山口県山陽小野田市にあるJR西日本・JR貨物の厚狭駅は、神戸駅から瀬戸内海に沿って門司駅までを結んでいる全線直流電化の山陽本線(537.1km・和田岬線を含む)の駅で、1999(平成11)年3月に山陽新幹線の駅も新たに設置されました。
もともとは山陽鉄道の一般駅として、1900(明治33)年12月3日に開業しました。
在来線はかつては単式ホームと島式ホームの4面7線のほかに単式ホームの切欠き部分に美祢線用のホームもありましたが、現在は4面5線のみが使われています。
山陽新幹線は内側に上下通過線を挟む相対式ホーム2面2線の高架駅です。
駅舎は北側に1959(昭和34)年5月に建てられた従来からの駅舎がありますが、山陽新幹線の厚狭駅開設時に新たに南側にも駅舎(新幹線口)が設けられました。 両駅舎の改札口と在来線の各ホームとは跨線橋で連絡しています。
2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は1,597人です。
この厚狭駅は、山陽新幹線では最も新しい駅です。
<厚狭駅の年表>
・1900(明治33)年12月3日:山陽鉄道の一般駅である終着駅として開業
・1901(明治34)年5月27日:山陽鉄道の途中駅となる
・1905(明治38)年9月13日:山陽鉄道が大嶺駅までの支線(現在の美祢線)を開業
・1906(明治39)年12月1日:鉄道国有法により山陽鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により山陽本線となり、同線の駅となる
・1984(昭和59)年1月21日:貨物取扱い廃止
・1987(昭和62)年3月31日:将来貨物設備が整備されることに備えて、貨物取扱い再開
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる
・1999(平成11)年3月13日:山陽新幹線の停車駅となる
(駅 名 標)
(厚狭駅の在来線口駅舎)
撮影年月日:2002(平成14)年1月2日