赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 



制裁決定について [ Jリーグ ](09.09.15)

いやはやいろいろとリーグを揺るがすニュースが続きますな。

「最強のチームによる試合参加」なんていう規定がなぜ罰則を伴う規定で、精神規定に留まっていないのか。ゲームを主催するホームチームは、入場者数が収入に直結するため観衆の期待を大きく裏切る行為=著しくメンバーを落とすこと、はできないとして「性善説」的な立場を取ることが可能と言えば可能。他方で、ビジターチームにはそういう意味での「自制心」は働かない。したがい、何らかの「縛り」を設けない限り、まさに今回の広島のようにアウェイで著しくメンバーを落とすような行為に走る恐れがある。ゆえに罰則規定が必要という論理なのかなと勝手に推測している。

そうであれば、論点となるのは「主催者側であるホームチームがビジターチーム目当てのお客さんをあてにするか否か」という点。つまり、ビジターチームが引きつけるお客さんにある程度依存せざるを得ないクラブならこの罰則規定にむしろ「守られている」といえるが、そうでないクラブにとってはこの規定は不要な制約=専ら不利益でしかない。現状リーグ全体を、憶測も含めて考えてみると必ずしも前者が多数派と言い切ることは自分にはできない。

そういうこともあって、現状はJFAやリーグの独善的政策のように映るこの「ベストメンバー規定」について、本当に必要かどうか、一度J1J2の全クラブの意見を聴取してみて欲しいなと思う。ちなみに個人的には(浦和のファンだからかもしれないが)、Jリーグのゲームを訪れるお客さんというのはあくまで主催者であるホームチームにのみお金を支払っているわけで、ビジターチームが「ベストメンバー」とやらに縛られるのは道理としてはおかしいのかなと思っていて、ベストメンバー規定はあくまで「精神規定」であるべきと考えてはいるのだが。


しかし、広島は可哀相だけど今回はちょっとやりすぎだろとは思うw
もちろん、ルールを預かるリーグ事務局が誤った解釈を広島側に示したのであれば言語道断。それだけをもって今回に限り罰則の適用を見送ってもおかしくないくらいじゃないかなぁとも。

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