上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

玉龍雪山:2005年冬、雲南省の旅

2013年08月26日 06時00分00秒 | 旅行
夏には雲がかかり、めったに見られないという山頂です。
年末の旅行でしたが、この辺りは緯度が低いので標高2400mに位置する麗江市街も、12月の最低気温の平均は0度でさほど寒くはありません。

麓から標高3000m程の「雲杉平」までリフトで一気に上ります。


玉龍雪山がパノラマ映画を見るように迫ってきます。

「雲杉平」は日差しとともに草原の霜が溶けていきます。


空気が薄いからでしょうか、歩くと足が重く感じられました。

山頂から流れる雪解け水は中国大陸を横断し上海まで流れ着きます。


新しいカメラでまた撮影したい場所の一つです。

撮影:CANON EOS20D 

猛洞河のボート下り:2005年夏、湖南省張家界の旅

2013年08月24日 06時00分00秒 | 旅行
料金はツアー料に含まれていましたが、川下りのみの料金は非表示です。



渓谷を下りながら両岸から降りそそぐ滝を潜って行きます。


途中はボート同士で「水かけ合戦」で遊びます。

当然乗客はずぶ濡れ。


カメラは持ち込み禁止でしたが、承諾書を書きビニール袋で包んで持ち込みました。

カメラを必死で雨着の下へ隠していました。



カメラが水没すれば御釈迦でしたが、危険を冒して持ち込んで良かったです。



急流ではありませんでしたが、美しさと涼しさは請け合いです。


次回行く時は防水カメラが必要ですね。

住民は村を流れる川で無料の夕涼みです。



撮影:CANON EOS20D

半年振りの帰国:ソウル仁川飛行場

2013年04月13日 06時00分00秒 | 旅行
上海→ソウル便では昼食、ソウル→福岡便では夕食がいただけます。(笑)



設備や便利さ値段でも、東アジアのハブ空港になってしまったようです。



ターミナルビルは広くて快適、各ブランド店が並んでいます。



韓国の有名人?



ブランド店では日本円や中国元がそのまま使えます。


もちろん、店員は日本語でOK。

以前のレートが分からないので、値段感覚がまったく不明。



日本円では大体10倍すればいいのでしょうか。



次回の上海行きは秋の予定です。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL f4
   CANON Powershot S100 

森林は江蘇の豊かな水に育まれていた。:高郵市東湖湿地公園

2012年12月05日 06時00分00秒 | 旅行
木道や木の橋を歩きながら森林浴や野鳥観察、フィールドアスレチックなどを楽しめます。



木道以外の構造物は出きるだけ造らないようにしているようです。



夏には蓮の花が咲き、風景に彩を与えるでしょう。



恐らく、沼を運河状に浚渫し、その土砂で陸地を造る大昔からの方法で干拓されたのでしょう。


今回、隣の興化市(シンホワ)には行けませんでしたが、古来の干拓方法をそこで見ることができます。
「朶田:ドゥオティエン(中国語は土偏あり)」と呼ばれる湿地帯に造られたいくつもの「輪島」は、写真で見る限りまるで湿原の「千枚田」のようです。

大気も汚染されていないのでしょう緑が濃く、天気がよければもっと快適だったかもしれません。



いくつも水路が作られ、樹木が整然と植林されています。



太った食用蛙も名産だとか。


公園内の粗末なロッジに1泊しましたが、料理に不満はありませんでした。

撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL

鎮国寺から小雨に煙る京杭大運河を眺めた。:江蘇省高郵市

2012年12月03日 06時00分00秒 | 旅行
寺はちょうど京杭大運河の中にある島に造られています。



運河北の北京側。島の東側に航路があり、今でも艀が航行しています。


京杭大運河は北京-杭州間全長1794kmあり、その起源は紀元前486年と言われ、西暦1300年に完工していますので、1800年間かけて掘られた大事業です。
万里の長城や新疆トルファンにある5000kmの地下灌漑井戸と並び「中国三大建工程」と称されていますが、隋唐代に掘られた洛陽から西安までの運河と直結しており、運河総長では2700kmもあるそうで、中国物流の大動脈で歴代王朝の経済や軍事に与えた影響は計り知れないと言われています。
2006年、運河起点の杭州市に「京杭大運河博物館」がオープンしているそうで、是非参観したいものです。

