JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

バブニク 肉?肉?

2010年07月10日 | a-c

「♪ ドミニク ニクニク タラリ~ラタララ・・・・・♪」

アハハ、突然なんだというお話しでありますが、今週の朝日新聞土曜版beの「song 歌の旅人」が『スール・スーリール「ドミニク」』であったので、ついつい口ずさんでしまったのです。

まさに「すり込み」、小さいときに聴いた童謡と同じように、この「ドミニク」のメロディーも脳の絶対に忘れない『記憶保存庫』に保管されています。
ところが、我が『絶対記憶保存庫』はじつに適当というか不完全でありまして、「♪ ドミニク ニクニク」以外の歌詞は全く保存されておりません。(笑)
記事であらためて歌詞を見ても全く思い出せないんですからひどいもんです。

それはともかく、私の『不完全絶対?記憶保存庫』にでさえ、メロディーが保存されていたほど日本でも同曲はヒットしたのでありますが、原曲を歌ったシスター・スマイル、スール・スーリルさんの存在も(幼い私は、完全にペギー葉山が、また何処かの国の民謡か何かを歌ってんだろ、くらいにしか思っていなかったんでしょうね)、まして彼女の生涯がどんなものであったかなど、もちろん全く知りませんでした。
それが、今日のこの記事を読んで、がぜん興味が湧いてきたのです。

母親との確執、自分を慕う少女アニーからの逃避、ギターとの出会い、ローマ・カトリックの開放政策、「ドミニク」のヒット、不合理なレコード契約、修道院を飛び出し慕い続けてくれていたアニーのもとへ・・・・・・そして、二人での自殺。

現在、東京は銀座の『シネスイッチ銀座』で公開されている、ステイン・コニンクス監督の映画「シスター・スマイル ドミニクの歌」を観てみたい・・・・・・

くそう、こういう映画って地方じゃ公開されないし、DVDにもならなかったりするんですよねぇ
『新潟ジャズストリート』にすら出掛けられずにいるこの私が、映画一本のために東京まで出張って行けましょうや・・・・・・

この後、大阪、名古屋でも公開が予定されているそうですから、お近くの方、ぜひともご覧いただいて感想だけでもお聞かせいただければと思います。
「DVD化されねぇかなぁ・・・・」

さて、今日の一枚は、ソニー・クリスです。
土用の丑の日、違った土曜の午前中だから「SATURDAY MORNING」って、安易といえば安易でありますが。

「ハード・バッパー再び」70年代にそれを切に祈るファンはじつに多かったんでありまして、そんな願いの中から生まれた傑作と言ってよいのがこのアルバムかもしれません。

哀愁の音というのは、出そうと思って出せるもんじゃないんでしょうねぇ、楽器というのは人生を映し撮る鏡のようにも思えます。
バリー・ハリスをバックに奏でられるクリスのアルトは、まさにそれではないでしょうか。
明るく抜けるような爽快アルトもクリスの魅力であるとすれば、熟成されたウイスキーのごとく渋さの中に湧き出る甘さを感じ取れる、これもまた鏡が映し出したクリスの魅力だと、そんなことを感じさせる一枚だと思います。

う~~ん、もうこの頃は自殺を考えていたんでしょうか?クリスさん。

SATURDAY MORNING / SONNY CRISS
1975年3月1日録音
SONNY CRISS(as) BARRY HARRIS(p) LEROY VINNEGAR(b) LENNY McBROWNE(ds)

1.ANGEL EYES
2.TIN TIN DEO
3.JEANNIE'S KNEES
4.SATURDAY MORNING
5.MY HEART STOOD STILL
6.UNTIL THE REAL THING COMES ALONG


恋ひ来し君よぉ~~

2010年07月07日 | g-i

今日は七夕、織姫も牽牛もゲリラ豪雨におびえながらの逢い引きてなところでしょうか。(「逢い引き」って、オイオイ)

