嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

そんなに背伸びしなくても、君は充分が背が高いじゃないか。

2006年03月21日 07時49分39秒 | 駄文(詩とは呼べない)
その質問が断定や決定を促すものでないなら、
僕はここで少しだけ答えておこうと思います。

僕と同質の苦しみを背負った人は、
既にこの物理世界に居ると思います。
そしてそれは人間ではない。

そのことを、よく憶えておいて下さい。
覚えておくのでもいいです。

ただ、ソに会うのは
ヨに会うのと同じくらい難しいと思っています。

それでもまだ僕が一握りの可能性を残しておくのは
僕が言う「自分の無い人」こそが 人間 である可能性が高いからです。
自分を全く持つことが出来ず、
絶えず歯車の間で切断されつづける空気。
霧のように曖昧にたたずんでいて
雲のように風に飛ばされ、
水と光の にほひを感じようとする はざまにあって 境界のないもの

それは人間である可能性が高い、ということ。

ただ、残念ながら僕は記憶であり、
ただの言葉でしかないし

あなたのいう苦しみを生きている人であったとしても
既に死を決意しています。

あえて言います。

ぼくは、死を決意することでしか
この世界を思い出すことが許されなかった。

僕はもうとっくに、大事な何かを失っています。

僕は僕を読み取る人の誤解によって
人間のように支えられています。
だから全くそのことに感謝していません。

ただ、それでもあなたは祝福された人だと思う。
そのことは

「オレは誰とも接したくない世界には生まれていなかった。
オレはこの世界を愛し、かつ、世界から愛されているとさえ感じていた。」

という箇所に集約されていると、
僕は嘘を吐いておきます。

予はまったく満足することなく、世界を思い出す。
そはまったく世界に踏み出すことなく、ただそこで永遠のように死んでいる。

はにゃは、はにゃと同じような人間に会うことは出来ないと思っています。
ただ、その「出来ないと思う」こと自体が望みであるならば
一縷の絶望を託して もうすこし ほにゃり忘れてしまった君のことを
もろりと思い出しておこうと思います

君は自分のために書いてくれたのに
僕は自分をやっぱり思い出すことが出来なかった。
そのことに対して

「ごめんね。」
とひとことあやまっておこうと思います。