祈り会(1/16)で鈴木結生さんの芥川賞受賞を知った。
鈴木牧人先生(郡山コスモス通り教会牧師)ご一家をJOYチャペルにお招きしたことを思い出す。
一人息子の結生さんは当時小学生だった。
東日本大震災後、原発汚染の混乱の中で教会員に寄り添っておられたご家族。
記憶をたどりながら過去記録を探してみた。
あった!!
2012年11月18日「特別礼拝」で牧人牧師のメッセージ、加織夫人の特別賛美、伴奏は私だった。
当時の私のblogも、そして加織夫人からのお礼状も見つかった。
それによると、私たち家族はその前にも一度沖縄でお会いしているのだった。
那覇新都心教会で開催された「障がい者と教会委員会」日出海はメンバー、鈴木先生は役員。
すっかり忘れていたあの事、この事。
加織夫人のお話を思い出す。
「父(当時未信者)が、原発汚染を心配して沖縄に戻ってくるように勧めてくれるけど、今わたしたちは福島の人たちを見捨ててここを出るわけにはいかない。イエス様に遣わされた教会だから」
その後、頑なだったお父様がイエス様を信じるのだけれど、その時の信仰告白が手紙にある。
『娘たちは、父である自分より、確かな神様の護りの内にある動かされない信仰の父に護られ、その土台に立っていて、また多くの兄弟姉妹方に支えられて生きている。この世の頼りなきものではなく、変わることのない神様に委ねて生きる信仰 というものを、改めて考えさせられた…。』
そして翌年、2013年9月日出海のJOYチャペル転入会、同年12月に夫のバプテスマ。
鈴木結生さんの芥川賞受賞がきっかけで神様の恵みを再び噛みしめることができた。
日出海を天国に送ってから半年が過ぎようとしている。
わたしの日常はすっかり様変わり。
仕事も奉仕も全て手放し自分のことは二の次だったから、この頃の私はクロノスが狂っている。
次男が家事一切を担い「母さんは好きなことをして良いよ」と、嬉しいけど?? まだ暗中模索。
あんなに忙しかった毎時間毎分だったのに、毎日ノンビリだら~りと時を刻む。
日出海のまわりに何度も何度も起こる神様の不思議や奇跡、昨今はそれもない。
しかし、待てよ!
主の恵みは「今このとき」だけではない。
「過去」の恵みを忘れず反芻することももっと大切ではないかと心を刺す。
鈴木結生さん、受賞おめでとうございます。そして有難う。
祈りのカードに追加します。
新生讃美歌103番
- 望みも消え行(ゆ)くまでに 世の嵐に悩むとき
数えてみよ主の恵み 汝(な)が心は安きを得ん
数えよ主の恵み 数えよ主の恵み
数えよ一つずつ 数えてみよ主の恵み