七夕といえば、仙台、平塚、まぁこんなあたりが頭に浮かんでくるんでありますが、gooランキングに『行ってみたい全国の七夕祭りランキング』というのがありまして、
いやはやビックリです。上位ランキングにはいささかの疑問も感じない中、なんと我が田舎の『七夕祭り』がトップテン入りしてるじゃござんせんか。
「う~~む、一位と十位にはとてつもない差があるランキングなのね」
まっ、仙台、平塚以外おじゃましたこともないので、何位と何位の間に最も深い溝があるのかは分かりませんけど、少なくとも我が田舎の『七夕祭り』と仙台、平塚を同じ土俵に乗せるのはいかがなものかと・・・・・・今度の名古屋場所以上に矛盾を感じてしまいます。(笑)


これが昨年の『七夕祭り』の様子ですが
トップテンってねぇ(笑)

ともあれ、平塚は今日としても、仙台そして我が田舎の『七夕祭り』は来月であります。「七夕祭りのハシゴ」なんていう物好きはそうそうおられませんでしょうが、東北三大祭り巡りが難しい方、いちおうトップテン入りしている我が田舎の『七夕祭り』であれば、首都圏からも近いですし、遊びに来られるなんてぇのは・・・・・お勧めは出来ないかな。(笑)

ところでその七夕を、新で祝うか旧で祝うかでありますが、面白い資料がネット上で公開されていました。県別の『七夕を飾る時期の使い分け』です。


詳しくは元ネタのこちらをどうぞ

我が県はというと「大半は新だが、一部は旧に飾る地域」との表示、
「????????」
私は「大半は旧だが、一部は新に飾る地域」とばかり思っていたんですよねぇ・・・・・これがホントなら思い込みとは恐ろしいものです。

 天の川川門に居りて年月を恋ひ来し君に今夜逢えるかも

旧でも新でも良いんですが、星空を眺めながら「恋ひ来し君に逢えるかなぁ、逢えないかなぁ」っていう、その時間、その時間を楽しむてな素敵な心を持ちたいものであります。
「あ~~恋ひ来し君よぉ~~~~~!」
星空も見えないし、今、録画している綾瀬はるかちゃんの新ドラマでも見ようかな(笑)

ところで
七夕の食べ物といえば『七夕素麺』『鮎の塩焼き』てぇのが定番でありますが、
あらま珍し、鮎は無かったものの、今夜の食卓にこんなものが

毎年、毎年、「七夕素麺、七夕素麺」と言い続けてきた甲斐が多少はありましたかね。

さて、今日の一枚は、バリー・ハリスです。
ハリスを紹介するたびについつい言ってしまうんですが、地味なピアニストですよねぇ、だけど、そのスタイルを変えない頑固さも彼の魅力です。

そんなハリスが、アルバム名のごとく若手を従えたクインテットものです。
同じクインテットでも、昨日のレッド・ガーランドとは全くイメージが違う、これがジャズの面白さでもありますよね。

ただどちらも、私的には「頭の時には、やっぱりピアノ・トリオかなぁ」なんて思いは、このアルバムを聴いても思ってしまうところです。
特にハリスのピアノは、本人が頑固であってもグイグイと回りを引きずり込むという感じじゃありませんから、愛弟子チャールズ・マクファーソンは良しとして、ロニー・ヒリヤーは・・・・・・

いやいや、文句を言っているわけではありません。
このアルバムも、「ハリスならこれを聴け」(なんだかどっかの本の題名みたいですが)といった一枚ではありませんが、捨て置くアルバムでも無いと私は思います。

NEWER THAN NEW / BARRY HARRIS
1961年9月28日録音
BARRY HARRIS(p) LONNIE HILLYER(tp) CHARLES McPHERSON(as) ERNIE FARROW(b) CLIFFORD JARVIS(ds)

1.MUCHO DINERO
2.EASY TO LOVE
3.BURGUNDY
4.THE LAST ONE
5.ANTHROPOLOGY
6.I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
7.MAKE HASTE
8.NAIGHTINGALE


坪単価?

