長男は昨夜、緊急オペになり「気管切開」しました。
神様のなさる業に圧倒されっぱなしの私でした。
以下詳細(長文ですけれど、神様の凄ワザを記します)
体調も良く、散髪をして、自分の名前を看護師さんに言えたと喜んでいた先週の金曜日。
医師からも発語が戻って良かったと喜んで頂きました。
しかし、実はもう一つ問題があると告げられました。
前日、たんが喉につまり窒息死寸前だったこと、助かったのは偶然で今後も起こりうること、従って気管切開をしないと命が危ないこと、気管切開をすると声が出なくなるとの説明でした。
「会話ができるようにしてください」との祈りが聞かれ、喜んでいた矢先のことでした。
命に関わる選択をしなくてはなりません。夫ともその事を口にすることすら怖い日々でした。
眠れない数日、M.K医師に一部始終をメールで報告したところ、「外来にいらっしゃいませんか」と返事を頂いたのが2日(月)。
月曜日、長男は痰が詰まって息ができず、吸引を重ねても苦しみが続いています。
夕方、病院からM.K医師のところに行き、最終診察を待って話しを聞いて頂きました。
「気管切開と胃瘻の二つは日出海君の病状を楽にするための手段、最善を尽くしてあげましょう。それでも症状が回復しないなら、神さまが天国にいらっしゃいとおっしゃっているのでしょう。早く切開をしてあげるように。」とのアドバイスでした。
Kクリニックを出た私たちはその足(車)で、病室へと引き返しました。
担当医に是非と面会を求め、気管切開を承諾、できるだけ早く手術をと依頼しました。
昨日3/3(火)、珍しく休みが取れた次男も一緒に病室に行きました。
益々息が苦しそうで、誰ひとり帰ろうと言わず、いつまでも長男のそばに居続けました。
6時、外来が終わった頃でしょうか、耳鼻咽喉科の医師が気管切開の診察にと来られました。
鼻から小さなカメラを入れて気管内部をチェック。
「何故かわからないけれど、声帯が閉じたままだ。早急に手術をしないと息ができなくなる」と言って一旦退座されました。
直ぐに3人の耳鼻科医、神経内科の担当医3人が長男の病室に集まり、看護師も一緒に慌ただしい動きになり、オペが出来るかどうかの確認が始まりました。
手術をする医師団の確認。
「今」を逃したら3日後になる。それでは遅すぎる。これから直ぐなら全員揃っているので出来る。
手術室の確認。幸いにも空いていた。
麻酔科の医師の在中。OK
手術の家族承諾サインが必要。
「ハイ!何時になってもここに居ます。」と私たち。
こうして1時間も経たないうちに、すべての準備は整い、7時からオペが始まりました。
その間、I牧師、M牧師の携帯に緊急オペの報告とお祈りのリクエストをお願いしました。
8時に手術は終わり、事前説明のあったアクシデントは何もなく「順調」と告げられました。
この手術中の1時間、私の心は実に平安でした。
神様のご配慮(
)の一つ一つを思い出して、感動と感謝であっという間の1時間でした。
このうちどれが欠けてもオペはできなかったし、日出海の苦しみは今も続いていたか、或いは永遠に解放されていたか・・・
めったに病室に来られないA主治医も来てくださって「昨夜、お願いに来られたのは幸いだった。万事がうまくいきました。K医師に良いアドバイスをしていただきましたね。」と、おっしゃって頂きました。
病室の長男はまだ術後の痛みがあるのでしょうが、吐く息、吸う息は静かで清らかでした。