名前をつけるということは大事なことだ。
だから、
名前をつけるときはおろそかにしてはいけないので、
『命名』という。
“命”という字は、絶対的という意味で、
いのちという。
だから、名前をつけるときは
非常な意味をもってつける。
陽明学者・安岡正篤先生の言葉です
私の仕事の中には、
姓名鑑定や命名などもあるのですが、
自分の名前を、そういう風に意識したのは、
プロになる勉強をしていたときでした。
その時、初めて、自分の本名が、
ものすごく最凶の名前だと知ったのです。
私の名前をつけてくれたのは、親戚がお世話になっていた方
というのは知っていたのですが、よくよく聞いてみると、
戦前~戦後にかけて、政財界のフィクサー的な方・・・
だったとのこと
そういう方が姓名学を知らないわけはないのですが、
それ以上に、きっと、文字の意味を大切にしたかったのか
・・・と思うことにしました。
そして、きっと修羅場をくぐりぬけてきた方ならではの
(もしかしたら)親心で、
この名前に打ち勝って進んでいくように・・・
というこのなのかな~と思ったりもしたのでした。
確かに、このとき、これに氣づくまでの30数年、
ものすごい荒波の人生でしたが、
とりあえず、元氣でいられたことは、
奇跡かもしれません。
とはいえ、やはり知ってしまった以上、
次こそは良い名前をというのが人情なので、
プロネームは、最高の名前を考えたのです
そんな流れを考えると、
最凶の名前を持っていたのも、
この仕事に就くためだったのかもしれません。
そして、おかげさまで、この名前を使い出してから、
ずいぶん、人生のバランスが取れてきたようです