6月5日は熱気球記念日です。
1783(天明3)年の今日(6月5日)、フランスのパリで製紙業を営んでいたモンゴルフィエ兄弟が、世界で初めて熱気球での無人の飛行実験に成功しました。
2人は煙突から立ち上る煙から、温めた気体を袋に詰めて空を飛ぶというアイデアを思いつき、まず暖炉の煙を紙袋に詰めて実験して自分達の理論が正しいことを確認すると、より大きな袋(風船)を作成してこの日の実験にこぎつけたのでした。
ちなみに、熱気球の有人飛行に成功したのは1783年11月21日で、この時はロジェとダルランド侯爵の2人を乗せて、90mの高度で25分間飛行したそうです。
熱気球とは、気球の一種で、球皮(エンベロープ)と呼ばれる袋の中の空気を下部に取り付けたバーナー等で熱し、外気と比べて比重が軽くなることで生じる浮力で浮揚して飛行するもので、乗員は通常、球皮の下に取り付けられたゴンドラ(バスケット)に乗ります。
そして、バーナーの火力の調整による上昇・下降のみが可能であり、水平方向の移動は基本的には「風まかせ」で、飛行船のような自前の推進力で水平方向の進行方向を選ぶことは基本的にはできません。
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