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おっさんの品格
【SONY】わたしのカメラ使用遍歴(α99Ⅱ)【果たされた約束】
昔からカメラ(写真撮影)が趣味だったわたしの、カメラ使用遍歴の昔語りです。
歴代の使用カメラは、ソニーのカメラばかりです。
それはなぜかといえば、単純にソニーが好きだからです。
いつもチェックしているブログ「ソニーが基本的に好き」と、同じ心境です。
2008年10月に出た α900 以降、ソニーの「α」は大きく様変わりしていきます。
最も大きく変わったのは、光学ファインダーと可動式ミラーを捨てて、
EVF とトランスルーセントミラー(TLM)の採用に踏み切ったことでした。
しかし、EVF の利便性は広く受け入れられたものの、TLM については拒否反応が少なくなく、
中堅機種の α77、α77Ⅱ は伸び悩み、2012年10月に出たフラッグシップの α99 が孤軍奮闘する状況が、延々と続いていきます。
一方、α900 が出たのと同時期の 2008年12月、ミラーレスの NEX シリーズ(Eマウント)の開発が始まり、「α」と「E」の併存の時代へ入っていきます。
そしてその流れは、あっと驚くフルサイズの α7 シリーズ誕生に繋がり、
消費者にとっての「E」マウントは、サブカメラからメインカメラへ昇格します。
ソニー自身も「E」の方に力を注ぎ始め、「α」との逆転現象が生じてしまいます。
まるで我が世の春を謳歌せんばかりに、「E」がラインアップを次々と拡充していく半面、
α99 以降の「α」の動きとしては、α58、α68(海外のみ)の2つが廉価版として出た他は、
α77 の後継として久々の高性能機 α77Ⅱ が 2014年に発売されました。
しかし、α77Ⅱ が出てからも、ソニーの「E」重視の姿勢は変わりませんでした。
「α」はこのままフェードアウトしてしまうのでは? という不安。
ルモアサイトの情報に一喜一憂しながら、吉報を待つ忍耐の日々。
価格.com や 2ch で、他社マウントのユーザーから馬鹿にされる屈辱(笑)
「α」ユーザーにとっては、長く苦しい受難の時期が続きましたが、
フォトキナ2016で α99Ⅱが発表されたことで、それも終わりを告げました。
こうして、わたしの α 史にまた1つ、α99Ⅱの名が刻まれることになりました。
2011年の震災のとき、計画停電が実施され、その不公平さをネタにした AA が当時出回りましたが、それを用いて例えるとするなら、↓こんな感じになるでしょうか(笑)
それくらい、「α」ユーザーはあの当時、精神的に凹んでいたと思います。
α99Ⅱ 発表の第一報は、価格.com の α99 スレに書き込まれました。
そこを見ていただくと、当時の我々の感激振りが分かっていただけると思います。
(2ch の方は割とあっさりした感じでしたがw)
裏面照射型 4,240万画素 Exmor R CMOS センサー。
79点専用位相差 + 399点像面位相差のハイブリッド AF システム。
AE/AF 追従で秒12コマの高速連射。
α99Ⅱの基本性能は、当時の「E」のフラグシップ機 α7RⅡ を部分的に凌いでいました。
α77Ⅱでは省かれた GPS 機能に対応してくれたのも、わたしとしては嬉しいポイントでした。
もう1つ、α99Ⅱで大きく変わったのはシャッター音でした。
それはもう、明らかに変わりました。
α99Ⅱ でシャッターを切ると、文字通りの「カシャッ!」という音がしました。
Nikon や Canon のカメラのシャッター音のカッチョ良さと肩を並べたと言って差し支えない、あの小気味良いシャッター音が、撮る楽しさを倍加させてくれました。
その快音を聞きながら、α99Ⅱで年末恒例の観音様試し撮りに出掛けた 2016年暮れの思い出を、
今改めてなぞっているところです。
2013年10月に α7 シリーズが出た際、「α」と「E」の統合が発表されました。
つまり、今後「α」と言ったらそれは E マウントの一眼カメラを指すので、よろしく。
ソニーからそのように直々に発表された時点で、コニカミノルタから受け継いだ「α」は、
実質的に幕を下ろしました。
ミラーレスによる小型化・高性能化の流れは、時代の要請であり止めることは出来ない。
そのことは、「α」を愛するファンも理解していると思います。
その現実を受け入れる心の準備は、出来ていたと思います。
そんな矢先の 2016年11月、α7 が登場して3年も経ってから α99Ⅱ を出してくれたソニーに対して、わたしも含めてあのとき歓喜に沸いた「α」ファンの人たちは、おそらく今でも感謝の気持ちを持っていると思います。
コニカミノルタから「α」を受け継いだときの約束を、ソニーは忘れていなかった。
「α」の名称を残し、その文化を継承すること。
その約束を、最後の最後に最高のかたちで果たしてくれた。
わたしはそう思います。
歴代の使用カメラは、ソニーのカメラばかりです。
それはなぜかといえば、単純にソニーが好きだからです。
いつもチェックしているブログ「ソニーが基本的に好き」と、同じ心境です。
ソニーが基本的に好き
https://kunkoku.com/
https://kunkoku.com/
2008年10月に出た α900 以降、ソニーの「α」は大きく様変わりしていきます。
最も大きく変わったのは、光学ファインダーと可動式ミラーを捨てて、
EVF とトランスルーセントミラー(TLM)の採用に踏み切ったことでした。
しかし、EVF の利便性は広く受け入れられたものの、TLM については拒否反応が少なくなく、