南の杭州側。

 

湖と運河はわざわざ堤防で仕切られていますが、堤防は運河の浚渫の土砂を盛ったのかもしれません。

西側に高郵湖があり、その堤防から島に渡る橋。



鎮国寺には立派な本堂が建てられています。



寺の創建は唐代の西暦874-888年頃ですが、2001年に修復再建されています。



高さ32.8m七重の鎮国寺塔は創建当時は九重でした。


三蔵法師の寺、西安市の「大雁塔」と並び「南方大雁塔」と称されているそうです。

清代乾隆43年に火災が発生し、保存してあった仏像や経典は全て焼き尽くされたとあります。


1956年、京杭大運河再開の視察に来た当時の首相「周恩来」が塔の保存を指示したそうです。

撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL

「彫花楼」は江南一の中国式住宅だった(2):蘇州市東山風景区

2012年11月21日 06時00分00秒 | 旅行
客寝室から見た前庭。

門をくぐり、前庭の次にある応接間「大庁」。


後ろの中庭で公的空間と私的空間とを分けています。

廊下の天井や欄間、窓枠や腰壁にも細かい造作があります。



中庭の後ろにある「后庁」。「内庁」とも「女庁」とも呼ばれていました。


室内には中国の古代物語が彫刻されているそうです。

1階にある台所。大勢の下女が働いていたのでしょう。


竈や蒸し器がしつらえてあり、内井戸もあります。

台所の隣にある食堂。意外と質素な食卓が2卓ありますが、表面は大理石のようです。



「花庁」。建物の様式や内装についての記載はありますが、家族がどのように使用していたかの説明がありません。



前庭の左手にある客用の寝室。


家族の個室は全て2階にあります。

主人の書斎。


色付きガラスが嵌められた窓は洋風ですね。

2階から見える玄関門は「レンガ櫓」と翻訳されています。



3階部分は隠し部屋になっており、各種宝物が貯蔵されていたそうです。


外部からも内部からも、建物が3階建てであることは防犯上わからないような構造になっていました。

上海の外灘は外国人が創造した蜃気楼都市でしたが、地方にこれだけの文化的にも貴重な住宅があったことは、そのおこぼれを拾った江南の経済的繁栄の結果でしょう。
文化大革命の時はここもかなりの狼藉があったらしいですが、最近になってこれを補修できるだけの財力が生まれたのですね。
また、文化を継承している技術者集団が存続していることも幸運なことです。

撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL

「彫花楼」は江南一の中国式住宅だった(1):蘇州市東山風景区

2012年11月19日 06時00分00秒 | 旅行
施設の入り口。右から「彫花楼」と読めます。日本語では「彫刻の館」とでも言いましょうか。

この辺りは蘇州市中心からも遠く、交通手段も不便ですが、最近は上海のマイカー族が訪れ、口伝えで人気になったようです。


中国政府が指定する「全国重点文物保護単位」の第六批准に登録されており、正式名は「春在楼」と言います。

中国語資料も見つけられず情報が少なかったのですが、現地の日本語の案内板は助かります。



個人の邸宅だった物を一般公開しているようです。



入り口の前には「照壁」と呼ばれる壁が、住宅と外部とを遮っています。



住宅の入り口は狭く、外側はあまり豪華には見えません。



門の内側には豪華な「門櫓」が造られています。


上海「豫園」の門にも匹敵する、大きくて豪華な造りです。

門をくぐって前庭から見た母屋入り口。


最初の部屋は「大庁」、応接間になります。

母屋の前の前庭。上海市内の「石庫門住宅」も規模は小さいですが、同じような間取りになっています。



内庭は北側に造られているようです。


多くの物を狭い敷地内に詰め込み「狭い空間を広く見せる」技法は中国的「プラス思考」です。

現代的な部分も各所に取り込まれています。


内部の造作も見事です。

撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL

江蘇省蘇州市:和諧号に乗って旅をしよう

2012年11月17日 06時00分00秒 | 旅行
身分証明書を持っている中国人は駅の自動発券機で簡単に購入ができますが、外国人は上海駅右手の売り場窓口へパスポート持参で行く必要があります。



