僕はスープ好きなので、タイトルに魅かれて読んでみた。
感想を言うと、
登場人物が個性的過ぎて、
漫画のようだ、
と思った。
僕自身は
ルールを守ることを尊重する、
極めて常識的で計画的な人間で、
この小説の登場人物のように怠惰で自由で成り行きで生きていける人たちには
基本的には共感しない質なのである。
だから、
漫画を読むように、
自分とはかけ離れた人たちの話、
と思って読んだ。
そんな中で、
僕が付箋を貼った箇所、
つまり、なんとなく共感したシーンがある。
「マイナス人間とマイナス人間が掛けあわさって、
どうでもいいプラスの空気が生じているみたいで、
飲み込まれてしまうと結構居心地が良い。」
そんなこともあるか、
なんてね。