POG勝ち組への道!!

「楽燕カップ」というPOGをやっています。現在14年目に突入。

第10回楽燕カップ ドラフト回顧〜スワロウテイル編〜

2020年06月10日 12時00分00秒 | 第10回楽燕カップ ドラフト2020-2021

スワロウテイルの指名馬はこちら

 

 

 

●プロフィール

このブログの管理人です。

転職してPOG難民になってしまったのですが、どうしてもドラフトありのPOGが

やりたかったので、参加できるちょうどいいPOGがないなら自分で開催しようと

ネットで募集者を募って始めたのがこの楽燕カップです。

私がそうなのですが、決まった時間や決まった場所にスタンバイしたりすることが

難しかったので、そうでなくてもできるPOGとして考えたのが今の形です。

今年は記念すべき10シーズン目に突入です!

参加していただいているみなさん、ありがとうございます。

楽燕カップの聖地がある兵庫県住み。

 

 

●競馬歴

一番古い記憶はオグリキャップ復活の有馬記念ですが、

ちゃんと競馬を見始めたのはまだ小学生の頃の1991年。

トウカイテイオーがクラシックを走っていた年からです。

親父とか伯父さんが競馬してたのを近くでずっと見てたので、

小学生にして馬柱が読める子でした^^

 

 

●好きなジョッキー

丸田恭介、野中悠太郎、川又賢治


よく馬券でお世話になるジョッキーです。笑

 

 

●好きだった馬

ビワハヤヒデ、タイキブリザード、ドリームパスポート、ジェニュイン、

アサクサデンエン、アーモンドアイなど

 

 

●自分の中の最強馬

サイレンススズカ

ダイワスカーレット

アーモンドアイ

 

 

●POG歴

サンデーサイレンス産駒不在元年(ウオッカとかダイワスカーレットとかの世代)から。

前の会社の先輩に教えてもらってやりだしたので、競馬歴の割にPOG歴はまだまだ浅い…

と思っていましたが10年以上経ってしまいました。

 

 

●過去のPOGで指名した活躍馬ベスト5

1位:アーモンドアイ

2位:アンライバルド

3位:レーヴディソール

4位:レジネッタ

5位:マウントロブソン、リバティハイツ

 

 

●過去の楽燕カップの成績(期間内3000万以上獲得馬、※は期間外重賞馬)

第1回 :17位(アダムスピーク)

第2回 :18位(なし)

第3回 :16位(なし)

第4回 : 9位(グランシルク)

第5回 : 8位(マウントロブソン、キャンディバローズ、※ミッキーロケット、※ムーンクエイク)

第6回 :16位(※スティッフェリオ)

第7回 : 2位(アーモンドアイ、リバティハイツ)

第8回 :18位(アウィルアウェイ)

第9回 :10位(サンクテュエール、サクセッション)


主催者なのにひどい成績ですが、今年こそ!

 

 

●指名根拠

馬体:25%、血統:20%、評判:20%、厩舎:15%、育成・外厩:20%


血統にあまり詳しくないので、基本的に見た目(馬体)から入ります。

POG本の写真とかクラブのHPとかセールの写真とか。

いいなと思った馬のプロフ・評価・近況や、血統的な根拠はあるかを調べたり

厩舎と相性は良さそうかなど、肉付けしていくという感じでアプローチしています。

ただ、どうしても一回良いって思った馬は盲目的に良く見えてしまうので

アプローチは馬体からするのですが、最終的になるべくその割合を下げて

総合的に点数が高いかどうかみたいな判断をするように心掛けています。

(できてないときも多々ありますが^^;)

でも年に何頭かは全く違うアプローチもするようにしてます。

 

 

●昨シーズンの振り返り

あまり早期始動馬を指名していなかったこともあり、いつものごとく出遅れますが、

年明けからサクセッションのジュニアC勝ち、サンクテュエールのシンザン記念勝ち、

ストーンリッジのきさらぎ賞2着などで一時期は5位くらいまで進出しますが

結局G1では少し足りず、最後は失速してギリギリAクラスの10位となりました。

やはりG1で馬券に絡めるくらいの馬を指名しないと厳しいですね…

ただ一昨年(第8回)のシーズンが壮絶な結果だったので、昨シーズン(第9回)は

「未勝利リスクを減らす」ことを一つのテーマに挙げて馬選びをしたのですが、

16頭の指名馬のうち、14頭がデビューし、デビューした全馬が賞金獲得、

そのうち12頭が勝ち上がり、勝ち星も2位だったことは良かった点かなと思います。

 

 

●今年度のドラフトの戦略、テーマ

・なるべくPOG本かクラブのHP、最低でもセール時の馬体が確認できる馬を指名し、

 未勝利リスクを減らす。


・近年の傾向から早期デビュー馬は本来の評価以上に人気になるので、

 敢えてそこには必要以上に拘らない。


・G1級の大当たりを続けて出すような繁殖牝馬はごく一握りなので、

 大当たりだった馬のすぐ下は基本的に狙わない。


・なるべく産駒誕生時の母の馬齢が12歳くらいまで&2~5番仔などの、

 一般的に当たりが出やすいとされるゾーンを中心に狙う。


・初仔→2番仔や、父が微妙な種牡馬→有力種牡馬に変わる、

 または結果を出した父に戻るなど「跳ねる」「爆発する」可能性が

 高いタイミングを重点的に狙う。


・新種牡馬は控えめに。(今年はガッツリ行くのは怖かった^^;)


・新種牡馬に隠れてロードカナロアが狙い目になると思ったので、積極的に。


・京都改修工事で変速開催になることを考慮する。


・外厩全盛の時代で、天栄が圧倒的なので、関東馬はほぼNFで固め、

 天栄との連携が上手い厩舎を中心に選ぶ。


・大手厩舎の中で優先順位が低そうな馬より、若手の有望株の厩舎で

 優先順位が高そうな馬を狙う。(例外あり)


・クラブで言えば今年はサンデーRに良いと思う馬が圧倒的に多かったので、

 意識的に多めにして網を張ってみました。

 

