15:59にスタートした1番の千代流れ。織田信長の夢を表現しています。
15日の本番では未明の4:59に1番目の山が櫛田神社を出発し、旧市街の5キロ(ならしは4キロ)の道のりを駆け抜けます。
2番の恵比須流れ。夫婦円満を現しています。
5分間隔で各流れが出発します。
3番の土居流れ。熊本城主加藤清正公です。
台上がりが赤い「鉄砲」を捧げて、東長寺住職に挨拶しています。
撮影場所は櫛田神社を出てすぐの大博通り。東長寺の住職に挨拶するためこの場所でUターンします。
こちらが山門で挨拶を受けられる東長寺住職。
東長寺は明治以前の神仏混淆時代から櫛田神社との関係が深いそうです。
4番大黒流れ。宋人の貿易商、謝国明に対する恩を表しています。
彼は鎌倉時代前期に博多に移住し、承天寺を建立し聖一国師を開山としてお迎えするなど、博多発展に尽力した博多の大恩人です。
5番東流れ。戦国武将の前田慶次です。
加賀藩前田利家の甥でしたが出奔、京都で趣味人として気ままに生活していましたが、直江兼継と出会い米沢藩に仕えました。
派手な装束で「かぶき者」とよばれましたが、世間の常識や権力には断固屈しない男気の強い生き方をした戦国武将であったとか。
各山笠の先走りが門前の住職に到着の口上を述べて走り去ります。
先走りは将来を担う少年たちが勤めます。
6番中州流れ。
標題は東北の復興を願って「仙台守護独眼竜」です。
最後尾の7番西流れ。神話で天岩屋をこじ開け、天照大神を引っ張り出した怪力の主「天手力男神」。
世の中に明るい光明が射すようにと願いを込められました。
撮影:EOS5D3+EF24-105mmL IS