上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

夏の高原ドライブ(1):大分県九重町「夢大吊り橋」

2013年07月31日 06時00分00秒 | 国内旅行
大分自動車道の九重ICで降り、約30分ほどで到着です。



四季折々、付近は見どころ満載ですね。



深い谷の上に架けられています。



標高777mの吊り橋は谷底から気持ちの良い風が吹いて来ます。



山と滝が見える絶好の場所です。



右手に雄滝。



左手に雌滝。



真ん中の子供の滝は雨不足で水がありません。



この後は九重連山を超えて「高千穂峡」へ向かいます。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS

筑後平野の虹(4):水郷「柳川」

2013年07月29日 06時00分00秒 | 国内旅行
川下り(運河)が有名です。


最近はOLから転職した若い女性の船頭さんも活躍しているそうです。

歴史的な見どころも多く、町歩きも面白そうです。


詩人、北原白秋の故郷としても有名です。

白壁の倉庫と運河の景観が保存されています。



観光協会に展示してある「さげもん」。


おひなさまと一緒に各家庭で手作りし飾るそうです。

ウナギ料理も有名です。



こちらは北原白秋の生家。



旧藩主「立花邸御花」の洋館。




撮影:CANON Powershot S100

筑後平野の虹(3):大刀洗平和記念館

2013年07月27日 06時00分00秒 | 国内旅行
特攻機の実機なども展示されていますが、残念ながら撮影禁止でした。

世界で唯一現存するゼロ戦32型機の由緒書き。



サイパンで発見された同機は、昭和58年に40年の時を経て博多に陸揚げされました。



床には現在の地図に当時の飛行場の位置が書き込まれています。



大刀洗飛行場の歴史がパネルにまとめられています。



少年飛行学校もあり、当時の憧れの場所だったようです。



飛行場ができる前はわずか7戸の町も人口が増え発展しました。



敗戦が色濃くなり、米軍の爆撃を受け子供を含めた町民たちが犠牲になりました。



プラモデル少年だった私も知らない、終戦間近の新型迎撃機。


B29の迎撃が目的でしたが、試験飛行中に終戦を迎えました。

このほかにも知らなかった飛行機の模型が沢山展示されています。



撮影:CANON Powershot S100




筑後平野の虹(2):秋月城跡

2013年07月24日 06時00分00秒 | 国内旅行
秋月の由来。



当時の城下町はなかなかの規模だったようです。



当時の建物が美術館になっています。



秋月郷土館。


黒田家のゆかりの品々と美術品が展示してあるそうです。

秋月城前のメインストリート「杉の馬場」。


桜の季節にはぜひ訪れてみたいものです。

長屋門。


絵になる風景ですね。

黒門。


紅葉が似合いそうです。

水が良いのでしょう、蕎麦や豆腐が名物のようです。



初めて知りましたが、ジェンナーより早く種痘を実施したそうです。


当時から日本の医学も進歩していたのですね。

撮影:CANON Powershot S100

筑後平野の虹(1):朝倉三連水車

2013年07月22日 06時00分00秒 | 国内旅行
最初に訪れたのは「朝倉三連水車」。



説明によると、これは灌漑用の水車で「モーター駆動式」とのことです。



下流側にもまだ、いくつかの水車があるようです。



下流にある水車は田植え時期には現在も現役で稼働しています。



200年もの間田畑を潤して、筑後平野を有数の穀倉地帯にしているそうです。



撮影:CANON Powershot S100

追い山:博多区下呉服町

2013年07月17日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
今年の1番山笠「恵比寿流」。


来年は今年の1番流れが7番流れとなり、2番以降の流がそれぞれ順番に繰り上がります。

2番「土居流」


やはり本番の「追い山」は「追い山ならし」とは気迫が違います。

3番「大黒流」


櫛田神社に近い地下鉄「祇園」駅で降りたのですが、
地上の大博通りは身動きもできない人ごみで、とても撮影できるような状態ではありませんでした。

4番「東流」。コースタイムは30分を切り今年1番でした。


比較的すいている御供所通りを北上し、昭和通り付近で撮影しました。ここは東流の地元なので大きな声援が飛びます。

5番「中洲流」


地元テレビ局では午前4時から生中継が放送されます。

6番「西流」


日の出が近づき、少し周りが明るくなってきました。

7番「千代流」


御笠川右岸の千代流も地元に近いので、声援が多いようです。

レースが終わり集合場所に全員が集まります。


子供たちの顔も緊張が取れ充実感が漂っています。

山笠を担ぐパパの声援でしょうか。


大人になっても今日のことはきっと覚えているでしょうね。


飾り山も曳山もすぐ解体され、来年はまた新しい表題が製作されます。


山笠が終われば暑く長い夏が始まります。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS

追い山ならし(2):博多区祇園町

2013年07月15日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
山笠の掛け声は2つあり、ゆっくり走る時は「おっしょい」、スピードが出ている時は短めの「オイサー」になります。

2番「土居流」。


「土居町」の町名は消えましたが、「土居通り」の呼び名は今も残っています。

表題は「忠誠真愛武士魂」。(ちゅうせいしんあい もののふのこころ)