 

●1~16位の指名馬と指名理由

1位

馬名:トレデマンド
父:ディープインパクト
母:コンドコマンド
性別:牝
厩舎:栗東・松永幹夫厩舎
馬主:サンデーレーシング


1位は母クロウキャニオンに突撃しますが、呆気なくジャンケンで負け、

確実にオープン級の活躍を期待できそうな本馬を指名しました。

東スポ杯2着、きさらぎ賞3着、毎日杯2着と今年の牡馬クラシック戦線の

有力馬の1頭として活躍したアルジャンナの全妹になります。

サンデーレーシングでは7000万円で募集されました。

母は現役時代は出遅れながら10馬身以上の着差で圧勝したG1スピナウェイSをはじめ、

G2デムワゼルS、G2ガゼルS勝ちなど、2歳の早くからダート路線で活躍した馬でした。

早熟性と爆発力を持ち合わせたNF期待の母だと思います。

本馬は母が6歳の時の2番仔になります。

本馬はPOG本で473キロと牝馬としては十分な馬格を誇っており、

馬体重の維持に苦労することの多いディープ産駒の牝馬にとっては

アドバンテージになると思います。

馬体に関しては、募集写真・POG本ともに銭型が浮いた皮膚の薄い馬体をしており、

代謝の良さ・内蔵面の強さが見て取れ、仕上げにも手間取らなさそうだと思いました。

また「ディープ×母がダートの活躍馬」は近年の馬場傾向の変化からか

活躍馬が増えてきている組合せです。

またそれらの母は馬齢が若めの馬が多く、NFはここ数年ディープの相手として

「そういう血統を狙って」導入しているのではないかと思ってます。

後述する6位の母シーズアタイガーや15位の母ハヴユーゴーンアウェイも

同じ米ダートのG1馬です。

ディープ牝馬に関してはここに網を張りました。

本馬は各媒体でも大きく紹介されており、NF空港の牝馬1~2番手という扱いでしょうか。

所属の松永幹夫厩舎はラッキーライラックなど牝馬のほうが上手いイメージですし、

5/20にはゲート試験もパスし、新潟デビューを目指していくようです。

NF空港の「我慢はきく」という話からも距離ももちそうですし、牝馬の王道路線で

活躍してくれる馬だと確信しています。

 

2位

馬名:ドナウエレン
父:モーリス
母:ドナウブルー
性別:牝
厩舎:栗東・高野友和厩舎
馬主:サンデーレーシング


今年は確実そうな開幕週デビューの馬を1頭指名しようと思っていたので

その中から本馬を指名です。

サンデーレーシングで5000万円で募集されました。

父は新種牡馬モーリス。

父の競走能力や、ディープ・キンカメを失った社台SSの台所事情を考えると当然ですが

次世代の柱にするべく、フルバックアップを受けています。

個人的にモーリスは懐疑的だったのですが、POG本が発売されて産駒を見ると

緩くて時間がかかりそうな馬が多いものの、骨量、筋肉量が豊富で

意外とアベレージは高そうな印象を持ちました。

母ドナウブルーは、牝馬クラシック3冠含むG1を7勝した女傑ジェンティルドンナの

1つ上の全姉で、自身も重賞2勝、G1でも2着3着や他の重賞でも何度も好走しました。

本馬はその母が10歳の時の4番仔になります。

初仔の半兄イシュトヴァーン(父ルーラーシップ)、2番仔の半姉ドナウデルタ(父

ロードカナロア)はともに4勝を挙げており、一つ上の半姉ダーヌビウス(父

キングカメハメハ)こそアクシデント等でデビューが遅れ未勝利で引退しましたが、

母としてのポテンシャルは十分に感じさせます。

本馬は移動が早かったためか、媒体の露出は多くありませんでしたが、

毛本では巻頭のNF空港のページで母アパパネと同等の評価を受けています。

報知ブログで見た高野調教師のコメントは

「見た目はアウィルアウェイみたいな感じ。ずんぐりむっくりしていて

 長距離という感じではない。行きっぷりよく力強さを感じる」

とのことです。

硬くなりにくいスクリーンヒーロー系のモーリスの産駒なので

ムキムキに鍛えてくれる高野厩舎も合っているのではないかと思います。

モーリスはSS系牝馬の受け皿としての地位を早くに確立させるため、

今後控えるセレクトセールのプロモーションも兼ねて絶対に早くから走らせにくるはずで、

東は母ブエナビスタ、西は本馬での開幕週の打上げ花火を狙っていると思ったので、

世代1番星を狙って指名しました。


→世代1番星を狙った6/6の阪神芝1600でのデビュー戦は伸びきれず5着でした。

 中間に熱発があって速い追い切りも足りてませんでしたし、レースでは

 川田騎手も意識的に馬群に入れて教育に終始した感じでしたね。

 折り合いもついていたのでマイルは全然守備範囲と思いましたし、

 この結果は全く悲観していません。

 東のブエナもそうでしたが、モーリス産駒は回転が速いわけではなく、

 大きなストライドの推進力で走るタイプに思えたので、ロベルト系らしく

 鍛えればどんどん良くなってくると思います。

 

