぞをかけてると
「あれ?今、グキって言ったグキって・・・」
そんなんだぁ~~れも聞いちゃいません
「だから、腰が・・・グキって・・・・・はい、続けます。」

震災でやはりほんのちょっと狂いが出たのか、障子どうしがこすれ合う感じがします。
「直るんだったらそれも直しといて」
(「わしゃぁ建具屋じゃなかとよ」)
ブツブツ言葉にもならない愚痴をこぼしながらも、鉋を引っ張り出して
「ここまでやるヤツぁそうはいないよ。」
アハァン、また誰も聞いてないし・・・・

「お~~い、ちょっとそっち持って合わせてくんねぇかなぁ・・・」
「まったく、なんにも一人じゃ出来ないんだから」
(「だから、オレは建具屋でも表具屋でもねぇちゅうに」)

けっきょく、乾かす時間等々半日以上を費やしてしまいました。しかもア~タ、腰が痛いし
あげくに
「まっ、素人ならこんなんでもしょうがないか」
ってオイオイ、まずは労いの言葉だろ、
「私は昔から誉められて伸びるタイプなんだから、ここは誉めとくとこだと思うよ」
ゲゲゲ、またまた誰も聞いてないし・・・・・

「マメだねぇ」
昨日S君の事務所におじゃましたときに奥方にそう言っていただいただけでした。
「我が腰痛をいたわってくれるお方はオランのかい!」

まだ我が家の懸案はいくつか残っております。
「エエかねチミたち、他の懸案も無事解決して欲しくば、ほんのちょっとでいい、ねぇ、感謝や労いを忘れちゃイカンよ。そうすりゃアンタ、私だって文句も言わずに、建具屋だろうが、表具屋だろうが、庭師だろうが、電気屋だろうが、なろうっちゅうもんだいね。」
・・・・・ほんとかぁ?
「いや・・・・ちょっち嘘ついたかな。」(笑)

さて、今日の一枚は、ボーカルもの、アーネスティン・アンダーソンです。

きのう「マメだねぇ」のお言葉以外にS君の奥方からは贈り物もいただきまして、ボージョレ・ヌーボーです。
さっそく昨夜飲ませていただいたんですが、最初、茶の間で飲んでいると
「もういいかげんにしたほうがいいぞ」
と言われましてね、
(「ダツテ、抜いちゃったんだも~~ン」)
と、一度栓を抜いたワインを残すなんざぁ的なことを言おうとしたんですが、そこはグッとこらえて、終わったフリしながらのMY部屋飲みとあいなったわけです。

そんでもって、そこそこ酔っぱらってくると、なんとなくボーカルが聴きたくなっちゃいましてね、このアルバムを久々に引っ張り出したのでした。

まっ、しょせんボーカルを語っても全く説得力のない私でありますから軽くサーっと流させていただくと、若き日のアーネスティンというのは声ももちろんよろしいんですが、雰囲気が素朴って言いますか、素直さがあるっていいますか・・・エエねぇ(笑)
こういうボーカルの魅力に以前は浸れなかったことを今となって後悔しているところがあります。
「ワインにチーズもエエけど、酔っぱらいにボーカルもそりゃエエで」

HOT CARGO ! / ERNESTINE ANDERSON
1956年録音
ERNESTINE ANDERSON(vo) wth HARRY ARNOLD ORCHESTER

1.MAD ABUT THE BOY
2.DID I REMEMBER
3.DAY DREAM
4.EXPERIMENT
5.THAT OLD FEELING
6.THE SONG IS ENDED
7.LOVE FOR SALE
8.AUTUMN IN NEW YORK
9.MY MAN
10.I'LL WIND
11.LITTLE GIRL BLUE
12.WRAP YOUR TROUBLES IN DREAMS