駅入り口で手荷物検査を終え、列車番号毎に2階の待合室で待ちます。



改札が始まりました。


乗車券には乗車する本人のパスポート番号が表示され、改札でパスポートとの照合がされます。が建前。

改札が終わりホームへ降ります。


始発駅の場合は問題ありませんが、自分の乗る号車の停車位置がまったく分りません。

今回は1等車に乗りました。



途中駅が2つありますので、最高速度はあまり出せないようです。



新しい蘇州駅です。


飛行場並みの、あまりの巨大さにびっくりしました。

帰りの切符も売り場窓口で購入します。帰りは2等車にしました。



帰りは直通だったので片道20分の乗車時間でしたが、昔に比較するとずいぶんと快適になりました。


新しい発券システムで、駅に屯していた「ダフ屋」は一掃されたのではないでしょうか。

撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL

2005年雲南省の旅(4)シーサンパンナ:上海アーカイブ

2012年10月12日 06時00分00秒 | 旅行
タイ族が住む亜熱帯の地方です。



寺院もタイ風。



舞踊もタイ風ですね。


移動距離も長く、上海から参加したツアー客から中途脱落者も出る8日間の雲南省の旅でしたが、見所満載でした。

撮影日:2005年12月30日
撮影機材:CANON EOS20D+SIGUMA18-50mmF2.8

2005年雲南省の旅(3)麗江:上海アーカイブ

2012年10月05日 06時00分00秒 | 旅行
バスで1日移動、麗江到着は夕方に。

翌朝は晴れ。街の北15kmには万年雪を戴く5000m級の霊峰「玉龍雪山」がそびえます。


ここはヒマラヤ山脈の東端となります。

左手に玉龍雪山を眺めながら、標高3000m以上ある雲杉平までリフトで登ります。



玉龍雪山から流れ出す雪解け水は金沙江となり、長江と合流し中国大陸を東へはるばる6000kmも流れ、山野を潤し上海まで到達します。



撮影日:2005年12月28日
撮影機材:CANON EOS20D+SIGUMA18-50mmF2.8

2005年雲南省の旅(2)大理:上海アーカイブ

2012年09月28日 06時00分00秒 | 旅行

白族(ペー族)の伝統的な踊りを楽しむことができます。



西にそびえる4000m級の蒼山山脈から流れる落ちる雪解け水をたたえた湖(アールハイ)と、温暖な気候が富をもたらしています。



湖では魚も採れ、肥沃な土地では野菜も豊富に採れます。



撮影日:2005年12月27日
撮影機材:CANON EOS20D+SIGUMA18-50mmF2.8


2005年雲南省の旅(1)昆明:上海アーカイブ

2012年09月21日 06時05分00秒 | 旅行
昆明市は「石林:シーリン」が有名です。

昆明市内でバスの車窓から撮影した思い出深い1枚。


女性の生きる力強さを感じさせますね。

雲南省の省都「昆明市:クンミン」。
緯度が低く、高度も1800mある昆明は、年間平均気温が15度と温暖で「春城」とも呼ばれています。

撮影日:2005年12月26日
撮影機材:CANON EOS20D+SIGUMA18-50mm

2005年湖南省張家界の旅:上海アーカイブ

2012年09月14日 06時05分00秒 | 旅行
張家界は1982年、中国の最初の国立公園として江沢民が指定しました。
SF映画「アバター」の撮影地にもなった絶景地です。

景勝地近くでのスナップ。


若夫婦でしょうか。男性の恥らうような表情と、子供の伝統的な「尻割れパンツ」が印象的です。

撮影日:2005年7月20日
撮影機材:CANON EOS20D+SIGUMA18-50mmf2.8

南国の睡蓮:シーサンパンナ熱帯花卉園

2011年02月01日 06時27分55秒 | 旅行
まるで人間が「合掌」しているような「ありがたい花」の姿ですね。

この日は曇り空でしたが、花の色も南国らしく濃い目ですね。



水の上に咲く睡蓮は自由に近づけませんので、望遠レンズと三脚がが欲しいところですが。



白い睡蓮もありました。



咲いている環境はこんな場所です。



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