大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

木次線 加茂中駅!

2019年11月11日 | 

島根県雲南市加茂町にあるJR西日本の加茂中駅は、松江市の宍道駅と庄原市の備後落合駅とを結んでいる全線単線非電化の木次線(81.9km)の駅です。
もともとは簸上鉄道の駅として、1916(大正5)年10月11日に開業しました。

島式ホーム1面2線を有していて、列車交換可能な簡易委託駅です。
1940(昭和15)年に建てられた木造駅舎が健在で、駅舎からホームへは構内踏切を渡ります。

2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は146人で、これは起終点駅を除く木次線の全15駅中5位です。

この加茂中駅は旧加茂町の中心駅で、急行「ちどり」の停車駅でもありました。

加茂中駅が属する木次線は、かつては芸備線(広島駅~備中神代駅間)とともに山陰地方と山陽地方とを結ぶ陰陽連絡路線として機能し、1950年代から1990年までは広島・松江へ直通する急行「ちどり」などの優等列車も運転されていましたが、その後のモータリゼーションの普及と沿線の過疎化により次第に利用者は減少し、1990(平成2)年3月10日のダイヤ改正で急行「ちどり」の木次線の乗り入れが廃止されてからは普通列車のみの運転となり、陰陽連絡路線としての機能は失われました。

  <加茂中駅の年表>

 ・1916(大正5)年10月11日:簸上鉄道の駅として開業
 ・1934(昭和9)年8月1日:簸上鉄道が国有化されて国鉄木次線となり、同線の駅となる
 ・1940(昭和15)年  :木造駅舎が竣工
 ・1982(昭和57)年11月7日:貨物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1990(平成2)年6月1日:米子支社の管轄から木次鉄道部の直轄に変更になる
 ・2001(平成13)年10月1日:駅の簡易委託化
 ・2018(平成30)年7月6日:平成30年7月豪雨の影響で全線が運休したことにより、営業休止
 ・2018(平成30)年7月7日:宍道駅~木次駅間が運転再開したことにより営業再開

 
(駅 名 標)

 
(宍道方面を望む)

 
(備後落合方面を望む)

 

 
(加茂中駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2014(平成26)年6月22日