3位

馬名:クロンターフ
父:ディープインパクト
母:チェリーコレクト
性別:牡
厩舎:美浦・木村哲也厩舎
馬主:サンデーレーシング


1~2順目でNFのディープ牡馬はほぼほぼ指名されてしまいましたが、

チェックしていた本馬が残っていたので指名しました。

母は現役時代には伊オークス、伊1000ギニー勝ちや、リディアテシオ賞2着など

10戦8勝の成績を残した名馬でした。

母の半妹に、共に伊オークス、リディアテシオ賞を制し、ともに日本で飼養されている

チャリティーラインとファイナルスコアがいて、

更には愛オークス、ヨークシャーオークスを制し、凱旋門賞2着など活躍し

昨年悲運の死を遂げたシーオブクラスも母の半妹で、母は世界的な良血馬です。

母としては初仔から4勝を挙げ福島牝馬S3着など活躍中のダノングレース(全姉)、

デビューが年明けに遅れましたが現在2勝を挙げている2番仔ダイアナブライト(全姉)、

1つ上の3番仔はホープフルS3着、弥生賞2着など牡馬クラシック戦線の

有力馬の1頭だったワーケア(半兄、父ハーツクライ)を出しています。

本馬は母が9歳の時の4番仔になります。

本馬の全姉もそこそこ走っていますが、ディープ×母デインヒル系はミッキーアイルや

プリモシーン、ダノンチェイサーなど、POGでも結果が出ている組合せです。

本馬はPOG本では452キロとやや小柄ですが、近況では「カイ食いは良くない」と

言われながらも少しずつ馬体を増やし、現在470キロ弱まで増えています。

POG本では「前肢で走るところがあり…」とコメントがある通り、

馬体は前が勝っていますが、成長してトモにもっと力が付いてくれば、

前後のバランスも良くなってくると思います。

「年明けから一気に良くなってきて、徐々に後肢も使えるようになってきた」、

「ハロン14、15秒でも動けている」など良化を伺わせるコメントもありますし

近況でもポジティブコメントが並んでおり、ここに来ての良化が著しいようです。

2歳馬カタログのNF空港の登坂動画ではとてもキレイなフォームで走れており、

素材としてはかなり良いモノを持っていると思います。

近々入厩してゲート試験を受けるようですが、おそらく秋頃のデビューだと思います。

NF空港→天栄の育成の手腕に加え、天栄との連携が上手いキムテツ厩舎、

どんどん良くなってきている近況に期待しての指名です。

 

4位

馬名:シラクーザ
父:ロードカナロア
母:シユーマ
性別:牡
厩舎:美浦・木村哲也厩舎
馬主:キャロットファーム


続けてキムテツ厩舎からの指名です。

この母の産駒はブレステイキング以来の2頭目の指名です。

キャロットで7000万円で募集されました。

母シユーマは 英の芝G1サンチャリオットS、加G1のEPテイラーSなどを勝っており、

半兄に種牡馬としても活躍中のSiyouniがいます。

母としては4年連続ディープを種付けされ、ヘリファルテ、ブレステイキング、

メッシーナ、ペルラネーラと全て期間内に勝ち上がってはいますが、

まだ「大物」と言えるまでの産駒は輩出できていません。

本馬は初めて父にディープ以外を迎えた、母が10歳の時の5番仔になります。

父はロードカナロア。

血統表の中にSSこそ持っていないもののStorm Bird4×4、Mr. Prospector4×4×5、

Northern Dancer5×5×5、His Majesty5×5と複雑なクロスがあります。

紐解くと、Mr. Prospector×Storm Birdで構成されるロードカナロア≒Mediceanの1×2、

Northern Dancer×His Majestyで構成されるレディブラッサム≒デインヒル2×3みたいな

仕掛けになっていました。

上のディープ産駒達は総じて切れ味に欠けるタイプに出ているので、

これくらい思い切った配合で新味を求めるのはアリだと思いますし、

配合がハマったときの飛距離は凄そうです。

かと言って一か八かの指名をしたつもりはなく、振り切れないまでも期間内に

きちんと勝ち上がらせる母のポテンシャル、上も牡馬のほうが走っている点、

POG本で517キロと十分な馬格、深さのある胸前、前肢の付き方、肩周りの造り、

トモのボリュームなどの馬体面などから、ある程度担保されていると思っています。

POG本の厩舎コメントも「重賞を狙っていけそう」とありますし、

毛本では巻頭の早来の山内厩舎長の推薦馬にも名前がでてきており、

始動は秋になりそうですが「伸びしろは半端なくあると思う」とコメントされています。

父×厩舎の組合せからステルヴィオが出ていますし、天栄×厩舎も連携抜群です。

ただ、なんでサンデーからキャロットに来たんだろう?とか、

結局カナロア産駒は本馬だけで、一つ下はまたディープに戻ってるやん…とか

不安要素もあることはありますが、どこかで大物を出す母だと思っているので

跳ねるタイミングがここと踏んでの指名です。

 