2010年07月06日 | g-i

あいかわらず不安定な空模様が続いています。
こう毎日、晴れなんだか曇りなんだか雨なんだかわけの分からんウジウジした天気が続くと、ジメジメシトシトの梅雨の天気よりさらにイライラが増すように感じるのは、私だけでしょうか?まっこれがジメジメシトシトの毎日なら、それはそれで不満を口にするんでしょうけどね。
ともかく、まったくもってハッキリしない天気、これはまさに『バブのような天気』ってなところでしょうかねぇ。

以前、娘の誕生日プレゼントでお世話になった『Ordonnance』kapuさんが、7月5日のログで面白いことをおっしゃってました。
「私の洋服の坪単価、どんどん下落してる~」てんでありますが、つまり
「バブル期には、生地の面積がとっても少なくて数万円するお洋服を着ていたのに、今はどうでしょう… こんなに生地の面積があるのに、してもせいぜい数千円…」
銀座の一等地だった洋服の坪単価が、今じゃド田舎の山林並みになっちまったとおっしゃるんであります。

「なるほど」
男性、特に私の場合、洋服に大枚をはたくてなことはバブル期でもありませんでしたから、そういった意味では「洋服の坪単価の下落」は最小限で抑えられてはおりますが、「人間そのものはどうなんだろう?」てな事を考えてしまったわけで

ご存じのごとく(知らない方もいるかもしれませんけど、笑)二十代半ばから徐々に広がりを始めた我が表面積は、その後もとどまるところを知らず、二十歳から比べると推定ではありますけど、現在では倍以上になっているのではないかと・・・・・・
とするならば、我が生産性、人間性、行動性、その他諸々がそれに伴って倍増したのかっちゅう話ですよ。
どう考えても『バブの坪単価』は下落を続けるいっぽう、でしょ(笑)
世の中、年齢とともに『坪単価』を確実に上げ続けている方もたくさんおるというに・・・・・・・「これで良いのかバブ!」であります。

ところで、話を戻して『洋服の坪単価』でありますけど、
たとえば、kapuさんのような魅力的な女性であれば、年齢など気にもせず、生地面積を可能な限り狭めれば『坪単価』も上がるし、私も喜ぶと・・・・・・・・・
「魅力的な女性諸氏よ!夏だ!みんな競って『洋服の坪単価』を上げようぜぇい!」
・・・・・・・・・・!?
う~~~ん、やはり『バブの坪単価』は、ド田舎の山林どころか評価不能まで落ち込んでいるようです。

さて、今日の一枚は、レッド・ガーランドです。

じつはこのアルバム、私はすっかり忘れていた一枚でした。
というのも、レコードは持っていないし、バイト先のジャズ喫茶にもおそらく無かったんじゃないかなぁ、かといって、違うところであらためてリクエストするほどまで興味が湧かなかったからです。(この頃のガーランドは嫌いじゃないけど、どれを聴いてもあまり変わり映えしないんじゃないかと思っていたのかもしれません。)
こういうアルバムは、他にも沢山あるんでしょうねぇ、それを考えても全てを聴いたような事を言っちゃいけません。(笑)

ですから、今日紹介するのも、CDでなにげに買ってしまった一枚ということになります。
買ってから気付いたのですが、ガーランドのフロントにバリトンっていうアルバムって他にありましたかね?ちょっと興味を持ち出したりして(笑)

内容は、いかにバリトンを含む二管をフロントに据えようともまさにガーランド、バッシバッシのハード・バップです。
ですから「どれを聴いてもあまり変わり映えしない」という私の思い込みは、当たらずとも遠からずであったわけですけど、ぎゃくにそれが安心感ではありますねぇ、だって「こんなん買っちゃった」っていう大きな失望はけして無いんですから。

