福井県福井市半田町にあるJR西日本の大土呂駅は、米原駅から敦賀、福井を経て金沢駅までを結んでいる北陸本線(176.6km)の一般駅として、1896(明治29)年7月15日に開業しました(開業時は北陸線に所属)。
かつては単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、後に島式ホームの駅舎側の線路が撤去されたので、現在は単式ホーム2面2線の無人駅です。
1948(昭和23)年12月に建てられた木造駅舎が上りホーム(米原方面行きホーム)側にあり、下りホームへは跨線橋で連絡しています。。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は675人で、これは起終点駅を除く北陸本線の全42駅中31位です。
大土呂駅が属する北陸本線は、2015(平成27)年3月13日までは米原駅から新潟県上越市直江津駅までの路線でしたが、同年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、並行在来線となる金沢駅~直江津駅間がJR西日本から経営分離され、石川県部分は「IRいしかわ鉄道」、富山県部分は「あいの風とやま鉄道」、新潟県部分は「えちごトキめき鉄道」と、それぞれ各県ごとに設立された第三セクター鉄道会社に移管されました。
<大土呂駅の年表>
・1896(明治29)年7月15日:北陸線の一般駅として開業
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄北陸本線となり、同線の駅となる
・1948(昭和23)年6月28日:福井地震により駅舎全壊
・1948(昭和23)年12月20日:新駅舎竣工
・1961(昭和36)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
・1984(昭和59)年4月1日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1995(平成7)年10月1日:金沢支社の管轄から福井地域鉄道部の直轄に変更になる
・2018(平成30)年9月15日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
(駅 名 標)
(跨線橋から福井方面を望む)
(敦賀方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(大土呂駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2015(平成27)年8月15日