始まる前は確かに何も始まっていなかった感覚がある
そして
いつでも明日が終わりのような感覚がある
生まれる前には自分は生まれてなかったような気がする
記憶を振り絞れば出てくる言葉は後から知った嘘で塗り固められていて。
もっとどうしようもないくらいにリアルに
本物の、記憶という言葉すらも出てこないほど泣きたくなるような気持ちで
障壁のように塗り固められた曖昧でうつろな領域があるのに
どうしてそのやわらかい場所を取り出そうとすると
まるで何か未来を固めているかのような
絶望的な気分になるのだろうか
自分が生まれる前は
自分なんか無かったということ
世界が生まれる前は世界なんかなかったということ
それを思い出して口にすることは
そんなに悲しくぎこちなく後ろめたい沈黙なのだろうか
やることがないから居なくなるのだと言えば
それはまるで存在を馬鹿にしてるような印象をうけとるのだろう
だけど僕が提出した話題なのだろうか
居場所が無いから消えたいのだと言えば
それはすこしばかり聞く耳にとって痛いかもしれない話ではある
だけど
生まれる前から生を保証されてるような人は居ないし
死んだのちに死そのものを祝福されるような人も
神に祈ることで救われるような人もいない
存在を存在たらしめているような上り坂の感覚
死を入り口のように構え むやみやたらと昇華する感覚
忽然と消えるような感覚は、あまりにも生を馬鹿にしているのかもしれないけれど
意識が弱まるたびに死へ近づいている感覚を否定するのも
生が死を馬鹿にしているかのような気がする
一生懸命さが保証する正義なんてない
100%が保証する正しい完全さなんてない
それでも。
自分が一歩一歩絶対領域に近づくにつれ
背負ってもいないのに背負わされる闇は濃くなっていく
霧が晴れるまで歩き続ける事が仕事なら
僕の霧はもうすでに晴れている
カラッポの気持ちだけが君への伝達の証明であるなら
もうすでにここでは意味が失われている
祝福される為に羊海を泳いだわけじゃない
知るということが、あまりにも世界の絶望に繋がっているだけだ
そして
いつでも明日が終わりのような感覚がある
生まれる前には自分は生まれてなかったような気がする
記憶を振り絞れば出てくる言葉は後から知った嘘で塗り固められていて。
もっとどうしようもないくらいにリアルに
本物の、記憶という言葉すらも出てこないほど泣きたくなるような気持ちで
障壁のように塗り固められた曖昧でうつろな領域があるのに
どうしてそのやわらかい場所を取り出そうとすると
まるで何か未来を固めているかのような
絶望的な気分になるのだろうか
自分が生まれる前は
自分なんか無かったということ
世界が生まれる前は世界なんかなかったということ
それを思い出して口にすることは
そんなに悲しくぎこちなく後ろめたい沈黙なのだろうか
やることがないから居なくなるのだと言えば
それはまるで存在を馬鹿にしてるような印象をうけとるのだろう
だけど僕が提出した話題なのだろうか
居場所が無いから消えたいのだと言えば
それはすこしばかり聞く耳にとって痛いかもしれない話ではある
だけど
生まれる前から生を保証されてるような人は居ないし
死んだのちに死そのものを祝福されるような人も
神に祈ることで救われるような人もいない
存在を存在たらしめているような上り坂の感覚
死を入り口のように構え むやみやたらと昇華する感覚
忽然と消えるような感覚は、あまりにも生を馬鹿にしているのかもしれないけれど
意識が弱まるたびに死へ近づいている感覚を否定するのも
生が死を馬鹿にしているかのような気がする
一生懸命さが保証する正義なんてない
100%が保証する正しい完全さなんてない
それでも。
自分が一歩一歩絶対領域に近づくにつれ
背負ってもいないのに背負わされる闇は濃くなっていく
霧が晴れるまで歩き続ける事が仕事なら
僕の霧はもうすでに晴れている
カラッポの気持ちだけが君への伝達の証明であるなら
もうすでにここでは意味が失われている
祝福される為に羊海を泳いだわけじゃない
知るということが、あまりにも世界の絶望に繋がっているだけだ