三重県津市大里窪田町にあるJR東海の一身田駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮、紀伊田辺を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の駅です。
もともとは関西鉄道の一般駅として、1891(明治24)年8月21日に開業しました。
長い相対式ホーム2面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
1923(大正12)年12月に建てられた木造駅舎が下りホーム(松阪方面行きホーム)側にあり、上りホームへは地下通路で連絡しています。
2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は1,079人で、これはJR東海に属する紀勢本線の全40駅中4位です。
一身田駅が属する紀勢本線は、紀伊半島を海沿いに半周する路線で、新宮駅を境に東側のJR東海が管轄する区間は非電化であり、西側のJR西日本が管轄する区間は直流電化されています。 そして、亀山駅~新宮駅(構内のぞく)間はJR東海の東海鉄道事業本部、新宮駅~和歌山市駅(構内のぞく)間はJR西日本の和歌山支社が管轄しています。
<一身田駅の年表>
・1891(明治24)年8月21日:関西鉄道の一般駅として開業
・1907(明治40)年10月1日:関西鉄道が国有化される
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により参宮線となり、同線の駅となる
・1923(大正12)年12月 :現在の木造駅舎が竣工
・1959(昭和34)年7月15日:参宮線の亀山~多気間が紀勢本線に編入されたことにより、同線の駅となる
・1962(昭和37)年2月1日:貨物取扱い廃止
・1983(昭和58)年12月21日:荷物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる
・2011(平成23)年10月1日:駅の無人化
(駅 名 標)
(駅舎・ホーム側)
(一身田駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2013(平成25)年8月16日