何としても手に入れるべきアルバムだとは、今も思っていません。しかし、「ハード・バップ好きであれば、この頃のガーランドに間違いはない。」これだけは言いたい。(笑)

RED'S GOOD GROOVE / RED GARLAND
1962年3月22日録音
RED GARLAND(p) BLUE MITCHELL(tp) PEPPER ADAMS(bs) SAM JONES(b) PHILLY JOE JONES(ds)

1.RED'S GOOD GROOVE
2.LOVE IS HERE TO STAY
3.THIS TIME THE DREAM'S ON ME
4.TAKE ME IN YOUR ARMS
5.EXCERENT !
6.FALLING IN LOVE WITH LOVE


我がアイドルは

2010年07月05日 | d-f

どんよりとした空、ジトッとした暑さ・・・・・・・不快指数が上がりっぱなしです。

「Aさん、アキバなんとかのキャンペーン告知作ったんだけど、こんなもんで良いと思う?」
「アキバなんとか??????」
Mさんのお店で始まったコラボ企画の店内告知を、自分で作りながらよく理解していない私。
「バブさん、AKB48でしょ」
「・・・・・・いいだよ、AKBの元は秋葉なんだから、それにしてもおんなじようなんがゴチャゴチャいてわけわかんねぇよなぁ、このアキバなんとか」

いやですねぇ年寄りは、AKB48といえば今最も旬なアイドルグループなんでしょうが、私にはまったく理解できていません。(というか理解しようとしていないんですけどね)もちろん、仕掛け人秋元康氏のその才能には驚かされますけど。

考えてみると、私の場合、いわゆるアイドルに興味がないのは「歳を取ったから」ばかりじゃないように思います。
古くは、天知真理、南沙織に小柳ルミ子?その後もゾクゾクとアイドルは出てきましたよねぇ、同年代の中三トリオもそうでしたが、ピンクレディーにしてもキャンディーズにしても、ほとんど興味を示しませんでした。
しいて興味を持たされたというと、当時つきあっていた彼女が好きだった石野真子?
 ♪ あなたも狼に 変わりますか ・・・ ♪
無理矢理振りまねをさせられたりして(笑)、
ともかく、アイドルに熱を上げる友人も少なくはありませんでしたが、私には無縁の世界でした。

そうですねぇ、当時の私にとってのアイドルは・・・・・銀幕のスター達だったでしょうかねぇ、しかも洋画の
映画の中身はともかく、キャンディス・バーゲンがちょっとでも胸をはだけたなんて噂を聞くと、必ずチェックしたりして、『パリのめぐり逢い』じゃイヴ・モンタンに嫉妬メラメラでした。


我が家に残るEP盤です。

年代はあちこちですが、キャサリン・ロスもジェーン・フォンダも、ミア・ファローも好きだったぁ、小悪魔的可愛さではBBも捨てがたいし、カトリーヌ・ドヌーブもやっぱ素敵でしたよねぇ、始めてバルコニーから顔を出したオリヴィア・ハッセーなんかア~タ、お人形さんみたいに可愛かったんですから
年代がまぁまぁ近いところでは、『ダウンタウン物語』でのジョディ・フォスターに驚かされ、キャンディス・バーゲンの妹役でデビューしたメグ・ライアン、彼女の可愛さも捨てがたい。(笑)
いやいやいや、私にとって最も憧れていた女優といえば、やっぱりフェイ・ダナウェイでしたかねぇ・・・・・・・・

って、あれあれ、なんだかアイドルに熱を上げるオタクどもを軽蔑するかのような言い方をしていたくせに、じゅうぶん私も同類じゃありませんか。(笑)

