大阪府守口市文園町にある土居駅は、大阪市の淀屋橋駅から京都市の三条駅までを結んでいる京阪電鉄(初代)京阪本線(49.3km)の駅として、1932(昭和7)年6月14日に開業しました。
通過線2本を挟んだ8両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する有人駅(早朝・深夜は無人)です。
駅舎(改札口)は、下りホーム(淀屋橋方面行きホーム)の京都寄りにあります。
この土居駅は1966(昭和41)年には1日に2万人を超える利用客がいましたが、その後、人口の流出や近隣での地下鉄の開業もあって利用客は減少し、2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は4,932人で、これは京阪本線の全40駅中39位です。
土居駅が属する京阪電鉄京阪本線は大阪と京都を結ぶ路線ですが、並行して走っている東海道本線(JR京都線)や阪急京都本線とは異なり、淀川の南側を通っています。
また、大阪側の京橋駅~樟葉駅間ではJR片町線(学研都市線)、京都側の中書島駅~東福寺駅間ではJR奈良線や近鉄京都線とも並行しています。
<土居駅の年表>
・1932(昭和7)年6月14日:京阪電鉄(初代)京阪本線の駅として開業
・1933(昭和8)年12月29日:蒲生信号所~当駅~守口駅間が複々線化
・1943(昭和18)年10月1日:太平洋戦争中の陸上交通事業調整法に基づく戦時企業統合政策により、京阪電鉄と阪神急行電鉄が合併して京阪神急行電鉄(後の阪急電鉄)となり、同鉄道の駅となる
・1945(昭和20)年9月15日:輸送混乱防止のため、営業休止
・1947(昭和22)年3月11日:営業再開
・1949(昭和24)年12月1日:京阪神急行電鉄より京阪本線・交野線・宇治線・京津線・石山坂本線の各路線が分離譲渡される形で京阪電気鉄道(2代目)が発足したことにより、同鉄道の駅となる
・1972(昭和47)年11月28日:当駅の京都側(守口方向)の高架工事が起工される
・1979(昭和54)年4月15日:当駅の京都側(守口方向)の京都行き線路が高架化
・1980(昭和55)年6月8日:駅の京都側(守口方向)の大阪行き線路が高架化
・1982(昭和57)年3月29日:当駅~寝屋川信号所間の複々線高架化工事が完成
・1986(昭和61)年4月1日:朝と夕方のラッシュ時に禁煙タイムを実施
・1989(平成元)年10月1日:プリペイドカード「Kカード」の利用が可能になる
・1992(平成4)年 :駅舎の改修と8連化に対応するためのホーム延伸工事が完成
・1994(平成6)年5月1日:喫煙所を除き駅構内終日全面禁煙化
・1997(平成9)年12月19日:ホームに「車いす用渡し板」を配備
・1999(平成11)年4月1日:「スルッとKANSAI」対応カードが利用可能になる
・2004(平成16)年8月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2011(平成23)年3月5日:身体障害者対応エレベーター使用開始
・2011(平成23)年3月12日:車イス・オストメイト対応してベビーシート、オムツ交換台付き多目的トイレ使用開始
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、TOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2014(平成26)年3月29日:ホーム異常通報装置を設置
・2016(平成28)年10月11日:コンコースに旅客案内ディスプレーを設置
(駅 名 標)
(淀屋橋方面を望む)
(土居駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2019(令和元)年12月7日
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