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おっさんの品格
阪神優勝
2023年11月5日、岡田彰布監督率いる阪神タイガースが、
38年振り2度目のプロ野球日本一に輝きました。
わたしは基本的に、プロ野球にそれほど興味のある人間ではありません。
なのですが、11/5 の3日前の 11/2、たまたまつけた TV で、
阪神 vs オリックスの日本シリーズ中継をやっていました。
何やらいつもとは違う雰囲気が、画面から伝わってきて、
よく見ると、阪神が38年振りの日本一なるか?! と言っているではないですか。
阪神タイガースが、1985年以来の38年振りの日本一に、王手をかけている。
なるほど、それでこんなに盛り上がっているのか、と理解できました。
因みにですが、西日本出身の人間は、「阪神」という言葉に一種独特の感覚を抱いています。
たぶんですが、きっとそうに違いないと思います。
それには、ぶっちゃけ、弱い阪神を馬鹿にする気持ちが含まれていると思います。
(阪神タイガースファンのみなさん、すいません)
11/2 の阪神 vs オリックスの中継を見ながら、
わたしも最初は、そんな風に斜に構えた気持ちでした。
しかし、「38年振りの日本一」を知ったとき、ある思いが去来したのでした。
振り返れば ・・・・
その昔、阪神タイガースがとても強かった時代がありました。
長島・王が全盛だった、V9 の頃の強かった読売ジャイアンツと、
熾烈なライバル抗争を繰り広げ、「伝統の巨人阪神戦」と言われました。
長嶋茂雄が展覧試合で放ったサヨナラホームラン。
あの試合も、ピッチャー村山実の阪神タイガースが相手を務めました。
そんな光輝く黄金時代が、阪神タイガースにもありました。
それがいつの間にか ・・・・
阪神といえば、弱くて勝てないダメ球団の代名詞のようになりました。
強かった頃の阪神タイガースは、もう遠い昔。
阪神ファンの人たちも、それを見越したうえで、半分自虐的に応援しているように思えました。
(もし違っていたら、すいません)
たまにリーグ優勝したかと思えば、道頓堀川に飛び込んで、どんちゃん騒ぎ。
ファンのそういう気質も含めて、阪神だよなあ(笑)、という
そんな感覚を、わたしは持っていました。
そんな弱い阪神タイガースが、突然変異を起こして強くなったのが、1985年。
今から38年前のことでした。
「神様仏様バース様」とまで言われた、守護神ランディー・バースの活躍が決め手でした。
バース・掛布・岡田の「ニューダイナマイト打線」の手の施し様のなさといったら、
それはもう凄いものだったらしいです。
らしいです、と言うのはつまり、
あの当時もわたしは、プロ野球に大して興味がありませんでした。
1985年当時、わたしは高校3年生でした。
わたしがちょうど、洋楽にハマって間もない頃でした。
そしてあの頃は、洋楽のヒット曲の PV を流してくれる TV 番組が花盛りでした。
・・・・ 等々、MTV 系の洋楽番組を、受験勉強の合間に見るのが、何よりの楽しみでした。
1985年の阪神リーグ優勝が決まった 10/16(水) も、
あれは確かポッパーズ MTV を見るため、夜に TV をつけたのでしたが、
阪神が21年振りにリーグ優勝したとかで、ポッパーズ MTV が急遽差し替えられ、
阪神優勝の記念特番みたいなのをやっていました。
「何が阪神優勝なら、どうでもええんじゃ」
楽しみにしていた洋楽番組が急遽中止になった腹いせが収まらず、
「何が阪神優勝なら」「どうでもええんじゃ」「アホか」と、
1000回くらいしつこく愚痴ってキレまくったのでした(笑)
あの1985年は、日航機墜落事故など、本当にいろんなことがありました。
大学受験を控えた時期だったこともあり、今でも忘れられない一年です。
あれから時を隔てた2023年。
あのとき高校3年生だったわたしも、定年まであと少しのおっさんとなりました。
相変わらず、プロ野球にはそれほど興味がなく、
11/2 にたまたまつけた TV で、阪神が38年振り日本一目前と知ったときも、
最初は「おお、阪神が久し振りに優勝かw」くらいにしか思わなかったのですが、
38年前の阪神優勝といえば ・・・・
と、あのポッパーズMTV事件のことを思い出したとき、
38年という時の流れが、実感として肌身に迫ってきたのでした。
そうなると、そういうのにからきし弱いわたしは、
38年前とは打って変わって、阪神を祝福したい気持ちに包まれていき、
11/5 の中継もリアルタイムで観戦して、阪神38年振り日本一の瞬間を見届けました。
チームを率いるのが岡田監督であるのも、大きなポイントですよね。
1985年の阪神優勝の実際の立役者であると同時に、その歴史を今に伝えてくれる存在です。
TV の中継を見ていて、岡田監督の姿が映し出されるたびに、
何でしょう、個人的にちょっとグッとくるものがありましたですね。
阪神の選手も今では世代が入れ替わって、みんなシュッとした今風の選手ばかりになりました。
昔はいわゆる「関西のノリ」的なクセのある選手が多かったと思いますが。
応援するファンも、球場のスタンド席の様子を見た限り、マナーへの配慮が伝わってきます。
これも時代の流れなのでしょうか。
でも、昔からある阪神特有の「らしさ」を、球団の伝統として忘れないでほしいなと思います。
泥臭くてズンドコ、それでこそ阪神(笑)
その意味で、11/5 に日本一が決定した瞬間の TV 中継のテロップの泥臭い感じは、
阪神によく似合っていたと個人的に思います。
38年振り2度目のプロ野球日本一に輝きました。
わたしは基本的に、プロ野球にそれほど興味のある人間ではありません。
