兵庫県三田市藍本字ふけにあるJR西日本の藍本駅は、尼崎駅と山陰本線の福知山駅とを結んでいる福知山線(106.5km)の駅です。もともとは阪鶴鉄道の一般駅として、1899(明治32)年3月25日に開業しました。
かつては単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、後に一番外側の線路が撤去されたため、現在は相対式ホーム2面2線の無人駅です。
下りホーム側に1930(昭和5)年3月に建てられた旧駅舎は、1986(昭和61)年12月にコンパクトな駅舎に建て替えられ、さらに上りホーム側にも簡易駅舎が建てられました。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は368人で、これは起終点駅を除く福知山線の全28駅中24位です
藍本駅が属する福知山線は、大阪と北近畿、さらに山陰地方とを結ぶルートの一つであり、大阪駅~篠山口駅間は「JR宝塚線」の愛称が付けられています。そして同線は篠山口駅を境に南側の都市近郊路線と、北側の地方幹線とに雰囲気が分かれ、日中は普通列車の運転系統も分離されており、篠山口駅以南は複線、以北は単線です
<藍本駅の年表>
・1899(明治32)年3月25日:阪鶴鉄道の一般駅として
・1907(明治40)年8月1日:鉄道国有法により阪鶴鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により阪鶴線となり、同線の駅となる
・1912(明治45)年3月1日:阪鶴線の福知山以南が福知山線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1960(昭和35)年12月15日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年3月10日:駅の無人化
・1986(昭和61)年11月1日:宝塚駅~当駅~福知山駅間が電化される
・1986(昭和61)年12月 :下りホーム側の駅舎改築
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1988(昭和63)年3月13日:路線愛称の制定により、「JR宝塚線」の愛称を使用開始
・1992(平成4)年4月1日:篠山口鉄道部の発足により、福知山支社の管轄から篠山口鉄道部の管轄となる
・1995(平成7)年12月25日:藍本駅構内で篠山口発大阪行き快速電車の脱線事故発生
・1997(平成9)年3月8日:古市駅~当駅~篠山口駅間が複線化
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2003(平成15)年11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年6月1日:篠山口鉄道部の廃止に伴い福知山支社直轄に変更され、篠山口駅の被管理駅となる
・2013(平成25)年8月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(福知山方面を望む)
(藍本駅東口駅舎・ホーム側)
(藍本駅駅舎・東口)
(西口に設けられた簡易駅舎)
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