中堅機種の α77、α77Ⅱ は伸び悩み、2012年10月に出たフラッグシップの α99 が孤軍奮闘する状況が、延々と続いていきます。
2012年10月26日 α99(SLT-A99V)
一方、α900 が出たのと同時期の 2008年12月、ミラーレスの NEX シリーズ(Eマウント)の開発が始まり、「α」と「E」の併存の時代へ入っていきます。
そしてその流れは、あっと驚くフルサイズの α7 シリーズ誕生に繋がり、
消費者にとっての「E」マウントは、サブカメラからメインカメラへ昇格します。
ソニー自身も「E」の方に力を注ぎ始め、「α」との逆転現象が生じてしまいます。
2010年06月 NEX-3、NEX-5
2011年11月 NEX-7
2013年11月 α7、α7R
2014年02月 α5000
2014年03月 α6000
2014年06月 α7S
2014年12月 α7Ⅱ
2015年08月 α7RⅡ
2015年10月 α7SⅡ
2016年03月 α6300
2011年11月 NEX-7
2013年11月 α7、α7R
2014年02月 α5000
2014年03月 α6000
2014年06月 α7S
2014年12月 α7Ⅱ
2015年08月 α7RⅡ
2015年10月 α7SⅡ
2016年03月 α6300
まるで我が世の春を謳歌せんばかりに、「E」がラインアップを次々と拡充していく半面、
α99 以降の「α」の動きとしては、α58、α68(海外のみ)の2つが廉価版として出た他は、
α77 の後継として久々の高性能機 α77Ⅱ が 2014年に発売されました。
2014年6月6日 α77Ⅱ(ILCA-A77M2)
しかし、α77Ⅱ が出てからも、ソニーの「E」重視の姿勢は変わりませんでした。
「α」はこのままフェードアウトしてしまうのでは? という不安。
ルモアサイトの情報に一喜一憂しながら、吉報を待つ忍耐の日々。
価格.com や 2ch で、他社マウントのユーザーから馬鹿にされる屈辱(笑)
「α」ユーザーにとっては、長く苦しい受難の時期が続きましたが、
フォトキナ2016で α99Ⅱが発表されたことで、それも終わりを告げました。
2016年11月25日 α99Ⅱ(ILCA-A99M2)
2005年11月 DSC-R1
2006年06月 α100
2007年11月 α700
2008年10月 α900
2011年10月 α77
2012年10月 α99
2016年11月 α99Ⅱ
2006年06月 α100
2007年11月 α700
2008年10月 α900
2011年10月 α77
2012年10月 α99
2016年11月 α99Ⅱ
こうして、わたしの α 史にまた1つ、α99Ⅱの名が刻まれることになりました。
2011年の震災のとき、計画停電が実施され、その不公平さをネタにした AA が当時出回りましたが、それを用いて例えるとするなら、↓こんな感じになるでしょうか(笑)
それくらい、「α」ユーザーはあの当時、精神的に凹んでいたと思います。
α99Ⅱ 発表の第一報は、価格.com の α99 スレに書き込まれました。
そこを見ていただくと、当時の我々の感激振りが分かっていただけると思います。
(2ch の方は割とあっさりした感じでしたがw)
裏面照射型 4,240万画素 Exmor R CMOS センサー。
79点専用位相差 + 399点像面位相差のハイブリッド AF システム。
AE/AF 追従で秒12コマの高速連射。
α99Ⅱの基本性能は、当時の「E」のフラグシップ機 α7RⅡ を部分的に凌いでいました。
α77Ⅱでは省かれた GPS 機能に対応してくれたのも、わたしとしては嬉しいポイントでした。
もう1つ、α99Ⅱで大きく変わったのはシャッター音でした。
それはもう、明らかに変わりました。
α100 | シャコン |
α700 | チュキュッ! |
α900 | バッコン! |
α77 | ズリッ(←電子先幕シャッターオンの場合) |
α99 | シャコンカチャッ |
α99Ⅱ | カシャッ! |
α99Ⅱ でシャッターを切ると、文字通りの「カシャッ!」という音がしました。
Nikon や Canon のカメラのシャッター音のカッチョ良さと肩を並べたと言って差し支えない、あの小気味良いシャッター音が、撮る楽しさを倍加させてくれました。
その快音を聞きながら、α99Ⅱで年末恒例の観音様試し撮りに出掛けた 2016年暮れの思い出を、
今改めてなぞっているところです。
2013年10月に α7 シリーズが出た際、「α」と「E」の統合が発表されました。
つまり、今後「α」と言ったらそれは E マウントの一眼カメラを指すので、よろしく。
ソニーからそのように直々に発表された時点で、コニカミノルタから受け継いだ「α」は、
実質的に幕を下ろしました。
ミラーレスによる小型化・高性能化の流れは、時代の要請であり止めることは出来ない。
そのことは、「α」を愛するファンも理解していると思います。
その現実を受け入れる心の準備は、出来ていたと思います。
そんな矢先の 2016年11月、α7 が登場して3年も経ってから α99Ⅱ を出してくれたソニーに対して、わたしも含めてあのとき歓喜に沸いた「α」ファンの人たちは、おそらく今でも感謝の気持ちを持っていると思います。
コニカミノルタから「α」を受け継いだときの約束を、ソニーは忘れていなかった。
「α」の名称を残し、その文化を継承すること。
その約束を、最後の最後に最高のかたちで果たしてくれた。
わたしはそう思います。
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