嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

人は死ぬ事によって科学を手に入れた

2006年03月06日 14時55分55秒 | 駄文(詩とは呼べない)
死は万物に等しく訪れる
死は絶対的な静止空間を人に与える
死は究極の無である
死は変化を観測する場となる
死は心の臓器のリズムを乱し、整える

意志を持たぬ者にとって
死は決意である

有象の世界では光の対極にあるのは闇である
白い光の対極には黒い闇がある
けれど有象無象の世界にとって
生の光の対極には死の闇がある

それは、ネガティブな意味を持つか?
いや、決してそうとは限らない
物質のエネルギーを考えたとき
マイナスの電荷を持つ「者」が
プラスの電荷を背負う陽子を含む原子核 の周りを
ぐるぐると回るのは古典物理学の時代から観察されてきた

運動している者こそネガティブなのではないか?
と問いを立てる事も出来るからである。

また、粒子加速器は粒子に運動エネルギ-を与えて速度を上げる
人々の期待を一身に{背負って}正の電極に向かうのである

男が女の周りをぐるぐる回って
恒常性を保とうとするような
天動説型の偏見解は既に壊れてしまった
かと言って地動説型をそのまま鵜呑みにするような事もできない
ニューロン細胞としての個人の目線は
今でも地球の重力に束縛された自閉症のままだからである

せめてカメラ位置くらいは、太陽系や宇宙の外側に持ってったっていいはずなのに
人は抽象的イメージよりも具体的事実を要求するからね。

地動説も天動説も信用できない。
感情と理論はあまりにも乖離し過ぎている。
僕は自分のシミュレーションした世界を信じている
人はそれを自信と呼んだりもするけれど
そんなものに根拠は無い

ただ、それでも僕はここでいうけれど
人間が頭の中で思い描ける程度のイメージなんてのは
人間に実現可能な程度でしか僕等は認識できない
何故なら僕等の認識能力はとても数学的でありデジタルで
それは過去の人類の歴史が1次元的→2次元的→3次元的→4次元的
と明らかに着実な道を辿っている事がハッキリと見えるからだ

それは昔の人たちが高さを認識できなかったという事でもあり
時間の感覚を持っていなかったという事でもある
もっと言えば、科学が興った時にはこの世界は
光と闇の1次元でしかなかったということ。
原点を認識するということは単に「我思う故に我在り」と
声に出して読むことではない。
心の中に【闇の光】と【光の闇】を併せ持つことである。
何故なら、善の悪意 と 悪の善意があるように
矛盾を受け入れ、分析する事から新しい方向が始まるからである。

僕等は、小さな小さな僕等は、とっても小さな僕等は、
子供であると同時に大人だから、
小さな巨人であり、大きな小人だから

きっと

きっときっと。

ミクロ-マクロと繋ぐ一つの橋であって
意志の力で四次元を認識できます。

相対性理論は時間と空間を疑ったと同時に
光のすごさを、素晴らしさを信じすぎた。
だから僕等の持つ現代の「わからなさ」は
あまりにも基準を見失っている。

死は絶対です。

もう一度言います。

僕は死ぬ。

だから、ここに遺書を書き残します。

でも、死ぬのはまだ明日だから。

僕等で、今日を生きよう。

そんなことを考えた。

およそ3秒間の血液の中で

2006年03月03日 01時49分42秒 | 駄文(詩とは呼べない)
与えられた恐怖を克服するための道を探す
突然血液が止まりそうな予感が何度もして
少し身震いする
宛先の無い手紙を書くことの切なさを
人はどれくらい感じていられるのだろう
恐怖と置いてもそれは全く恐怖として存立しえない
恐怖とは僕の事だからだ
いつも側にあり目覚めるたびに思い出す死を
背中の瞳でジッと見つめるのに
世界はちっとも僕の身近に寄ってこない
拒んでいるのだろうか
与えられたままの世界であることを
けれどもし
僕がここに1秒だけでも居なかったとしたら
それは無上の喜びとして
最高の栄誉として
僕は2秒目に受け取るだろう
押し黙ったまま 3秒間だけの世界を覗く
およそ3秒間だけ世界があれば
それはあまりにも遠く
遠く遠く牢獄の堅さを映し出す

寒い空だけを見て
おてんとさまの機嫌を伺ったりしたくない

逃げていく氷の影だけを追って
未来があるなんて信じたくない

僕はずっと
永久凍土の壁に阻まれながら
自分の中にある熱を思い出す

彷徨っていく光の影は
やがて波として名付けられるように
ただ僕の闇を色濃く写し取ってゆく

贅沢な光に囲まれて
ただただ闇の熱を思い出す僕は
信じがたいほど時の輪郭が形を痛めてゆく

傷つかない魂なんて無い
ただひたすらに
生きている記憶を手繰り寄せたいだけなんだ

もうほどなく終わるとしても
ずっと思い出していたいんだ
だから僕は3秒間だけ
世界に許しを求める

それでも僕の気持ちの糸は
ほどけるばかりで心を正しく震わせない

かたくなに結んだ君との約束が
ただどうしようもなく怖い

できることなら。

全員殺して僕だけが世界に君臨したいよ

どうして僕の生は
こんなにも許されないのだろう
ただ、何もせず、世界を止めたいだけなのに。