キュランダからの帰りは、鉄道ではなくロープウエイのはずだったのですが、夕べの雷で動いてないとのこと。そう言えば私達雨の中を走ってホテルに帰ったっけ。その時ロープウエイが止まるほどの大きな雷が鳴っていた認識はありませんでしたが、山の上ではすごいことになっていたのでしょう。ロープウエイが止まったからと、また鉄道に乗れるわけでもなく、ロープウエイの駅で動くのを1時間ぐらい待ちました。待っても動くわけでもなく、結局バスで山を下りることになりました。相変わらず娘の熱は下がらずへろへろ。山の道をうねうね走るバスの中で吐くのじゃないかと冷や冷やしましたが、何とか持ちこたえ、動物園まで行きました。
ガイドさんの説明で、放し飼いのカンガルーにえさをやり(観光客が皆、えさをやるので私達には見向きもせずつまらない)、コアラを触って写真を撮り(抱っこの写真はオプションなので申し込みはしませんでした)、大きな蛇を首に巻き(娘が、私は出来ません)、とツアーで行動したのはここまで。解散してから他のみなさんは動物園の奥まで行かれたかも知れませんが、私達は入り口付近のショップの前で1時間ほどウオンバットと休憩しました。ウオンバットは飼育員さんに赤ちゃんのように抱かれ気持ちよさそうにお昼寝です。私が触ってもぴくりともしません。小さくはないのにかわいくて、思わずお土産コーナーでウオンバットのぬいぐるみを大人買いしました。
それ以来コアラよりウオンバットの方が好きなのに、その後3回行ったケアンズでもお尻しか見られません。あの日のウオンバット君が一番顔を見せていました。さて、我が家はウオンバットのぬいぐるみやらストラップやら・・・、オーストラリアの動物はかわいい。
ケアンズまでの帰りのバスは、スムーズでひたすらすやすや。バスを降りるのはやっぱり私達が一番最後。ガイドが娘の体調が悪いのをわかっていたのかどうか、バスの中に私達だけになってから「大丈夫でしたか?」と気遣ってくれました。この旅行で一番優しいガイドでしたが、今思えばやっぱり「心配な二人」としてマークされていたのかも・・・(^_^;)。
夕方明るいうちにホテルに戻れたので、体調の悪い娘のために食材を探しに行こうと思いました。出発前にJTBの店長が「オーストラリアのスーパーに日本の食材はたくさんあります」と教えて下さいましたし、日本から持ち込んだ食材も底をつき、調達しなければなりません。へろへろの娘を連れて量の多いレストランに行く気はありません。スーパーに行くついでに私一人で市内散策でもしようかと目論んだわけです。