最近の赤ちゃんの顔を見ると、生後一か月というのに、目はぱっちりと鼻筋も通り、みな顔が整っていて、とてもきれいだ。
私の知人が男の子を出産した際、ひと月後の赤ちゃんの写真をメールで送ってくれたのだが、生後一か月で、こんなに目もぱっちりでかわいらしく、きれいな顔をしているのかと仰天した。
おまけにすでに家族と会話を交わしていそうなくらい、しっかりとした顔なのだ。
父親が撮影した、生後一か月くらいの私が、祖母にたらいの、お風呂にいれてもらっている写真が手元に残っている。
しかし、これが我ながら「なんだこりゃ?」と言いたくなるくらい、妙な生き物なのだ。
これが今の自分になったなんて、想像できない。
顔はしわくちゃのくっちゃくちゃで、もちろん表情が読み取れるわけもない。
60年以上前の自分の顔を眺めていると、しみじみ「人間の祖先はサルなんだなぁ」と深く納得せざるおえない。
私だけがサルに近かったわけではなく、当時の大半の赤ちゃんがそうだったと思うし、ヒトの顔になるまで時間がかかった。
しかし今の赤ちゃんは、そのサル度がゼロで、生まれてすぐ、ヒトの顔になっているのだ。
昔は学年に一人はいた、運動会でヒーローになる、運動神経抜群のサルに似ている顔立ちの子など、最近は見かけた記憶がない。
みんなすっとしたきれいな顔立ちの子供ばかりで、おまけにスタイルがいい。
つづく
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