上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

なのくに歴史散歩(2):ビール工場の古墳「東光寺剣塚古墳」

2013年09月14日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
ビール工場の正面とは反対側、工場の東北にある通用口の受付で古墳の見学を申し込むと、敷地内に入ることができます。


敷地は那珂川と御笠川の間にある10mほどの台地になります。

古墳の長さは75m、全円部直径46m、前方部幅は50m、高さは5.5mあります。



古墳の周りには周濠が三重に巡らされており、全体の長さは126mあったと推測されています。



敷地内には立派な神社があります。



順路に沿って森の中を歩きます。



しばらく歩くと横穴式石室の入り口があります。


石室の中から石棺と副葬品の刀、鏃、勾玉と男女や馬の埴輪が出土しました。

古墳は6世紀中頃の造営と考えられています。

1988年にはこの古墳のすぐ北に、更に100年前後古い長さ30mの「剣塚北古墳」の跡が発見されました。


撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ごーさん)
2013-09-14 12:52:01
ビール工場の中に古墳と神社があるのは珍しいですね

学校の学習とか一般の見学客も多いのではないですか?
返信する
ごーさん (haichaolu)
2013-09-15 09:05:52
今日は。
ビール工場の場所は台地で地盤もよく、川が近いので地下水も豊富だったのではないでしょうか。
大昔の人が住んでいた場所は、生活環境も良かったのでしょう。
見学者のために工場側も説明書や記念シールなどを準備しています。
駅側には工場経営のレストランもありますし、ビール工場の見学もできるようです。。
返信する

コメントを投稿