5位

馬名:サトノペルセウス
父:ディープインパクト
母:ダンサーデスティネイション
性別:牡
厩舎:栗東・藤原英昭厩舎
馬主:サトミホースカンパニー


ここはシュヴァリエローズを行く予定でしたが4順目のハズレで指名されてしまったので、

社台Fのディープ産駒の本馬を指名しました。

本馬はセレクトセール1歳セッションで社台F上場馬最高額となる16,000万円で

サトミホースカンパニーに落札されました。

母は現役時代は伊1000ギニー勝ちや伊オークス2着などがあります。

本馬は母が8歳の時の3番仔になります。

初仔の持ち込みの半姉(父Oasis Dream)は未勝利、1つ上の半姉(父ハーツクライ)は

未出走と、兄姉に実績はなく血統的な根拠は強くありませんが、

ディープ×母父父Kingmamboからはワグネリアン、マリアライト、デニムアンドルビー、

アンビシャスらが出ていますし、Alzao≒Shareef Dancerはディサイファも出ています。

丸ごとでは里見オーナーのディープ牡馬1番手として名前が上がっており、

この世代の牡馬では1~2番手に期待されていることが分かります。

里見オーナーがこのコーナーで牡馬の期待馬として挙げた馬は、昨年は

1位サトノフラッグ、2位サトノインプレッサでした。

少し前ではサトノダイヤモンドなども1番手評価されており、里見オーナーが

このコーナーで期待度の1〜2番手に挙げる牡馬は高確率で走っていて、本馬に対しても

「かなりクラシックを目指せる可能性は高い」とのことで、オーナーの自信が伺えます。

また社台Fの改修された坂路を育成の途中から使い始めた現3歳世代から

サトノインプレッサ、マジックキャッスル、デゼルなどが、NFの馬に負けないくらいの

切れる脚を見せて活躍しており、ディープ産駒がその恩恵を受けているように

思うので、その坂路をフルに使って鍛えられる最初の世代のディープ産駒である

本馬にも期待です。

馬体重も500キロと十分ですし、体調面に不安がないコメントもありました。

委託厩舎は藤原英昭厩舎。

社台F産のディープ産駒の獲得賞金1位のトーセンラー、3位のフィエロ、

最近でも、毎日杯とNHKマイルCで2着だったギベオン、東スポ杯と毎日杯で

3着のヴァンドギャルド、今年のオークスへの出走したリリーピュアハートなど

社台Fのディープ産駒の扱いが上手い厩舎です。

本馬は秋以降のデビューになると明言されているので始動は早くないと思いますが、

藤原厩舎のレース選択は個人的にかなり信頼しているので、秋のデビューでも

間に合わせてくれるのではないかと思っています。

正直馬体はそこまで好みではないですし(というか社台Fの馬が良く見えない^^;)、

母のポテンシャルはまだ未知ですが、総合的に判断すると十分に狙う価値があると

思ったので指名しました。

まずは少しでも早くデビューまでこぎ着けて、クラシック戦線に乗ってほしいです。

 

6位

馬名:タイガーオーキッド
父:ディープインパクト
母:シーズアタイガー
性別:牝
厩舎:美浦・国枝栄厩舎
馬主:サンデーレーシング


今年の一番欲しかった馬と言っても過言ではありません。

サンデーレーシングで総額7000万円で募集されました。

母は現役時代は米ダートG1のデルマーデビュタントS勝ちや、シャンデリアS2着、

BCジュヴェナイルフィリーズでは1位入線(降着で2着・勝ち馬リアアントニア)

などの成績を残し最優秀2歳牝馬にも選出された馬で、母の半兄には同じく

米G1を3勝し現在は種牡馬にもなっているSmiling Tigerがいます。

ドラ1で指名したトレデマンドと同じくディープ×米ダートG1勝ちの母です。

母母父のCahill Roadはディープと好相性のUnbridledの一つ下の全弟で、

また母父父にはディープとの鉄板ニックスのStorm Catの名もあり、

ディープと相性の良さそうな血が並んでいます。

初仔の全姉ティグラーシャは現在3勝、2番仔シーズアメジャー(父ダイワメジャー)は

現時点で未出走。本馬は母が7歳の時の3番仔になります。

昨年の7月に右前の蹄骨を骨折したそうで、POG本では17-18ペースとのことで

遅そうなので嫌った方も多かったと思いますが、2歳馬カタログにはNF空港の

登坂動画に出ていて、他とそこまで変わらないペースで登坂できています。

この後再び頓挫がなければ、という前提ですが、極端には遅くならないんじゃ

ないかと思います。

昨年は骨折持ちのレシステンシアが大活躍しましたし、古くはマルセリーナも

そんな感じだったような気がします。

骨折があったからだと思いますが、媒体の露出も少なく、馬体写真の露出は

丸ごとと馬トクとnetkeibaのみ。馬体重は478キロと馬格も十分です。

トモのボリュームも十分ですし、ディープ牝馬でもパワーがありそうな馬体です。

黄本には空港の窪田調教主任の「(頓挫がなければ)この馬が一番だと思っていた」という

内容の記述からも素質の高さが伺えますし、毛本の巻末の袋とじで

名前を挙げている方が2名いたのも個人的に何となく違和感がありました。

そして3冠牝馬を2頭も輩出した国枝厩舎への委託です。

厩舎コメントは青本と毛本と極ウマで発見。

「蹄の状態が良くなってピッチが上がってきた。このまま順調に。」

「ディープだけど、プリプリしていてゴムマリというかなかなかすごい格好。

 大事にすれば走ってくる。」などと書かれていました。

国枝調教師の言葉通り、無事に出てきてくれさえすれば、

結果はついてくるのではないか、と思うくらい個人的には期待している馬です。

 

7位

馬名:ハイパーソニック
父:ロードカナロア
母:チェルビム
性別:牡
厩舎:栗東・中竹和也厩舎
馬主:前田晋ニ氏


本馬はセレクションセールで前田晋ニ氏に3300万円で落札されました。

母は未出走のSS産駒ですが、全きょうだいにオレハマッテルゼ、エガオヲミセテがおり、

3代母は名牝ダイナカールという筋の通った血統です。

本馬はそんな名牝系の出で、母が17歳の時の11番仔になります。

ほぼ全ての媒体に馬体写真付きで「ロードカナロアにそっくり」、

「繋ぎが柔らかくてスピードタイプ」等の牧場コメントで紹介されています。

今年の3歳世代のノースヒルズは牡馬牝馬のクラシック路線に複数頭数を送り出す

大活躍でしたが、2歳世代も良い馬が多いと思いました。

育成を2場に分けた効果からか、馬の作り方が飛躍的に高まっていると感じていて

現3歳世代だけのまぐれとも考えにくく、もはやNFに次ぐ育成場、という

評価をしても良いくらいだと個人的には思っています。

またロードカナロアの肌としてはSSが近い位置にあり影響力が強いほうが、

父との相乗効果が出ているように思え、母は高齢ですが、母父SSを狙いました。

トモのボリュームも十分ですし、もう少し胴が伸びれば言うことありません。

委託先はノースヒルス系のメインステーブルの一つの中竹厩舎。

近年でもカデナ、ブレイキングドーン、ビアンフェで着実に結果を出していますし、

かなり信頼できるラインです。

芝のマイル路線で十分期待できる馬だと思っています。

 