「いや、私にとっての最大のアイドルは、ジョン・コルトレーン、後にも先にも彼だけだ!」

説得力ねぇ~~~~

え~~ともかく只今、Mさんのお店では、AKB48とのコラボ企画を開催中です。
コラボ商品、フェアー等々、今週末に向けてゾクゾクと出てまいりますので、興味のある方はぜひともご来店下さい、時々、バブもおるでよ。(笑)


♪ 勇気はラッキーセブン 幸運のカード
どんな試練だって 乗り越えられるんだ
勇気はラッキーセブン 君ならできる
神が味方になる ラッキーセブン
                          ・・・・・♪

さて、今日の一枚は、ルーベン・ロペス・フルストです。
何故にこのアルバムを選んだのか?
そうです、アルゼンチンがドイツに敗れちゃったじゃないですか、そんでもってアルゼンチンのビル・エバンスことロペスさんにご登場いただいたというわけです。

私はこの「何々の何とか」という表現はじつに嫌いなんでありますねぇ、ルーベン・ロペス・フルストはルーベン・ロペス・フルストで良いんでありまして、「まさにエバンスだ」とか「ちっともエバンスじゃないジャン」なんて聴いちゃイカンのです、はい。(笑)

ロペスはCBS COLUMBIAに「JAZZ ARGENTINO」と「JAZZ EN LA UNIVERSIDAD」という二枚のアルバムを残しましたが、悲しいかな私はこの二つをカップリングした、しかもCDでしか持っていません。

この方の最大の特長は、繊細なのに力強い、さらにはときおり見せる「いかにも南米」といった感性でありましょうか。それはじつに魅力的であります。
まだお聴きになっていない方で
「え~~~アルゼンチンのジャズ」
という気持ちがあるなら、曲げてでも聴くべきアルバムではないかと私は思います。

トリオ以外に、ルーベン・バルビエリ RUBEN BARBIERI(tp)、ジョージ・アンダースJORGE ANDERS(ts)が加わった演奏も収まっています。

RUBEN LOPEZ FURST / JAZZ ARGENTINO / RUBEN LOPEZ FURST
1966年1967年録音
RUBEN LOPEZ FURST(p) JORGE GONZALEZ(b) NESTOR ASTARITA(ds)

1.ISRAEL
2.LOS VIEJOS
3.MY BONNIE
4.ABEJA DURMIENTE
5.SOMETIME AGO
6.AL ESTE DEL SOL
7.CARTAS DE AMOR
8.HOMBRE AMAESTRADO
9.YOUR OWN SWEET WAY
10.STELLA BY STARLIGHT
11.UN POCO ALEGRE
12.IT AIN'T NECESARELY SO
13.I'LL NEED ANOTHER ONE
14.BEAUTIFUL LOVE
15.IT COULD HAPPEN TO YOU


一昨日、昨日、今日

2010年07月04日 | d-f

この何日か、まぁともかく落ち着きのない毎日で、なんだかとても濃~~いかったのか、薄っぺらだったのかは判断しにくいものの、ほとんど自宅でゆっくりという時間がない数日間でありました。

落ち着きがないといえば、空模様もなんだか落ち着きがありませんねぇ、一昨日は『半夏生』まさに半夏雨(半夏水)が各地を襲っているようです。
この時期、各地を徘徊するのは『妖怪ハンゲ』でありまして、宮崎の口蹄疫がなんとか終息へ向かっているとはいえ、ハンゲの毒気がいつ何時身近に災いをもたらすか分かりません。
洪水、土砂崩れ、わけの分からないウィルス、今日は地震もありましたねぇ、いやいや、もっと怖いのは、私のような危険な人間(?)まで『妖怪ハンゲ』は作り出すやもしれません。みなさん身辺にはじゅうぶんお気をつけ下さい。(笑)

一昨日が『半夏生』なら昨日7月3日は、『なな』と『み』で『波の日』、サーファー達が波に感謝しながらボードに乗る日なんだそうでありますけど、ボードには乗らなくともよせては帰る波を見ていると心が落ち着くのは、海で生まれた生物のDNAが成せる技(?)なんでありましょうかねぇ、私なんざぁ、本物の波ばかりか、人工的『波もどき』でさえジーッと見入ってしまうほどです。


