滋賀県甲賀市水口町にある水口城南駅は、米原駅から貴生川駅までを結んでいる全線単線の近江鉄道本線(47.7km)の駅として、1989(平成元)年4月5日に開業しました。
米原方面に向かって左側に配置された単式ホーム1面1線のみを有する有人駅(日中のみ)で、2階建ての駅舎があります。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は918人で、これは近江鉄道本線の全25駅中4位です。
水口城南駅が属する近江鉄道本線は、東海道本線や草津線のルートから外れた近江盆地の穀倉地帯を縦断する鉄道として、北陸から関西鉄道(現在の草津線)へ伊勢参詣への短絡路も兼ねて建設されました。
しかし、昭和40年代に入るとモータリゼーションが進み、鉄道の利用客は減少し始め、さらに昭和50年代後半になると国鉄側の貨物輸送の拠点間輸送化の影響を受けて近江鉄道の貨物輸送の縮減が進み、1984(昭和59)年9月にキリンビールの輸送、1986(昭和61)年3月にセメント原石の輸送、1988(昭和63)年3月に日本石油の輸送が廃止されて貨物輸送が全廃となりました。
ちなみに、2013(平成25)年3月16日からは、米原駅~高宮駅に多賀線多賀大社前駅間に「彦根・多賀大社線」(ラインカラー: 赤)、高宮駅~八日市駅間に「湖東近江路線」(ラインカラー: 青)、八日市駅~貴生川駅間に「水口・蒲生野線」(ラインカラー: 黄)の愛称が付けられました。
<水口城南駅の年表>
・1989(平成元)年4月5日:近江鉄道本線の駅として開業
・2009(平成21)年 :駅名標を交換
・2013(平成25)年3月16日:「水口・蒲生野線」の愛称を使用開始
・2019(令和元)年9月15日:駅構内終日全面禁煙化
(駅 名 標)
(米原方面を望む)
(貴生川方面を望む)
(水口城南駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2019(令和元)年8月12日
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