兵庫県加古郡播磨町野添にあるJR西日本の土山駅は、神戸駅から岡山・広島・山口などの瀬戸内海沿いの各主要都市を経由して門司駅までを結んでいる山陽本線(537,1km・和田岬線を含む)の駅です。
もともとは山陽鉄道の一般駅として、1888(明治21)年12月23日に開業しました。
12両編成対応の単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有する直営駅です。
以前は1940(昭和15)年7月に建てられた木造駅舎(旧駅舎)がありましたが、2003(平成15)年12月に橋上駅舎に建て替えられました。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は28,963人で、これは起終点駅を含む山陽本線の全126駅中16位です。
かつては当駅の南側にあったホームから別府鉄道土山線が運転されていましたが、1984(昭和59)年2月1日に廃止されました。
土山駅が属するJR神戸線は、JR西日本のアーバンネットワーク(京阪神エリア)の路線の一つであり、大阪市と神戸市・明石市・姫路市などの兵庫県内の瀬戸内科医沿いの各都市とを結んでいます。そして、神戸駅を境に東側が東海道本線、西側が山陽本線と異なってはいますが、当路線は途切れることなく一体的な運行がなされていて、多くの列車は当路線内で完結せず、JR京都線(一部はさらに琵琶湖線・湖西線)に直通するほか、JR東西線・学研都市線にも直通しています。
<土山駅の年表>
・1888(明治21)年12月23日:山陽鉄道の一般駅として開業
・1906(明治39)年12月1日:鉄道国有法により山陽鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により山陽本線となり、同線の駅となる
・1923(大正12)年3月18日:別府鉄道土山線が開業し、当駅に乗り入れ開始
・1940(昭和15)年7月:旧駅舎が竣工
・1980(昭和55)年6月1日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年2月1日:別府鉄道土山線が廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1988(昭和63)年3月13日:路線愛称の制定により、「JR神戸線」の愛称の使用開始
・1995(平成7)年1月17日:阪神・淡路大震災により営業休止
・1995(平成7)年1月18日:西明石駅~姫路駅間の復旧により営業再開
・1997(平成9)年2月16日:JR神戸線標準接近メロディー「さざなみ」導入
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーが廃止
・2003(平成15)年11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2003(平成15)年12月12日:橋上駅舎の使用開始
・2006(平成18)年1月21日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年10月1日:JR京都・神戸線運行管理システムの導入
・2007(平成19)年3月18日:駅自動放送を更新
・2008(平成20)年3月29日:JR3社によるIC乗車券の新連携サービスの提供開始により、「Suica」・「TOICA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、PASMOなども利用可能になる
・2015(平成27)年3月12日:接近メロディをJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」の音質見直し版に再び変更する
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(土山駅駅舎・南口)
(駅 舎 内)
(土山駅・北口)
今日もご訪問有難うございます