和歌山県日高郡印南町大字印南原にあるJR西日本の稲原駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384,2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1930(昭和5)年12月14日に開業しました(開業時は紀勢西線に所属)。
長い相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
開業時の1930(昭和5)年12月に建てられた木造駅舎が上りホーム(紀伊田辺方面行きホーム)側にあり、下りホームへは跨線橋で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は157人で、これはJR西日本に属する紀勢本線の全55駅中35位です。
稲原駅が属する紀勢本線は、紀伊半島を海沿いに半周する路線で、新宮駅を境に東側のJR東海が管轄する区間は非電化であり、西側のJR西日本が管轄する区間は直流電化されています。 そして、亀山駅~新宮駅(構内のぞく)間はJR東海の東海鉄道事業本部、新宮駅~和歌山市駅(構内のぞく)間はJR西日本の和歌山支社が管轄しています。
<稲原駅の年表>
・1930(昭和5)年12月14日:国鉄紀勢西線の一般駅として開業
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1968(昭和43)年9月3日:当駅~和佐駅間が複線化
・1977(昭和52)年4月5日:印南駅~当駅間が複線化
・1985(昭和60)年3月14日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2015(平成27)年7月17日:台風11号による被害で新宮駅~和歌山駅間が不通になったことにより、営業休止
・2015(平成27)年7月18日:営業再開
・2020(令和2)年3月14日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
(駅 名 標)
(跨線橋から紀伊田辺方面を望む)
(稲原駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2017(平成29)年8月15日
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