上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

南国の市場:雲南省シーサンパンナ

2011年01月31日 06時03分28秒 | 旅行
日本にもかつて商店街には必ずあった「荒物屋」ですね。


雑貨屋の店先、と言ってもほとんど露天です。店仕舞いの後、盗難の心配は無いのでしょうか。

売られている野菜類も南国の陽を浴びて色鮮やか。



撮影時刻は夕方の7時前。


そろそろおなかが空く頃、屋台も開店支度。

EOS20D
SIGMA18-50mm F2.8

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寒中お見舞い:南国の香り

2011年01月30日 06時44分43秒 | 旅行
香港の花、バウヒニア。

国境の町シーサンパンナの市場。売られているのは生きた鶏。


南国市場の香り。。。「美しい花が続く」と思われた方にはゴメンナサイね。

道行く人も東南アジア系ですね。



南国の果物。


臭いの強いものもあります。ツアーガイドより「車内には持ち込まないように」と注意がありました。

のんびりと市場の散策。



時間がゆったりと流れて行きます。



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上海の花園:曹家渡花市場

2011年01月29日 06時26分41秒 | 上海街角スナップ
ホテルやサウナのある建物の1-2階が花市場です。



400店あまりの小売商が雑居していて、茂名路の花市場が無くなってからは上海市内1-2の規模だそうです。



切花から鉢植えの蘭や盆栽まで、それぞれ専門があり植物系は何でも売っているようです。


花鳥風月、熱帯魚などの専門店もあります。

真冬でもこれだけの花が売られています。


冠婚葬祭に花は年中必要ですよね。

掘り出し物は赤カブの鉢植え。緑の葉っぱが楽しめそうでが。


成長が楽しみですが、味のほうは分りません。

お目当ては春節に飾る猫柳。色々な色に染められています。



2階は造花やアートフラワーの売り場。



いいものはやはり数百元します。



花以外にも園芸用品や室内装飾の小物も売っています。



マンションなどの購入の贈り物などにもいいかも。


薄暗い室内の撮影ですが、7Dの高感度と手ブレ補正レンズのお陰で、失敗がほとんどなくなりました。

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Shanghai Big Busの場合:上海市内観光

2011年01月28日 06時40分19秒 | 上海街角スナップ
路線図を見ると(1)南京路:新世界城を基点にルートは以下の通り。


(2)上海博物館(3)新天地→(4)淮海中路→(5)静安寺→(6)ポートマンホテル→
(7)玉仏寺→(8)上海美術館→(9)南京路歩行者天国→(10)外灘→(11)老埠頭→
(12)十六浦→(13)豫園→(14)ウエスティンホテル→(15)人民広場
十六浦から→浦東の路線(青色の16→19)もあるようです。