8位

馬名:シュンイ
父:ロードカナロア
母:メジロルルド
性別:牝
厩舎:栗東・矢作芳人厩舎
馬主:ライオンレースホース


自分が馬体が良いと思った馬が、セリでどんな評価をされるのか、またどんな

成績になるのか、という実験の意味を込めて昨年のセレクトセール1歳セッション前に、

ディープ産駒とロードカナロア産駒だけは全頭チェックしてみました。

その時ロードカナロア産駒で1番手評価をしたのがこの馬で、

今年絶対に獲りたいと思っていた馬です。

セールではTCライオンに4700万円で落札され、クラブで6000万円で募集されました。

母は未出走ですがSS×メジロドーベルという良血で、

本馬は母が16歳の時の11番仔になります。

母の産駒は勝ち上がりはまずまずも、マッサビエル(父ハービンジャー)が

出世頭になる目立たない繁殖成績ですが、毛本では巻頭カラーに紹介され、

多くの媒体で矢作調教師の期待値の高さが伺えるコメントがあり、

丸ごとの勝己代表のインタビューでも名前が上がっていました。

また報知ブログでも度々紹介されるようになり、5/19公開のnetkeibaの

「NF育成馬の最新情報第1回」のコーナーの10頭にもピックアップされていて

グングン評価を上げてきていることが伺えます。

矢作厩舎は大レースでの仕上げには定評がありますが、新馬戦などは特に

あまり仕上げてくる厩舎ではないので、仕上げに時間がかかるキンカメ産駒などは

取りこぼしが多いというか相性が悪く、仕上りやすいディープやハーツなどの

SS系種牡馬の産駒のほうが相性が良い傾向があります。

本馬はキンカメ系のロードカナロア産駒ですが、アーモンドアイがそうであるように、

仕上りやすい種牡馬で本馬は牝馬なので厩舎とのミスマッチはないと思っています。

セールの時からバランスの良い馬体でしたが、その後も順調に成長したようで

十分なトモのボリュームと、前後ともに可動域が広そうな造りだと思いますし、

ハイパーソニックのところにも書いたように母父SSが強く出た良質な筋肉を

していると思います。

現在入厩に向けてNFしがらきまで移動しています。

ライオンからもそろそろ大物が出てくると思っています。

 

9位

馬名:サトノブラーヴ
父:オルフェーヴル
母:シェルズレイ
性別:牡
厩舎:美浦・堀宣行厩舎
馬主:サトミホースカンパニー


2020年11月からの京都競馬場が改修工事に入る影響で、他の競馬場での開催が続いたり、

馬場が重めになることを想定した、ディープへのカウンターとして、

パワーに優れる馬を何頭か入れると決めていました。

その筆頭として考えていたのがオルフェーヴル産駒で、そこから本馬を指名しました。

本馬はセレクトセール当歳セッションに上場され、サトミホースカンパニーに

7600万円で落札されています。

母はブラックシェルの全姉で現役時代はチューリップ賞2着やローズS2着など活躍し、

母としてもホープフルSなどを勝ったシャイニングレイ(父ディープインパクト)をはじめ

産駒は高い勝ち上がり率を見せています。

本馬は母が15歳の時の9番仔になります。

正直当歳馬の馬体は全然わからないので、大きなことは言えないのですが

セールの時の馬体を見ると、はち切れそうなトモに目が行きます。

2歳馬カタログのNF空港の登坂動画でもかなりパワフルに駆け上がっており、

血統表の字面通りちょっと硬いですが、パワーがありそうな走りです。

丸ごとの里見オーナーのインタビューでも名前が出ていました。

極ウマでも紹介されており馬体重は477キロとちょうど良いサイズです。

そこでの高見厩舎長のコメントは

「今は坂路で14秒台までできている。一本調子というか行きたがる面がある。

 体は問題ない。気性面だけが気がかりですね。テンからカッと行くので

 その辺がうまく折り合えば。4月には移動の予定」

とのことで、確かにこの父×母だと気性は問題ありますよね^^;

でもそこはあの気性のドゥラメンテを大成させた堀厩舎がなんとかしてくれるはずです。

堀厩舎×オルフェーヴル産駒は、ここまでデビューしたのが1頭で1戦のみと未知ですが、

堀厩舎でこれまで大成した馬を見るとモーリス、ドゥラメンテ、

キンシャサノキセキなど、どちらかというと筋肉が付いて良さを発揮する

種牡馬の産駒が成功しているので、オルフェーヴル産駒の本馬も

厩舎の鍛え方に合うのではないかと思っています。

馬場の渋った皐月賞などで激走してくれないもんかと思っています。

 

10位

馬名:ハイエストポイント
父:シンボリクリスエス
母:シェルエメール
性別:牡
厩舎:栗東・鈴木孝志厩舎
馬主:ノースヒルズ


この馬も重くなった馬場でも能力を発揮できそうな馬として指名しました。

今年のきさらぎ賞を勝ったコルテジアの全弟です。

母はジャングルポケット産駒で芝短距離で2勝を挙げました。

母としては初仔エールショー(父クロフネ)が新馬勝ち、2番仔がコルテジアで、

安定感を見せており、もしかしたら母はかなり優秀な繁殖なのかもしれません。

本馬は母が10歳の時の3番仔になります。

コルテジアの活躍もあると思いますがほぼ全てのPOG本に露出があり、

「全兄コルテジアとそっくりだけど、同時期のコルテジアより一回り大きく良い馬」

との評価で紹介されています。

この時点で既に入厩済みで5/7にゲート試験に合格し、毎週のようにコースで

長めから速めの時計を出しています。

この時期にこれだけ毎週ビシビシ追えるのは体質も強い証拠ですし、これだけの

ハードな調教をこなしながらも、POG本では462キロだった馬体が5月末には

480キロくらいまで増えているようです。

委託先は全兄コルテジアも管理した鈴木孝志厩舎というのもプラスです。

兄での経験を、本馬に生かしてくれると思います。

デビュー予定も出ており、6/14東京芝1800で三浦騎手でデビュー予定です。

新馬戦から東京に遠征するところにも並々ならぬ勝負気配を感じますが、

評判馬もいますしどうでしょうか…?

