「アレクサ! 朝のクラシックをかけて」と音楽を聴きながら長男の傍らで編み物。
暫くしてリストの「ラ・カンパネラ」のピアノ曲が流れてきた途端、思わず涙が。
私もこの曲を演奏会で弾いたっけ。
練習中にピアノの弦が切れてしまったっけ。
ありありと思い出し、今は遠い昔のこと。
長男の病気と寄り添うことを決めてから、きっぱりとピアノは諦め、グランドピアノも手放したはずなのに、今更いったいこの涙は何? この虚しさは何? この悔しさは何?
しばし、自分の正直な心に寄り添いながら癒やしの時を過ごしました。