恐らく好きなバスストップで乗り降りして目的施設を観光し、次に来るバスに乗って移動するのでしょう。


短い時間で効率的に観光するには良さそうですが、全ての施設を見学すると1日では時間が足らないと思います。

以前は観光施設には入場しませんが、3元で乗れた同じ車両の路線バスがありました。


このコースで1日フリー切符と思えばいいのでしょうが、上海に始めて来て地理感と時間感の無い方の利用はちょっと無理かもしれません。

全てを回る交通費と、更に金茂大厦展望室(80元)の入場券が含まれていればちょっと得のようですが。


上海に住む知人を訪ねて来た方が「知人と一緒に観光」か、2回目に個人旅行で来た方の利用が無難だと思います。

こちらは春秋旅行社が運行する都市観光旅遊1線の2階建てバス。初乗り後24時間以内で30元だそうです。


ルートや値段は予告無しに変わることもあるので、ご利用の場合は再度確認してください。

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やっぱり外灘:上海は空いています。

2011年01月27日 06時47分50秒 | 上海街角スナップ
写真撮影に熱中していると、誰かに荷物を持っていかれますよ。

国内旅行者でしょうか。



黄浦江の流れは変わりません。



堤防の遊歩道も広くなりました。



国慶節の時などは百万人の人出があるそうですが。



車道が一部地下道となり、堤防下も歩道が広がりました。


こんなに空いている外灘は初めてです。春節前が上海旅行の穴場かな。

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上海鳥瞰図:新錦江酒店42階

2011年01月26日 06時34分45秒 | 上海街角スナップ
42階は回転展望レストランになっていますが、昼間は営業していないようです。

北側には延安路の高架道路が見えます。



長楽路からは見えませんが、北側には再開発が進んでいます。



東側には浦東地区の高層ビルが見えます。



南東方向ですが、遠くにびっしりと高層マンションが建ち並んでいるのが見えます。


中心部は土地代も高かったのでしょう、商業ビルの再開発がこれから始まるようです。

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曹宝路の食品博覧会:上海の年末恒例風物詩

2011年01月25日 06時51分54秒 | 上海街角スナップ
大きな展覧会場で開催されます。



会場は混雑で通路を歩くのも一苦労。



遠く雲南省からは塩肉の出展。



こちらは南の福建省から特産の桂圓の出展。



昨年夏旅行した寧夏の特産は、漢方薬にも使われるクコの実です。



物資が無い時代を経験した上海人は、毎年当然のように物産展に足が向くのでしょう。


今は物資が溢れかえっていますが。

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波静か:春の海

2011年01月24日 06時35分44秒 | ふるさとの風景
対岸の山は可也山(小富士)。麓に住んでいました。

唐津湾の沖に浮かぶのは姫島。糸島市に含まれ、市営の定期船が運航されています。


幕末、長州の政変を逃れた高杉晋作をかくまった罪で、野村望東庵が黒田藩により流された島として歴史にその名が刻まれています。

昨年の1月24日に撮影。今年は「波静か」な年であって欲しいものです。

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閘北区の優秀歴史建築(3):会審公堂/国民政府高等法院

2011年01月23日 06時43分54秒 | 上海優秀歴史建築
最近まで医療機器の工場として使用されていたようですが、今は門が硬く閉ざされています。



北側にある門が開いていたので2つの建物の間に入ってみました。


会審公堂は資料によれば3棟あった内の1棟が現存しているそうですが、確認できませんでした。

租界時代に中国人が参加した司法機関として歴史的にも貴重な建築物ですが、放置されているのは残念なことです。



当時の建物の写真。


「弄堂」より

当時の裁判風景。


「弄堂」より

建物が残っていれば、歴史もいつかは思い出されるでしょう。



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閘北区の優秀歴史建築(2):梁氏民宅

2011年01月22日 06時31分13秒 | 上海優秀歴史建築
清代末期の建設で、中華風と西欧風の折衷様式を持っているそうです。



文化大革命の後はしばらく某企業が使用していたとか。



西洋風の概観とその豪華さが、当時市民の批判を浴びたのかもしれません。



1987年には持ち主に返還されたそうです。



これほど立派な石庫門住宅は今まで見たことがありません。


狭い路地で、全体像を撮影するポジションが取れないのが残念でした。

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閘北区の優秀歴史建築(1):慎余里

2011年01月21日 06時14分01秒 | 上海優秀歴史建築
天潼路の一帯は租界時代は「唐家弄」と呼ばれ、共同租界に含まれていたので2度の上海事変の戦火が及びませんでした。

天潼路847弄に慎余里はあります。



1860年前後、農村地帯だったこの地に「唐」姓を持った商人が来て石灰の商売を始めたとか。


天潼路の南側には唐家弄の名前が今でも残っています。

通りから小区へ入ると、頑丈なレンガ作りの石庫門住宅が残っています。


掲示板の下には井戸の跡が残っていますが、井戸が使用された当時は井戸端会議に花が咲いたことでしょう。

黒いレンガに蔦が絡まっています。


夏には緑色の葉が茂り、暑さを防いでくれるのでしょう。

租界が住民と建物を戦火から守ったのですね。


その後太平洋戦争の勃発で、共同租界は日本に占領されてしまいます。

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曲阜路はギャラリー:消えてしまった風景

2011年01月20日 06時55分22秒 | 上海街角スナップ
地下鉄曲阜路駅を降り、曲阜路を少し東へ進んだ辺りにある建物の一階の壁面に、古い町並み写真の展示が在りました。

1909年建築の古い鉄道上海北駅です。



2度目の上海事変の時、旧日本軍との戦闘ですっかり破壊されました。


今は復元され、鉄道博物館となって開放されています。

右は1987年に開業した現在の上海駅。


旧上海北駅よりも西側に建設されました。

当時の市民生活の様子です。


日本の昭和初期の下町風景に似て、懐かしい思いがします。

上海タワーの下にある歴史博物館にも展示がありますが、1950年頃までこの辺りは上海最大の貧民窟だったそうです。


地域には電気も水道も無く不衛生で、住民は「蕃瓜弄はまるで暗渠、三歩歩いて1回おじぎをする」と不平を言ったとか。

すぐ南には蘇州河が流れており、沿岸にはこのような倉庫が建ち並んでいたようです。



租界当時も蘇州河は上海市発展のシンボルだったのでしょう。


「100年ぶりに河底の浚渫が始まった」と、最近TVが報道していました。投棄された「お宝」がざくざくと出てくるかもしれませんね。(笑)

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七浦路を歩く:再開発の瀬戸際

2011年01月19日 06時45分47秒 | 上海街角スナップ
南北に走る浙江北路と七浦路が交差する辺りから東側が問屋街です。



浙江北路近くまで再開発が進んで来ました。



上海には衣服以外にも家具や金物など色々な大小の問屋街があり、古くからの商業都市であったことが伺えます。



南北に走る福建北路との交差点付近。



古い店が残るのは、やはり安くて買う客がいるからでしょうね。



ちょうどこの辺りが再開発の瀬戸際です。



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開封路を歩く:再開発を待つ裏通り

2011年01月18日 06時36分33秒 | 上海街角スナップ
曲阜路駅の駅ビルのすぐ北側から東へ歩きます。

この地区は共同租界に含まれていたので、恐らく上海事変での破壊を免れたと思いますが、石庫門風の集合住宅が残っています。



こちらは空き家で、取り壊すのを待つだけの住宅のようです。



撤去間近で最後の春節となるのでしょうか、魚屋の店先には上海恒例の干魚が吊るされています。



まだ、上海人の古い習慣が残り、毎日の営みが送られているのですね。



清明時代の開封の都の繁栄には及びませんが、小さな商店が並んでいます。


中国でも有名な都市の名前を持つ通りは、租界時代はきっと繁栄していたのでしょうね。

南側の建物は全て撤去され空き地で、日当たりがよくなっています。



甘粛路に突き当たり開封路は終わります。


更に東へ歩くと、七浦路の服飾街になります。

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蒙古路を歩く:わずかに残る旧上海の面影

2011年01月17日 06時26分21秒 | 上海街角スナップ
東に向かって歩きます。

木造の低層住宅は、昭和日本の長屋のような風情があります。



国慶路を横切りさらに東へ歩きます。



屋根には明り取りの窓が造られているのが、上海風長屋の特徴です。



地震や台風などの自然災害がないので、古い住宅も倒壊せずに残っているのでしょう。



小さな市場があり、生活感が伝わります。


西蔵北路で蒙古路は終わり、開封路となります。

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