もちろん期待はしていますが、ここを負けても悲観することはないと思ってます。

父がシンボリクリスエスですし、コルテジアも勝ち上がりに3戦を要したように

使いつつ力をつけていくタイプだと思います。

地味であまり人気しないタイプだと思いますが、少しずつ力を付けていって、

兄に続く重賞勝ちを期待しています。

 

11位

馬名:ブリングトゥライフ
父:ハービンジャー
母:アニマトゥール
性別:牝
厩舎:美浦・手塚貴久厩舎
馬主:G1レーシング


G1レーシングで1600万円で募集されました。

今年の追分FLV育成馬は何頭か指名したい馬がいたのですが、個人的に

母チェリーペトルズ(5位でブルータスさんが指名)か本馬の2択でした。

母はホワイトマズル産駒で現役時代は芝の1600、2600で2勝。

1つ上の初仔の半姉アニマフレスカ(父スクリーンヒーロー)は現在未勝利ですが

未勝利戦で2着があります。

しかし5代母はアンティックヴァリューでベガを輩出した一族になります。

本馬は母が8歳の時の2番仔。

母がSSとミスプロを併せ持つハービンジャー産駒はディアドラ、ノームコア、

ブラストワンピース、ハッピーアワーなどがいます。

本馬は血統的にはあまり強調点はないですが、POG本での牧場の評価が高く

ほぼどの媒体でも追分FLVの期待馬として紹介されています。

手塚厩舎の厩舎コメントもほぼどの媒体にも載っており、「1歳からずっと良い馬体」

「完成度が高い」等のコメントで紹介されています。

5月に入厩し、6/21東京マイルを戸崎騎手でデビューを予定しています。

しかし、調教を進めていますがなかなか時計が詰まってきません…泣

馬体は胸前も深くて、胴も伸びがありますし、速いところをやった時に

名前が轟く妄想をしていたので、こんなはずじゃなかったんですが…

また当レースにはアークライトなども出走予定で、厳しい門出が予想されます…

ただ、馬体のフレームを見る限り、今見ても間違いなく良いと思うので、

パンとしてくれば必ず走ってくると思っています。

 

12位

馬名:ソーヴァリアント
父:オルフェーヴル
母:ソーマジック
性別:牡
厩舎:美浦・大竹正博厩舎
馬主:社台レースホース


半姉を指名されていたシャーパーさんとのジャンケンになりますが、見事勝利し

獲得となりました。

社台レースホースで2800万円で募集されました。

今年の牝馬クラシック戦線を賑わせたマジックキャッスル(父ディープインパクト)や

重賞で3着が2回あるソーグリッタリング(父ステイゴールド)らの半弟になります。

母も桜花賞で3着と活躍した馬です。

本馬は母が13歳の時の6番仔になります。

オルフェーヴル産駒の活躍馬はラッキーライラック、オーソリティ、サラス、

ギルデッドミラー、シャインガーネット、エスポワールなど、

ほとんどの馬が母がSeattle Slewを持っています。

上記のうちオーソリティとエスポワールは本馬と同じ母父シンボリクリスエスです。

兄姉も堅実に活躍していますが、血統の字面だけで言えばこのきょうだいの中では

一番親和性が高そうな気がします。

牧場コメント、厩舎コメントもほぼどの媒体にも載っており、気性にちょっと問題が

あるかもしれませんが、能力は高そうなイメージです。

血統的な裏付けは今年の指名馬の中でもトップクラスに高いと思っていますし、

厩舎×父も現3歳世代からホウオウピースフルが出ており、相性は悪くないです。

指名順位は低いですが、個人的に期待値は結構高めです。

 

13位

馬名:ダノンハイファイブ
父:ハーツクライ
母:ブライスキャニオン
性別:牡
厩舎:栗東・矢作芳人厩舎
馬主:ダノックス


セレクトセール当歳セッションでダノックスに3500万円で落札されています。

今年のPOG本を見ていてNF育成馬に見劣らない垢抜けた馬体だなぁと思って

注目していました。

母は愛国産のGalileo産駒で3戦未勝利も、その母(本馬の祖母)は仏オークスや

オペラ賞などG1を2勝、ムーンランドロンシャンやヴェルメイユ賞でも3着と

活躍したBright Skyという良血です。

母としては持ち込みの初仔、2番仔の全姉ブライトアイズも中央未勝利と

まだこれといった産駒は輩出しておらず、ハーツ×Galileoもこれといった

実績馬はなく、ハーツ×Sadler's Wellsにまで広げてもメイショウナルトが

いるくらいで、相性が良いとはとても言えません。

本馬は母が9歳の時の3番仔になります。

血統的な根拠は弱いながらも各媒体で千代田牧場のページで馬体写真付きで

紹介されており、毛本では「成長っぷりが目立ったので撮影馬にピックアップした」

とあります。

また「13-13でも余裕で上がってくる」、「一日3本坂路に入れる日もあるくらい」と

香ばしいコメントが並びます。

血統的根拠が強くない本馬がこれだけプッシュされるのは本当に出来が良いのだと思います。

2歳馬カタログでも取り上げられており、ゆったりとしたフォームですが

スピード感のある走りを見せているので、2000m以上あたりが主戦場に

なるのかなと思います。

矢作厩舎はダービーを勝ち、ちょうどそのタイミングで馬名の情報が出てきたので

3歳世代と入れ替わりで入厩だったら激アツだなと思いましたが、違ったようです…^^;

丸ごとの巻末の厩舎別委託馬一覧にも名前がなく、どの媒体にも厩舎コメントが

ありませんでした。注目されていないからなのか、決まったのが直前だったのか…

ダノン×矢作厩舎は昨年ダノンファラオで久々に復活したラインで、

現在の矢作厩舎の「格」を考えると、そこまで期待値が低い馬を委託するとも思えず、

意外と期待されているのではないかと個人的には思っています。

この馬が活躍してくれたら超嬉しいんですけどねぇ。

 

