赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



超久々の読書感想文は、上司に勧められしぶしぶ読み始めたがなかなか面白くて見事に上下巻読破して返却したもので「原書」じゃない。恐らくは70年代のアメリカの中堅都銀を舞台に、創業家出身頭取の突然の他界後の、2人の対照的な副頭取の頭取争いを中心に描かれる物語。銀行の様々な仕組みや取締役会の様子などが生き生きと描かれており勉強になるし、今読んでも決して色褪せた感じがしないのはたいしたもんだなと。ちなみに物語の途中ではATMだか無人店舗だかの走りみたいなものが登場するのだが、適当な日本語が当時なかったのか摩訶不思議な和訳(失念)になっていて何とも時代を感じさせる。Arthor HAILEYはその他にも薬品、エネルギーなど業界モノが多いようでちょっと興味あるかも。いわゆる「業界モノ」を読んだのは現在ドラマ化されている「官僚たちの夏」以来でかなり久々。勢い余ってamazonで原書を取り寄せてみたが、専門用語も多いだろうし果たしてどうなることやら・・・。

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