福井県南条郡南越前町西大道にあるJR西日本の南条駅は、米原駅から敦賀、福井を経て金沢駅までを結んでいる北陸本線(177.6km)の駅です。 もともとは鯖波駅として1896(明治29)年7月15日に開業しました。
かつては単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、1998(平成10)年9月に中線が撤去されたので、現在は単式ホーム2面2線を有する簡易委託駅です。
南越前町商工会館との合築駅舎が上りホーム(米原方面行きホーム)側にあり、下りホームとは地下通路で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は685人で、これは起終点駅を除く北陸本線の全42駅中30位です。
南条駅が属する北陸本線は、2015(平成27)年3月13日までは米原駅から新潟県上越市の直江津駅までの路線でしたが、同年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、並行在来線となる金沢駅~直江津駅間がJR西日本から経営分離され、石川県部分は「IRいしかわ鉄道」、富山県部分は「あいの風とやま鉄道」、新潟県部分は「えちごトキめき鉄道」と、それぞれ各県ごとに設立された第三セクター鉄道会社に移管されました。
<南条駅の年表>
・1896(明治29)年7月15日:北陸線の一般駅である鯖波駅として開業
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により北陸本線となり、同線の駅となる
・1963(昭和38)年9月25日:当駅~王子保駅間が複線化
・1966(昭和41)年3月11日:湯尾駅~当駅間が複線化
・1973(昭和48)年4月1日:駅名が南条駅に改称される
・1984(昭和59)年2月1日:貨物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1995(平成7)年10月1日:金沢支社の管轄から福井地域鉄道部の直轄に変更になる
・2000(平成12)年7月1日:駅の簡易委託化
・2018(平成30)年9月15日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
(駅 名 標)
(敦賀方面を望む)
(金沢方面を望む)
(南条駅駅舎)
(駅 舎 内)
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