14位

馬名:スペシャルドラマ
父:エピファネイア
母:アドマイヤキュート
性別:牡
厩舎:美浦・宮田敬介厩舎
馬主:大塚亮一氏


昨年11月頃に友道厩舎に委託契約 → 西村厩舎へ転厩し4/1にゲート試験合格

→ 大塚氏に名義変更されるとともに宮田厩舎へ再転厩という経緯を持つ馬です。

馬主変更に伴い、アドマイヤエピ→スペシャルドラマというカッコいい馬名に

無事に変更になっています!笑

6/1の更新で宮田厩舎へ入厩しているのを確認したので指名に踏み切りました。

母はグランプリボスの1つ下の半妹にあたるキンカメ産駒で、現役時代はダートで

3勝を挙げています。

母としてはハービンジャー産駒を2頭産んでいて初仔が1勝、2番仔は未勝利抹消と

まだ実績はありませんが、生前の近藤氏が現役引退後も母を所有し続けていたことからも

母は繁殖として期待されているのだと思います。

本馬はそんな母が9歳の時の3番仔になります。

2頭続いたハービンジャー産駒の兄達はかなり緩かったですが、

父がエピファネイアに替わりました。

エピファ×キンカメ×SSというのはデアリングタクトやスカイグルーヴと同じで、

7/8以上同血ということになります。

また近藤旬子氏→大塚亮一氏への名義変更はドラフト前ということもあり、

かなり話題になりましたが、全ての馬がそうなっているわけではないので、

大塚オーナーが活躍が期待できそうな馬のみチョイスした形だと勝手に思っています。

また宮田厩舎への転厩に関してはノーザンが仲介した可能性が高いのではと

思っており、次世代の関東のホープとして育てていきたい宮田厩舎と

大物個人馬主を繋いだ形なのかなと。(※全て素人の妄想です)

そう考えると新規開業の宮田厩舎なら放置もされにくいでしょうし、

ここで結果を出せば太いパイプを構築できるであろうことからも

本馬が狙い目かなと思いました。

馬体写真も確認できてないですし、馬体重も分かりませんが、4/1に(西村厩舎で)

ゲート試験に合格しているように始動は早そうですし、父替わりで跳ねる要素もあるので、

違った目線で指名してみました。

情報もほとんどなかったこの馬が活躍するというスペシャルなドラマがあることを

期待しています。

 

15位

馬名:ホウオウマルゴー
父:ディープインパクト
母:ハヴユーゴーンアウェイ
性別:牝
厩舎:美浦・栗田徹厩舎
馬主:小笹芳央氏


母アコースティクスをフルスイングして通常ラウンドを締めくくろうかと思いましたが、

レイチェルさんにあっさりジャンケンで敗れ、ハズレで本馬を指名しました。

セレクトセール1歳セッションでホウオウ冠の小笹オーナーに13000万円で落札されました。

シュンイのところにも書きましたが、昨年のセレクトセールの1歳セッションに

上場されたディープ産駒はセール前に全馬チェックしていて、その中では

個人的に2番目(1番は母ミュージカルウェイ)に気に入った馬です。

母は米ダートG1のバレリーナSを勝ち、レイクヴィラFが導入した期待の繁殖です。

本馬は母が7歳の時の初仔で、トレデマンド、タイガーオーキッドと同じく

ディープ×米ダートG1勝ちの母です。

初仔なので指名しないでおこうかと思ったのですが、この順目まで残っているなら

行こうと思いました。

ディープ×Congratsの組合せは過去に1頭だけ日本で走っており、その1頭が

ホープフルSを勝ったハートレーです。

POG本では丸ごとの厩舎別のコメントくらいで馬体写真はどこにもなし。

「パワーがありそう。クラシックに乗せたい。」とコメントされています。

黄本連動のYou Tubeに登坂動画はあり、そこではまだゆっくりのペースでしたが

無事は確認できました。

POG本では馬体重等確認できませんでしたが、セール時に421キロあるので

初仔ですが極端に小さいということはなさそうです。

委託先は美浦の栗田厩舎。

現3歳世代ではシャインガーネットでファルコンSを制している、2011年に開業し

9年目の新鋭厩舎です。山口功一郎オーナーのメイン委託先として有名ですね。

2017年までは20勝前後でしたが2018年に27勝、2019年には29勝と大台まで

あと少しのところに迫っており、今年既にも14勝を挙げてキャリアハイを

更新しそうな勢いです。

小笹オーナー×栗田厩舎は過去に2頭おり、そのうち1頭が黒松賞を勝ち、

フェアリーSで2着に入ったホウオウエクレールです。

栗田厩舎は過去にまだほとんどディープ産駒は委託されていません。

その厩舎にこれだけの良血で高額落札馬が委託されるのは、栗田厩舎が

ホウオウエクレールを走らせたことでオーナーの信頼を勝ち取った結果だと思います。

シャインガーネットの扱いを見る限り、レース選択や仕上げも上手い印象ですし、

本馬もそれくらい活躍してくれたらいいなと思っています。

この馬で結果が出なくてもこの母はしばらく追いかけていきたいと思います。

 

16位(エクストララウンド)

馬名:デュエラー
父:スピルバーグ
母:ミセススノー
性別:牡
厩舎:栗東・高橋康之厩舎
馬主:会田浩史氏


今年のエクストララウンドの縛りでは結構ダート系種牡馬の多くが産駒頭数で

アウトになってしまうので、芝っぽい種牡馬が多く指名されましたね。

エクストララウンドの方針としてはNFか社台Fで育成されている馬を選ぼうと思い

探したところセレクトセールに社台Fから上場された本馬を見つけました。

本馬は昨年の1歳セッションで会田浩史オーナーに1200万円で落札されました。

会田オーナーは現3歳世代からセレクトセールで落札されて馬を持たれているようですが

まだ勝ち上った馬はいないようです。

母は過去の楽燕カップでも何度も指名されていた馬で、Glorious Song=Devil's Bagの

2×3の全きょうだいクロス(本馬から見れば3×4)を持つのが特徴的です。

本馬は母15歳の時の10番仔で、大物を出しそうで出さないまま、いつのまにか

母も高齢の域に差し掛かってしまいました。

産駒では3勝を挙げたフェイブルネージュ(父ディープインパクト)が出世頭です。

本馬はスピルバーグ産駒でディープが一代下がり、Haloのクロスが薄くなりますが

父母にSadler's Wellsが入ることで4×4のクロスができ、底力はこちらのほうが

上でしょうか。

スピルバーグ産駒はダートで勝ち上っている馬が多く、芝狙いで指名した本馬ですが

ダートでもつぶしが利くと思っています。

馬体的にはそこまで自信は持てていませんが、血統背景からは最悪でも

ペナルティは回避し、うまく跳ねればボーナスまで期待できるのではと思います。

取り合えず最後なので思いっきりフルスイングしてみました。

 

