和歌山県東牟婁郡串本町にあるJR西日本の古座駅は、亀山駅から新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384,2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1936(昭和11)年12月11日に開業しました(開業時は紀勢中線に所属)。
島式ホーム1面2線を有していて列車交換可能な簡易委託駅です。
開業時の1936(昭和11)年12月に建てられた木造駅舎は2002(平成14)年12月にリニューアルされたものの線路東側に健在で、ホームへは構内踏切で連絡しています。
2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は208人で、これは起終点駅を含む紀勢本線の全96駅中38位です。
この古座駅は旧・古座町の代表駅で、2011(平成23)年3月12日のダイヤ改正から全ての特急列車が停車するようになりました。
<古座駅の年表>
・1936(昭和11)年12月11日:国鉄紀勢中線の一般駅として開業
・1940(昭和15)年8月8日:紀勢中線が紀勢西線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1985(昭和60)年3月14日:駅の無人化(簡易委託)
・1985(昭和60)年3月14日:一部の特急「くろしお」の停車駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1989(平成元)年7月22日:路線愛称の制定により、「きのくに線」の愛称を使用開始
・2002(平成14)年12月15日:駅舎改装
・2003(平成15)年10月1日:喫煙コーナーを除いて、駅構内終日全面禁煙化
・2011(平成23)年3月12日:全ての特急列車の停車駅となる
・2015(平成27)年8月22日:台風16号の高波の影響で新宮駅 ~三輪崎駅間の土砂が流出して、新宮駅 ~紀伊勝浦駅間が不通となったことにより営業休止
・2015(平成27)年9月1日:新宮駅~紀伊勝浦駅間が復旧したことにより、営業再開
・2016(平成28)年12月17日:ICカードICOCAの利用が可能となる
(駅 名 標)
(亀山方面を望む)
(紀伊田辺方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(古座駅駅舎)
(駅 舎 内)