これがウェイブマシーン

あれは小学生の頃、夏休みに市が行った理科教室へ、理科の先生の薦めで参加したときだったと思いますが、ウェイブマシーンという実験器具の動きに先生の話などそっちのけで見入ってしまったことがありましたっけ
「そうそう、あの頃は、いずれ化学か物理の学者になりたいっていう、大きな夢があったんだよねぇオレにも・・・シクシク」
しかし、「波にも磯にも着かず」という人生を送ってしまえば、幼き日の夢も、砂浜に染みていく白波のごとく、泡と消えるのも致し方ないと・・・・・(笑)
あらためて、夢を現実のものとしたスポーツ選手なんぞには、頭が下がる思いです。

一昨日が『半夏生』で昨日が『波の日』なら、今日は『アメリカ独立記念日』・・・・・・・・つて、どうでもいいか(笑)それよりも『ビアホール開店の日』の方が私には合ってますでしょうかねぇ
1899年(明治32年)7月4日、東京は新橋に日本麦酒会社の直営ビアホールがオープンしたのでありました。
あれあれ?以前見たサッポロライオンのホームページには、「明治32年8月4日(創業日)東京・銀座の新橋際にわが国初のビヤホール「ヱビスビヤホール」開店」とあったように思ったのですけど・・・・・
まっこれもどうでもいいか、ともかく
出されたエビスビールは、半リットル10銭だったそうでして、福島県出身の偉人では横綱格の野口英世が横浜海港検疫所検疫医を勤めていたのがちょうどこの年、月収が35円だったそうですから、え~~~~と、まっそんくらいの値段ですよ。(笑)

あ~~ビール飲みてぇ
ということで、『料理当番、本日の一品』です。(なんのこっちゃ)

メインは、手羽元とお豆さんのコンソメ煮です。付け合わせのマッシュポテトといただくとビールのおともには最適でござんした。(笑)

そしてもう一品、タコの和風マリネです。
レモン酢を主にしたマリネ液に、大葉、葱、茗荷を加え、醤油でちょっくら味を調えました。

これで、このわけもなく忙しかった数日間の疲れが・・・・とれるかな?

さて、今日の一枚は、ジョン・アードレイと、バップ期を代表する白人ピアニスト、アル・ヘイグの共演盤です。
二人がロンドンで吹き込んだ一枚ですが、どうしてここにあるのか? じつは私が買った覚えのない一枚でもあるんです。
おそらくは誰かの持ち物なんでしょうけど、もうずいぶんとここにありますので、私の物ということで、よろしいですよね。(笑)

さて、内容ですが、これがそこそこよろしいんであります。
疲れないというか、けっこう安心感があるっていうか、オーソドックスだとも言えなくはありませんが、へんにカッコつけないのがカッコイイってあるじゃないですか、そんな感じでしょうか。

中でも面白いのは、「SPEAK LOW」ですかねぇ、曲が始まるとそれは「SPEAK LOW」ではなく、「MILESTONES」のイントロなんです。そんでもってしっかり「SPEAK LOW」という、そういえばアル・ヘイグはマイルスの「BIRTH OF THE COOL」にも参加してましたっけね。

ともかく、あまりメジャーとはいえないアルバムかもしれませんが、聴いて損は無い一枚だと思います。

STABLEMATES / JON EARDLEY, AL HAIG
1977年9月16日録音
JON EARDLEY(tp) ART THEMEN(ts) AL HAIG(p) DARYL RUNSWICK(b) ALAN GANLEY(ds)

1.TANGERINE
2.SPEAK LOW
3.'ROUND MIDNIGHT
4.EMBRACEABLE YOU
5.DON'T BLAME ME
6.LOVE WALKED IN