与えられた恐怖を克服するための道を探す
突然血液が止まりそうな予感が何度もして
少し身震いする
宛先の無い手紙を書くことの切なさを
人はどれくらい感じていられるのだろう
恐怖と置いてもそれは全く恐怖として存立しえない
恐怖とは僕の事だからだ
いつも側にあり目覚めるたびに思い出す死を
背中の瞳でジッと見つめるのに
世界はちっとも僕の身近に寄ってこない
拒んでいるのだろうか
与えられたままの世界であることを
けれどもし
僕がここに1秒だけでも居なかったとしたら
それは無上の喜びとして
最高の栄誉として
僕は2秒目に受け取るだろう
押し黙ったまま 3秒間だけの世界を覗く
およそ3秒間だけ世界があれば
それはあまりにも遠く
遠く遠く牢獄の堅さを映し出す
寒い空だけを見て
おてんとさまの機嫌を伺ったりしたくない
逃げていく氷の影だけを追って
未来があるなんて信じたくない
僕はずっと
永久凍土の壁に阻まれながら
自分の中にある熱を思い出す
彷徨っていく光の影は
やがて波として名付けられるように
ただ僕の闇を色濃く写し取ってゆく
贅沢な光に囲まれて
ただただ闇の熱を思い出す僕は
信じがたいほど時の輪郭が形を痛めてゆく
傷つかない魂なんて無い
ただひたすらに
生きている記憶を手繰り寄せたいだけなんだ
もうほどなく終わるとしても
ずっと思い出していたいんだ
だから僕は3秒間だけ
世界に許しを求める
それでも僕の気持ちの糸は
ほどけるばかりで心を正しく震わせない
かたくなに結んだ君との約束が
ただどうしようもなく怖い
できることなら。
全員殺して僕だけが世界に君臨したいよ
どうして僕の生は
こんなにも許されないのだろう
ただ、何もせず、世界を止めたいだけなのに。
突然血液が止まりそうな予感が何度もして
少し身震いする
宛先の無い手紙を書くことの切なさを
人はどれくらい感じていられるのだろう
恐怖と置いてもそれは全く恐怖として存立しえない
恐怖とは僕の事だからだ
いつも側にあり目覚めるたびに思い出す死を
背中の瞳でジッと見つめるのに
世界はちっとも僕の身近に寄ってこない
拒んでいるのだろうか
与えられたままの世界であることを
けれどもし
僕がここに1秒だけでも居なかったとしたら
それは無上の喜びとして
最高の栄誉として
僕は2秒目に受け取るだろう
押し黙ったまま 3秒間だけの世界を覗く
およそ3秒間だけ世界があれば
それはあまりにも遠く
遠く遠く牢獄の堅さを映し出す
寒い空だけを見て
おてんとさまの機嫌を伺ったりしたくない
逃げていく氷の影だけを追って
未来があるなんて信じたくない
僕はずっと
永久凍土の壁に阻まれながら
自分の中にある熱を思い出す
彷徨っていく光の影は
やがて波として名付けられるように
ただ僕の闇を色濃く写し取ってゆく
贅沢な光に囲まれて
ただただ闇の熱を思い出す僕は
信じがたいほど時の輪郭が形を痛めてゆく
傷つかない魂なんて無い
ただひたすらに
生きている記憶を手繰り寄せたいだけなんだ
もうほどなく終わるとしても
ずっと思い出していたいんだ
だから僕は3秒間だけ
世界に許しを求める
それでも僕の気持ちの糸は
ほどけるばかりで心を正しく震わせない
かたくなに結んだ君との約束が
ただどうしようもなく怖い
できることなら。
全員殺して僕だけが世界に君臨したいよ
どうして僕の生は
こんなにも許されないのだろう
ただ、何もせず、世界を止めたいだけなのに。