7月27日はスイカの日です!
スイカは夏の果物を代表する「横綱」で、最も美味しくなる季節が7月から8月であることと、スイカの縦縞模様を綱にたとえ、「27=つ(2)な(7)」と読む語呂合わせから、7月27日が「スイカの日」という記念日に定められました。
スイカは、紀元前5000年頃には既にアフリカで栽培が行われていたという記録が残っており、10世紀に中国へ伝わり、16世紀後半の室町時代に日本へやってきました。 しかし、スイカが全国に広まったのは江戸時代の後期で、その頃のスイカは黒色で無地皮のものでした。 現在のような緑の地に黒い縦縞模様のスイカは、昭和の初期以降に広まりました。
スイカの果肉の成分は90%以上が水分で、このうち4~6%が糖分であり、夏の疲れを癒し、のどを潤す果実として愛されています。
ところでスイカといえば、海水浴場などの砂浜でよく『スイカ割り』が行われますが、この『スイカ割り』にも公式ルールがあるのを皆さんはご存知でしょうか?
農業協同組合(JA)がスイカの消費拡大を目的として行ったキャンペーンのために設立された「日本スイカ割り推進協会(JSWA)」が、1991(平成3)年にスイカ割りの公式ルールを定めました。
その公式ルールは第1条~第7条まであり、主なものは以下のとおりです。
第1条(競技場所)
1.競技場所は、どこでも楽しめるスポーツですが、できれば『砂浜』又は『芝生の広場』が最適である。
2.スイカと競技者(割る人)の間の距離は、5m以上7m以内とする。
第2条(用具)
1.棒は直径5m以内、長さ1m20cm以内とする。
2.目隠し用として、手拭いまたはタオルを準備する。
3.スイカは、『日本国産スイカ』を用いる。
第3条(競技者)
1.競技者はスイカを『割る人1名』と『サポーター複数』で1組とし、キャプテンを決める。 『サポーター』は人数制限はないが、『割る人』に対して『アッチだ』『ソッチだ』と的確なアドバイスを出さなければいけないので、事前に自分のサポーターの声を認識しておくこと。
2.審判員
審判員となるには、スイカが大好きであることを条件とする。
第4条(競技の開始)
1.審判員は、距離と用具を確認する。
2.割る人の目隠しを確認する。 この時、相手チームのキャプテンを同席し了解を得る。
3.フォーメーションローリング(スタートする時の回転)を行う。 回転方向は右回りで、回転数は5回と2/3回転とする。
第5条(競技の進行)
1.競技者(割る人)の持ち時間は1分30秒とする。 審判員は、協議終了30秒前と10秒前に報告する。
2.サポーターからのアドバイスにおいて、以下の行為を禁止する。
①競技と関係のないアドバイス
②競技者を中傷するような言動
③スイカの真後ろに立って「私の声のする方へ」と言う指示
3.1人の競技者が終了したら、第6条により勝負の判定をおこなう。
4.勝負の判定が終わったら、次に、相手チームとスムーズに後退する。
第6条(勝負の判定)
1.スイカに当たらなかった場合、時間内であれば3回まで棒を振る事ができる。
2.以下の点数表を参考に審判員が点数をつける。
◆空振り……………………………0点
◆スイカに当たった………………1点
◆スイカにひび割れができた……2~4点(ひび割れの程度による)
◆スイカの赤い果肉が見えた……5~10点
第7条(後始末)
1.勝ったチームは、スイカを食べる権利があり、負けたチームは、残ったら食べることができる。
2.競技場所は、勝負の勝ち負けに関係なくきれいにし、ゴミは持ち帰ること。
今日もご訪問有難うございます