 

●数字的目標

1.最終成績5位以内

2.G1連対

3.重賞制覇

4.Aクラス

5.デビューした全馬がポイント獲得

 

 

●指名馬で期待している馬ベスト5

1位:タイガーオーキッド(ディープインパクト×シーズアタイガー)6位

2位:シュンイ(ロードカナロア×メジロルルド)8位

3位:トレデマンド(ディープインパクト×コンドコマンド)1位

4位:ソーヴァリアント(オルフェーヴル×ソーマジック)12位

5位:ハイエストポイント(シンボリクリスエス×シェルエメール)10位

 

 

●取られて悔しかった馬ベスト7

1位:ドゥラメンテ×イプスウィッチ (マサキサマさん 2位)

2位:ディープインパクト×ミュージカルウェイ (レイチェルさん 1位)

3位:ロードカナロア×チェリーペトルズ (ブルータスさん 5位)

4位:ディープインパクト×ヴィアンローズ (マクベインさん 4位)

5位:ジャスタウェイ×エピックラヴ (達磨さん 9位)

6位:ハーツクライ×バディーラ (ランディさん 6位)

7位:ドゥラメンテ×グランデアモーレ (deardanielさん 6位)

 

 

●最後までリストに残った馬達(指名されてない馬で)

通常ラウンド

(ブラックタイド×レーゲンボーゲン)

(エピファネイア×シュペトレーゼ)

(エピファネイア×ディープラヴ)

(ロードカナロア×ソングバード)

(キズナ×ケイティーズギフト)

(ダイワメジャー×ウィステリアアーチ)

(ディープインパクト×オンヴェラ)

(キングカメハメハ×サンデースマイル2)

(ミッキーアイル×ミッキーレモン)

(ドゥラメンテ×スターペスミツコ)

(ヴィクトワールピサ×ラグジャリー)

 

エスクトララウンド用

(ローエングリン×アズサユミ)

(トーセンラー×プティプランセス)

(オーションブルー×クロカンブッシュ)

(ストーミングホーム×トシキャンディ)

 

 

●自分以外の人で優勝争い予想

◎ レイチェルさん 

  4番打者が並んだ布陣。空振りもあるかもですが、複数長打出ると思います。


○ 愚零闘武多さん

  上位から下位まで隙がない。個人的に全頭勝ち上がりまで狙えそうな布陣。


▲ ブルータスさん

  個人的にカナロア、ルーラーの指名が秀逸。Frankelも一発ありそう。


△ メタボファイヤーさん

  ツーベースを複数打ちそう。指名意図を感じる指名。


× マサキサマさん

  ドゥラメンテ産駒でほしかった馬はだいたいマサキサマさんが持ってる。


注 フクロウさん

  Kingman産駒が不気味。中位~下位から大物が出てきそうな予感。

 

 

●今年の自分のドラフト総括

60点。

牡馬は関西5、関東5、牝馬は関西3、関東3とバランスの良い指名はできました。

牝馬はほぼ狙ってた馬は獲れました。

その代償として、牡馬の特にクラシック路線が手薄な感が否めません…。


反省1、特定の人気厩舎の売り切れが早く、後手に回ってしまったことで、

   友道、藤沢、中内田厩舎がゼロ。


反省2、適正順位のズレが酷かった。

   もっと下位でも獲れただろうって馬が数頭います…


反省3、残ってる有力馬を何度も見落とした。

   何でだろう?夢でも見てたのかな…

   もともとリストアップが少なすぎるのかな…

 

結果的に、今年は色々と準備不足だったなぁと思います…

何やってんだか…って感じです。

 

でも、ほとんどの馬は「跳ねる」タイミングを意識した指名はできました。

裏を返すと兄姉に活躍馬が少なく、パンチ不足の指名のように見えるでしょうが、

それはこういう方針で指名するようになってから毎年のことなので、

個人的には昨年並みにはやれるんじゃないかと思ってたりもします。


友道厩舎も、藤沢厩舎も、中内田厩舎も、キズナ産駒も、ドゥラメンテ産駒も

いませんが、なんとかみなさんに食らいついて行けたらいいなと思ってます。

 

毎日寝不足になりながら悩んで悩んで選んだ16頭なので、全馬の活躍を信じて

責任もって最後まで応援していきたいと思います!

 

 

●ドラフトの感想、全体的な感想

今年も本当に楽しかったです!!

私が寝落ちで何度か投稿遅れたのに、リカバリーしていただいて助かりました^^;

運営委員の方々に手伝っていただき、今年も無事に終われてよかったです。

本当にありがとうございました!

また、この楽燕カップをきっかけに以前からオフ会をされてる関東組に続き、

昨年からは関西組もオフ会がスタートしましたし、年々メンバー間の交流も

深まってきて主催者としては嬉しい限りです。

完全な善意のみで運営のサポートを申し出てくださる方や、掲示板やコメントで

盛り上げてくださる方、意見を仰いだ際には色々とアイデアを出してくださる方など、

役割分担じゃないですけど、参加者のみなさんが楽燕カップの発展のために

それぞれ動いてくださっていて、本当に良いメンバーだなぁと実感しています。


個人的に「他者へのリスペクトがあるPOG」にしたいと思ってやってきた部分があって、

今は自分が目指していたような良い雰囲気になっていて、そんなPOGに育てて

くださった、参加いただいてるメンバーには感謝しかありません!

楽燕カップをこうして長く続けてこられたのも、参加者のみなさんの協力のお陰です。

本当に、本当に、感謝してます!!

これからも末永く宜しくお願いします!!

それではみなさん、今年も一年間自分の指名馬を応援していきましょう!!

 

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