真っ青な空を綿菓子みたいな雲が足早に通り過ぎる・・・・凄い風でした。せっかくの太陽さんの恵みも北風さんが根こそぎ持ってくみたいな。
「まいったまいった、風で飛ばされそうだよ。」
「大丈夫、バブさんが飛ばされるようなら、家の一件ぐらい飛ばされてもおかしくないけど、そんなニュースは聞かないもん。」
喫茶店のマスターにそんなこと言われて・・・・・ダイエットしようかなぁ(笑)
今シーズン一番の寒気は明日も居座るようですが、時はバレンタインデー、恋する二人には寒さなど関係ないのでしょうね。まぁ私の場合はバレンタインすらも関係ありませんけど。
「豊富な脂肪が、寒さから俺を守ってくれるからいいもんねぇ~~~!」(侘びしい)
「本来、バレンタインデーなんてもんは、お菓子屋が広めた宣伝にノセられただけなんだから・・・・・くだらん!」
なんて言ってるのに限って、じつは一番気にしているもんでありますが、いかに義理チョコであってもいただければ嬉しいモノではあります。
ましてカワイコチャンに「私の気持ちです」なんてニコッとされれば、それが義理と知りつつも中年オヤジの鼻の下はおのずと伸びようというものです。
中には、そんな純なオヤジ心を逆手に取るしたたかな女性もおりますよね。
会社を出てエレベーターに乗り込むと、ドアが閉まる寸前にA子ちゃんが飛び乗ってきます。
「バブさんと二人っきりになる時ってないから・・・・はいこれ、義理だと思ってもらっていいですけど、こうして手渡しするのはバブさんだけですから。」
こうして安物のチョコレートを嬉しそうに受け取ったバブ君、その後チョコレート代の何倍ものお金を使わされることなど、この時は知るよしもありませんでした。
義理とは知りつつこれだけは妻に見せずに味わおう
あ~あ、何て悲しいお話じゃありませんか。ほんと、男って、特に中年の男って可愛いですよねぇ。涙が出ちゃう。
だから、
「おいそこの女!かよわい中年オヤジをからかって遊ぶのはよしなさい!」(純な中年男を守る会 会長バブ)
さて、今日の一枚は、デューク・ピアソンです。
なんか今日の話をしていてこのジャケットを見ると、今日と同じ青空でしょ、あまりパッとしないピアソンが、嬉しそうな顔して、カワイコチャンを追いかけてるじゃないですか。
きっとね、このカワイコチャンは悪い子で、安物のチョコレート(もちろん蜂蜜風味)を使ってピアソンをからかってんですよ、ヤダねぇ・・・って、完全な被害妄想ですね(笑)
え~肝心の内容ですが、三管編成のリズミックなメロデーライン、ピアソンの才が光る出来映えであると思います。
特にピアソンのピアノとスポールティングのフルートの絡みが私は好きで、表題曲もさることながら「AFTER THE RAIN」の二人がなんともいえません。
一聴の価値があるアルバムだと思いますよ。
SWEET HONEY BEE / DUKE PEARSON
1966年12月7日録音
DUKE PEARSON(p) FREDDIE HUBBARD(tp) JAMES SPAULDING(as,fl) JOE HENDERSON(ts) RON CARTER(b) MICKEY ROKER (ds)
1.SWEET HONEY BEE
2.SUDEL
3.AFTER THE RAIN
4.GASLIGHT
5.BIG BERTHA
6.EMPATHY
7.READY RUDY ?
追伸、
更新後に注意書きを忘れたことに気が付きました。
文中の「エレベーターでのくだり」は、全てフィクションでありますので、誤解されませぬよう。(笑)
ピアソンのこのアルバム大好きなんですよ。
タイトル曲初め、彼のcomposerとしての才能爆発ですよね。
丁度1週間前にアップしたばかりでした。TBさせてくださいね。
「彼のcomposerとしての才能爆発ですよね」
まったく同感です。
ピアソンはピアニストとしての魅力は当然ながら、このアルバムを聴くとサウンド・クリエーターとしても才があったのだとつくづく感じます。