兵庫県姫路市飾磨区妻鹿出口にある妻鹿駅は、西代駅から山陽姫路駅までを結んでいる山陽電鉄本線(54.7km)の駅です。 もともとは神戸姫路電気鉄道の駅として、1923(大正12)年8月19日に開業しました。
相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
駅舎は下りホーム(姫路方面行きホーム)の姫路寄りにあり、上りホームへは構内踏切で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は2,158人で、これは山陽電鉄の全49駅中33位です。
「妻鹿」という地名は、この辺りに住んでいた夫婦の鹿のうち、牡鹿が家島諸島に渡り牝鹿が残ったことに由来するそうです。
妻鹿駅が属する山陽電鉄本線は、神戸と明石・姫路間の都市間輸送を行っていますが、JR西日本の山陽本線(JR神戸線)とは全線で、特に山陽須磨駅~山陽明石駅間では完全に並行しており競合状態にあります。
<妻鹿駅の年表>
・1923(大正12)年8月19日:神戸姫路電気鉄道の駅として開業
・1927(昭和2)年4月1日:神戸姫路電気鉄道が宇治川電気に合併され、同社の駅となる
・1933(昭和8)年6月6日:宇治川電気の鉄道部門が分離独立して山陽電気鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1949(昭和24)年4月15日:急行の停車駅となる
・1984(昭和59)年3月25日:急行の設定がなくなる
・1995(平成7)年1月17日:阪神・淡路大震災で全線が不通になったことにより、営業休止
・1995(平成7)年1月18日:山陽明石駅~山陽姫路駅間が運転再開したことにより、営業再開
・1999(平成11)年10月1日:「スルッとKANSAI」対応カードの取り扱い開始
・2006(平成18)年7月1日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2011(平成23)年3月1日:駅構内の喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化
・2014(平成26)年3月21日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2014(平成26)年4月1日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(新開地方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(妻鹿駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2014(平成26)年6月1日