幕末の会津藩主「松平容保」がテーマです。

本番の追い山では「表」と「送り」に計6名の台上りが乗ります。
地元代表の「総務」や「副総務」の他に、中学校長や警察署長、会社代表に直木賞作家などさまざまな肩書の地元著名人の方々が乗ります。

3番「大黒流」



表題は「威風堂々忠義漢」


黒田官兵衛、長政に仕えた藩士、黒田節の主人公「母里太兵衛」がテーマです。

4番「東流」。


太博通りの東側が旧東町筋。

表題は「天女降臨払暗雲」(てんにょこうりん あんうんをはらう)弁財天が現れ、世の中、明るくなって欲しいものです。


東流は飾り山も展示されています。

5番「中洲流」。


飾り山もあります。

表題は「武勇長政公」。


初代福岡藩主「黒田長政」がモデルです。
石田三成と対立し、西軍の小早川や吉川等を寝返らせ、家康から一番の功労者として筑前名島に五十二万三千石を与えられました。

6番「西流」。


大博通りの西側が旧西町筋。

表題は「蘭陵王」


中国南北朝時代(6世紀)の武将。やさしい顔立ちだったため、出陣時には「猛々しい面」を付けたと伝えられています。

しんがり7番「千代流」。


飾り山笠も展示されています。

表題は「英傑傾天下尚潔」(えいけつ てんかにかぶいて なおいさぎよし)


まるで槍を突き刺すような走りっぷりですね。

現在、全流れは17ですが、レースに参加する曳山は内7流れで豊臣秀吉の時代から続いています。
動かない「飾り山」と違い、数百人から千人以上の大勢の住民の参加がなければ「曳山」は成り立ちません。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS

追い山ならし(1):博多区祇園町

2013年07月13日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
今年の1番山笠は「恵比寿流れ」です。最近は各流れに女の子も参加しています。

町内の看板を掲げた子供たちの「先駆け」です。



大人たちに担がれた「舁き山笠」がやってきました。



表題は「見義不為無勇也」。


「義を見てせざるは勇無きなり」孔子のお言葉だそうです。

沿道からは声援や拍手とともに「勢い水」がかけられます。


人形のモデルは平安時代の武将「渡辺綱」。
大江山の酒呑童子退治や京都の一条戻り橋の上で鬼の腕を切り落としたと伝えられています。

前後に「台上り」が乗り、男衆のリズムをとります。


15日早朝に行われる「追い山」では前後6名が台上りとなります。

親子3代で参加されているのでしょうか。


貴重な伝統を大切に引き継いでいかなければなりませんね。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS

飾り山巡り(6):博多区博多駅前

2013年07月12日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
表は今年のNHK大河ドラマの「八重の桜」がテーマです。



表題の解説。



見送りはサザエさんです。



表題の解説。


サザエさんの生みの親長谷川町子さんは福岡に在住中、福岡の地方紙にサザエさんを連載しました。

重さ1トンほどの山を支える台の構造の説明がありました。


8日までに舁き山の飾り付けが終わり、最終日の15日目指し、10日からはいよいよ舁き山が動き出します。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS

飾り山巡り(5):博多区「櫛田神社」

2013年07月11日 06時00分00秒 | ふるさとの風景

西暦757年の創建と言う格調高い本殿です。



本殿の左手にある常設の飾り山。表は「剛弓一箭源為朝」。



見送りは「神武東征熊野譚」。


神話では、天皇は九州から東へ移動したことになりますね。

今境内は山笠の最終日15日早朝に行われる「追い山」の準備ができています。



山笠が通過する道順に3か所の「清道」があります。


2箇所目は櫛田神社の兄弟寺「東長寺」前、3か所目は山笠発祥の地「承天寺」前です。

追い山の出発点です。


報道や関係者などが詰める桟敷が設置されています。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS



飾り山巡り(4):博多区「キャナルシティ博多」

2013年07月10日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
表は歌舞伎の18番「勧進帳」



見送りは中国4大古典の一つ「西遊記」



表題の解説。



キャナル(運河)があって夕涼みにはもってこいの場所です。



運河からは噴水ショーも行われます。



キャナルシティにある飾り山の最大の特徴は、2階以上のテラスから見下ろせることです。


立体的に山笠を楽しめます。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mm F4 L IS

飾り山巡り(3):博多区上川端通り

2013年07月09日 06時00分00秒 | ふるさとの風景

櫛田神社側(南側)に表があります。


こちらも黒田勘兵衛がテーマです。

表題の解説。



送りは博多人形の創始者「正木宗七」がテーマです。



表題の解説。



博多の市中は祭り一色です。



商店街の北側には大黒流れの舁き山が披露されます。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mm F4 L IS

飾り山巡り(1):博多区呉服町

2013年07月07日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
呉服町の交差点にあるのが4番「東流れ」。

東流れは7つの「舁き山」の一つです。



表は「天下取り先人の誉」



表題の解説。


秀吉の軍師だった「黒田官兵衛」は秀吉の「大返し」を注進したとか。来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」がテーマですね。

見送りは「天孫降臨高天原」



表題の解説。



山笠の起源なども掲示されていました。




撮影:CANON EOS5DIII +EF24-105mmF4 L IS