ばたばたと出発することになったオーストラリア。主人が「やれやれ、やっと一人で海外に行けるようになったか」って。私がドイツで海外旅行に火が点いて以来、海外に行きたい行きたいと言い続けましたが、主人が出した条件が2つ。娘の学費が終わって、将来の経済的な負担の見通しがつくことと主人が一緒じゃなくても行けること。
娘と一緒とは言え、単独海外デビューですから、お互いだけが頼り。二人とも英語は話せません。
案の定、二人は家から珍道中でした。当時、成田空港に勤務していた主人は、毎日3時間かけ通勤特急で通勤していましたから、スカイライナーには乗せてくれません。それでも、海外旅行って家からのワクワク感がなければいけません。取り扱ったJ社の店員に「あなたならどっちで行く?」と聞いた私が馬鹿でした。当然スカイライナーを使うと言います。主人に内緒でスカイライナーのチケットを買いました。ところが、乗換駅の北千住駅で迷ってしまいました。常磐線の駅を工事していて、日暮里駅にたどり着くのが一苦労。上野駅で乗り換えた方がよほど楽でした。J社の店員は北千住の工事のことは、知ったこっちゃない。チケット売れたからね。すったもんだで、やっと成田空港にたどり着き、空港勤務の主人が駅でお出迎え。よほど心配だったのか、搭乗口まで見送ろうとしてました。
2月の関東は日中暖かくて、私達はコートを着ないで家を出ました。成田空港も暑くて、薄着にもかかわらず私は汗だくだく。すぐ、Tシャツを買いたかったのですが、見つからなくてシャトルに乗ってサテライトまで行きました。でも、売っていません。仕方がないので、サッカーワールドカップのTシャツで我慢することにして、シャトルで本館まで戻りました。戻れるなんて私は知りませんでした。主人が戻る道を知っていましたから、手荷物検査を数回通りましたが、主人のおかげで簡単に戻れました。でも、その行ったり来たりに付いてくる主人がうっとうしくて、丁重にお帰り頂きました。(^_^;)