なのですが、11/5 の3日前の 11/2、たまたまつけた TV で、
阪神 vs オリックスの日本シリーズ中継をやっていました。
何やらいつもとは違う雰囲気が、画面から伝わってきて、
よく見ると、阪神が38年振りの日本一なるか?! と言っているではないですか。
阪神タイガースが、1985年以来の38年振りの日本一に、王手をかけている。
なるほど、それでこんなに盛り上がっているのか、と理解できました。
因みにですが、西日本出身の人間は、「阪神」という言葉に一種独特の感覚を抱いています。
たぶんですが、きっとそうに違いないと思います。
それには、ぶっちゃけ、弱い阪神を馬鹿にする気持ちが含まれていると思います。
(阪神タイガースファンのみなさん、すいません)
11/2 の阪神 vs オリックスの中継を見ながら、
わたしも最初は、そんな風に斜に構えた気持ちでした。
しかし、「38年振りの日本一」を知ったとき、ある思いが去来したのでした。
振り返れば ・・・・
その昔、阪神タイガースがとても強かった時代がありました。
長島・王が全盛だった、V9 の頃の強かった読売ジャイアンツと、
熾烈なライバル抗争を繰り広げ、「伝統の巨人阪神戦」と言われました。
長嶋茂雄が展覧試合で放ったサヨナラホームラン。
あの試合も、ピッチャー村山実の阪神タイガースが相手を務めました。
そんな光輝く黄金時代が、阪神タイガースにもありました。
それがいつの間にか ・・・・
阪神といえば、弱くて勝てないダメ球団の代名詞のようになりました。
強かった頃の阪神タイガースは、もう遠い昔。
阪神ファンの人たちも、それを見越したうえで、半分自虐的に応援しているように思えました。
(もし違っていたら、すいません)
たまにリーグ優勝したかと思えば、道頓堀川に飛び込んで、どんちゃん騒ぎ。
ファンのそういう気質も含めて、阪神だよなあ(笑)、という
そんな感覚を、わたしは持っていました。
そんな弱い阪神タイガースが、突然変異を起こして強くなったのが、1985年。
今から38年前のことでした。
「神様仏様バース様」とまで言われた、守護神ランディー・バースの活躍が決め手でした。
バース・掛布・岡田の「ニューダイナマイト打線」の手の施し様のなさといったら、
それはもう凄いものだったらしいです。
らしいです、と言うのはつまり、
あの当時もわたしは、プロ野球に大して興味がありませんでした。
1985年当時、わたしは高校3年生でした。
わたしがちょうど、洋楽にハマって間もない頃でした。
そしてあの頃は、洋楽のヒット曲の PV を流してくれる TV 番組が花盛りでした。
本家 MTV(マイケル富岡の司会だったような)
ピーターバラカンのポッパーズ MTV
全米 Billboard Top 100(40 だったかも)
小林克也のベストヒット USA
ピーターバラカンのポッパーズ MTV
全米 Billboard Top 100(40 だったかも)
小林克也のベストヒット USA
・・・・ 等々、MTV 系の洋楽番組を、受験勉強の合間に見るのが、何よりの楽しみでした。
1985年の阪神リーグ優勝が決まった 10/16(水) も、
あれは確かポッパーズ MTV を見るため、夜に TV をつけたのでしたが、
阪神が21年振りにリーグ優勝したとかで、ポッパーズ MTV が急遽差し替えられ、
阪神優勝の記念特番みたいなのをやっていました。
「何が阪神優勝なら、どうでもええんじゃ」
楽しみにしていた洋楽番組が急遽中止になった腹いせが収まらず、
「何が阪神優勝なら」「どうでもええんじゃ」「アホか」と、
1000回くらいしつこく愚痴ってキレまくったのでした(笑)
あの1985年は、日航機墜落事故など、本当にいろんなことがありました。
大学受験を控えた時期だったこともあり、今でも忘れられない一年です。
あれから時を隔てた2023年。
あのとき高校3年生だったわたしも、定年まであと少しのおっさんとなりました。
相変わらず、プロ野球にはそれほど興味がなく、
11/2 にたまたまつけた TV で、阪神が38年振り日本一目前と知ったときも、
最初は「おお、阪神が久し振りに優勝かw」くらいにしか思わなかったのですが、
38年前の阪神優勝といえば ・・・・
と、あのポッパーズMTV事件のことを思い出したとき、
38年という時の流れが、実感として肌身に迫ってきたのでした。
そうなると、そういうのにからきし弱いわたしは、
38年前とは打って変わって、阪神を祝福したい気持ちに包まれていき、
11/5 の中継もリアルタイムで観戦して、阪神38年振り日本一の瞬間を見届けました。
チームを率いるのが岡田監督であるのも、大きなポイントですよね。
1985年の阪神優勝の実際の立役者であると同時に、その歴史を今に伝えてくれる存在です。
TV の中継を見ていて、岡田監督の姿が映し出されるたびに、
何でしょう、個人的にちょっとグッとくるものがありましたですね。
阪神の選手も今では世代が入れ替わって、みんなシュッとした今風の選手ばかりになりました。
昔はいわゆる「関西のノリ」的なクセのある選手が多かったと思いますが。
応援するファンも、球場のスタンド席の様子を見た限り、マナーへの配慮が伝わってきます。
これも時代の流れなのでしょうか。
でも、昔からある阪神特有の「らしさ」を、球団の伝統として忘れないでほしいなと思います。
泥臭くてズンドコ、それでこそ阪神(笑)
その意味で、11/5 に日本一が決定した瞬間の TV 中継のテロップの泥臭い感じは、
阪神によく似合っていたと個人的に思います。
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