6月11日は国立銀行設立の日です!
明治政府は政府発行の不換紙幣の整理と殖産興業資金の供給を目的として、1872(明治5)年11月15日に国立銀行条例を制定しましたが、この条例に基づいて1873(明治6)年の今日(6月11日)、日本初の銀行である第一国立銀行(後の第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)が設立されました。
国立という名前がついていますが、これはアメリカのNational Bankを直訳したもので「国法によって立てられた銀行」という意味であり、国が設立して経営した銀行のことではなく、実際には民間の銀行でした。
国立銀行は設立順にすべて第◯銀行のような名前になっていたことから、ナンバー銀行とも呼ばれました。
当初は東京の第一国立銀行など4行が設立されましたが、1876(明治9)年8月1日に国立銀行条例が改正され、不換紙幣の発行や金禄公債を原資とすることも認められるようになると、1879(明治12)年12月までに153もの国立銀行が設立されました(これ以降は設立許可は認められませんでした)。
そしてこれらの国立銀行は、1882(明治15)年10月10日の日本銀行設立に伴い、1899(明治32)年までに普通銀行に転換しました。
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