JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

自宅では常にこれです ? !

2007年09月10日 | m-o

何だか体中がベタベタするようで、気温以上に不快感のある一日でした。
先日、Mさんから頼まれていたCDの録音を昨日やっと済ませ、先ほど届けてきました。可哀相に今日はアルバイトが二人も休んでしまったそうで、深夜1時まで店に残っていなければいけないとか、昨日仕込んでおいた『秋刀魚入りの野菜タップリ煮込み』を夜食にと、差し入れしてまいりました。

「お酒といっしょだともっと美味しいんだけど、まぁアルコール抜きで食べてみて」
「バブちゃん、ほんとお店でも始めれば」
「いやいや、資金も体力もないから、はははははは」
世辞とはいえ、そんなことを言っていただけると嬉しいものです。

さて、今日、ブログ仲間のcocoa teaさんから、「セロニアス・モンクの「STRAIGHT NO CHASER」でどの演奏が好きか」との質問をいただきました。
そもそもモンク自身の同曲を収めたアルバム自体が、それほど多いとはいえないわけで、「選ぶのは簡単かな」なんて思ってもみたのですが、そうでもなかったりして(笑)

「STRAIGHT NO CHASER」といえばモンクの名曲であり、多くのジャズ・ミュージシャンが取り上げたスタンダード・ナンバーでもあります。
頭に浮かんでくるだけでも、リー・モーガン、ビル・エバンス、キャノンボール・アダレー、バド・パウエル、アート・ファーマー、トミー・フラナガン・・・・・・マイルスだってお得意のナンバーでしたよね。
正直に言うと、マイルスの「MILESTONES」での印象が一番強い曲かも知れません。(それはコルトレーンが吹いてるからだろうって?まぁまぁまぁ・・・・)

本題に戻りましょう。
私が最も聴くモンクの「STRAIGHT NO CHASER」は、ブルーノートの「CENIUS OF MODERN MUSIC」に収められている1951年7月23日録音ものと、コロンビアの同名アルバム「STRAIGHT NO CHASER」に収められた2曲のうち、1967年1月10日に録音された方、この二つの演奏だと思います。

 

特に後者は、全体と言うよりモンクのソロ部分が好きな演奏です。(チャリー・ラウズが加わってからは安定期のようで、少々面白味には欠けるのですが、そうそう「LIVE AT THE IT CLUB」の同曲もラウズでしたよね。)


これは「LIVE AT THE IT CLUB」のトリブュート盤です。

そういえば、この演奏は映画「STRAIGHT NO CHASER」の冒頭に使われていた演奏です。
「ずいぶん初期と後期だなぁ」と言われそうですが、この二つの演奏を聴き比べると、それはそれで面白いものなのですよ。

えっ、どっちがいいかハッキリしろってですか?
う~~~~ん、難しい。
その日の気分っていう答えじゃダメでしょうか?

らしさでいえばブルーノート盤?でも、コロンビア盤も私は良いと思うしなぁ・・・・
ブルーノート盤は、曲自体が短いし、だんぜんソロはコロンビア盤だと思いますし・・・
ごめんなさい、やっぱりどっちが良いかは決められません。(笑)

cocoa teaさん、こんなんで勘弁していただけますでしょうか?

ということで、今日の一枚は、コロンビア盤とも思ったのですが、もっと身近でこの演奏を聴こうと思ったら、映画「STRAIGHT NO CHASER」のサントラ盤の方が世に出回っているようですので、こちらの+1CDを紹介しようと思います。
もし、ご購入をお考えなら、必ず+1盤になさって下さい。何故なら、その+1が「STRAIGHT NO CHASER」の完全収録だからです。

二曲目の「PANNONICA」も聴き所です。なにしろニカ夫人のために特別にレコーディングされた一曲だからです。1965年9月、「BRILLIANT CORNERS」に先立つ録音であり、添えられたモンクの愛情溢れる言葉も素敵です。

一曲ずつ説明していると大変なので、同映画のDVDででもご確認下さい。(笑)

ともかく、「STRAIGHT NO CHASER」は名曲であり、自宅では常に「STRAIGHT NO CHASER」でガバガバ飲んでいる私にとっても、意味深い一曲なのであります。

STRAIGHT NO CHASER +1 / THELONIOUS MONK
(録音日、メンバーは、書くのが大変なので今日はご勘弁を)
1.STRAIGHT NO CHASER
2.PANNONICA
3.TRINKLE, TINKLE
4.UGLY BEAUTY (Rehearsal)
5.UGLY BEAUTY
6.EPISTROPHY
7.EVIDENCE
8.I MEAN YOU (Stickball)
9.LULU'S BACK IN TOWN
10.DON'T BLAME ME
11.SWEETHEART OF ALL MY DREAMS
12.'ROUND MIDNIGHT
13.STRAIGHT NO CHASER



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2 コメント

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ありがとうございます! (cocoa tea)
2007-09-11 02:06:07
なんと・・・
一記事として取り上げてくださったんですね!!
勘弁どころか、感激!感涙 

DVDは観ましたよ。
前触れもなくsoloで始まるSTRAIGHT NO CHASERが
たまらく良い!

C.ラウズが加わってから安定期&面白みに欠ける、よくよく分かります。
それでもって、パノニカ---ちょっとピッチの狂ったピアノが、よりぐっと来るものがあります。
ニカ夫人の事をbeautiful ladyって言ってますね。
おっと...話が止まらなくなりそう。
文脈もなく長々と失礼しました。
今日はパノニカを聞きながら入眠しま~す!
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cocoa teaさん (バブ)
2007-09-11 21:03:55
あははは、「文脈もなく長々」は私の本文の方です。
わけのわからない回答で、申し訳ありませんでした。

ところで、昨晩の「PANNONICA」はいかがでしたか?
「STRAIGHT NO CHASER」のバーボン無しでも、お休みになれましたでしょうか?(笑)
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