はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.250 デヴィッド・ボウイ The Next Day

2013-03-13 21:40:29 | 音楽



引退していたはずのデヴィッド・ボウイのニューアルバムが出た。

前のアルバム「リアリティ」からは実に10年振り。
あれから10年も経つのか。

10年前、僕は大阪に住んでいた。
リアリティを発表したデヴィッド・ボウイは「リアリティ・ツアー」で、たぶんティン・マシーン以来の来日をした。
そのリアリティ・ツアー、大阪城ホール公演を僕は一人で見にいった。

10年振りのアルバム。
しかも「老後に入る」と変な引退宣言をしていた後のアルバム。
そんなブランクにも関わらず、デヴィッド・ボウイのデヴィッド・ボウイ振りは健在だ。
どこか狂気を感じ、終末感が漂う全体のトーン、
未来的でヒステリックなギターのリフと音色、
ストイックでありながらも突き抜けるボーカル。

ヘヴィメタからロックの世界に行った僕は、ビートルズもストーンズもWhoも、後から遡って聴いた口。
有名なデヴィッド・ボウイさまも実は名前くらいしか知らなかった。
僕が大学1年生の頃、レッツダンスが収録されたヒットアルバムを出していたが、それ以前の曲を当時の僕は知らなかった。
グラムロックならばデヴィッド・ボウイよりもマークボランかな、とかわけもわからず言っちゃっていた。

大学3年生以降の親友、ブルースなギタリスト、コーノちゃんがデヴィッド・ボウイが大好きだったので、いろいろ教えてもらって聴くようになった。
そして、よもや自分の結婚式の2次会でジギースターダストを演奏するとは夢にも思っていなかった。

リアリティ・ツアーに行って思ったのは、
デヴィッド・ボウイは歌がめちゃめちゃ上手いってこと。
しっかりと発声した声量のあるボーカルで圧倒され全身がしびれた。
プロの仕事とはこういうのを言うのだろう。

今回のアルバムもどことなく未来的で終末的なデヴィッド・ボウイワールドだが、そんな中で、一番明るい感じの曲は、アルバムのタイトルになっていて1曲目に収録されているThe Next Day。
未来は明るいってことだ。

芸術的で文学的で耽美で狂気じみた音楽や文学が好きだった大学生の僕は、あるいはかっこつけていただけでもあるけれど、戸川純のゲルニカやZELDA、スターリンといったインディーズの香りがするバンドが好きだった。
なんとなくそのZELDAを思い出すサウンドだなと思う曲がある。
逆にかっこつけて昔は好きだと言えなかった浜田省吾の曲(マネーですね^_^)のギターの音に似ているギターの音だなと思う曲もある。
それから名曲、ファイブイヤーズをイメージさせる曲もある。

Little Wonder のプロモビデオのインパクトが強くて全体的にテクノな感じで好きだった「アースリング」。
映画「セブン」の強烈なシーンで使われて印象深い「ハーツ・フィルシー・レッスン」が収録された「アウトサイド」。
そして、アートなイラストのジャケットがファッショナブルでサウンドも洗練されている「リアリティ」。
デヴィッド・ボウイフリークではないデヴィッド・ボウイファンの僕の中では、そうしたアルバムたちが特に印象深いのであるが、果たして今回はそれらを超えるものとなるか。
もっとじっくりたっぷり聴きこんでみないと、おそらく答えは出ないだろう。

Vol.249 目標と報酬

2013-03-13 08:42:34 | ライフ
しっかり者の嫁をもらったので、僕もだいぶ無駄遣いをしなくなったが、それでも20代の時のように本当に貧乏だった時と比べると、我慢できずに欲しいものを買ってしまうことは多々ある。

そこで、
今年の行動目標を書き出し、欲しいものリストも書き出し、それを結び付けることにした。

つまり目標を達成できたら自分へのご褒美に欲しいものを一つ買うという制度。

といいながら、我慢できずにポチッとしちゃいました。
デヴィッド・ボウイのニューアルバム。

ということで、次のブログはデヴィッド・ボウイのニューアルバムについてです。