大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

宮田線が廃止された日!

2016年12月23日 | 鉄道

宮田線は、筑豊本線の勝野駅と筑前宮田駅とを結んでいた全長5,3kmの全線単線非電化のローカル線でした。

(勝野)ー磯光ー筑前宮田

筑豊地区有数の炭鉱だった貝島炭鉱から掘り出された石炭の輸送のため、九州鉄道の貨物線として1902(明治35)年2月19日に開業した宮田線は、最盛期には各駅から総延長20kmにも及ぶ専用鉄道が伸びていたほど繁栄していました。 しかし、その後の国の石炭政策の変化に伴って貝島炭鉱が閉山したことにより、宮田線は主力だった貨物輸送を失い、それとともに旅客輸送も減少していき、1980(昭和55)年12月27日に施行された国鉄再建法(日本国有鉄道経営再建促進特別措置法)によって宮田線は1987(昭和62)年2月3日に第3次特定地方交通線として廃止承認されます。

そして、1987(昭和62)年4月1日の国鉄分割民営化により九州旅客鉄道(JR九州)に承継された後、1989(平成元)年12月23日に廃止されました。
ちなみに、宮田線は九州では最後まで残っていた特定地方交通線でした。

  <宮田線の年表>

 ・1902(明治35)年2月19日:九州鉄道の貨物線として開業
 ・1907(明治40)年7月1日:鉄道国有法により九州鉄道が国有化されて、国鉄の貨物線となる
 ・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により筑豊本線の貨物支線となる
 ・1912(明治45)年7月21日:線路名が桐野線に改称され、旅客営業を開始する
 ・1937(昭和12)年8月20日:線路名が宮田線に改称される
 ・1982(昭和57)年11月15日:貨物営業を廃止
 ・1987(昭和62)年2月3日:第3次特定地方交通線として廃止承認される
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道(JR九州)に承継される
 ・1989(平成元)年12月23日:全線が廃止される

 
(廃止前の磯光駅)

 
(廃止前の筑前宮田駅)


 撮影年月日:1989(平成元)年2月21日


南海電鉄 忠岡駅!

2016年12月21日 | 

大阪府泉北郡忠岡町にある忠岡駅は、難波駅と和歌山市駅とを結んでいる南海電鉄南海本線(64,2km)の駅です。 もともとは南海鉄道の駅として、1925(大正14)年7月11日に開業しました。

相対式ホーム2面2線を有します。
駅舎は、上下それぞれのホームの和歌山市寄りにあります。

2014(平成26)年度の1日の平均乗降人員は9,409人で、これは南海電鉄の全100駅中29位です。 また、南海本線の駅では41駅中17位です。

この忠岡駅は、忠岡町にある唯一の鉄道駅です。

  <忠岡駅の年表>

 ・1925(大正14)年7月11日:南海鉄道の駅として開業
 ・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づき、南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
 ・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道に分離譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
 ・2006(平成18)年7月1日:ICカードPiTaPa・ICOCAの利用が可能になる
 ・2011(平成23)年4月1日:駅構内終日全面禁煙化
 ・2012(平成24)年4月1日:駅ナンバリングの導入
 ・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始で Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる

 
(駅 名 標)

 
(難波方面を望む)

 
(和歌山市方面を望む)

 
(下りホームの駅舎)

 
(上りホームの駅舎)

 
(上りホームの駅舎内)


 撮影年月日:2016(平成28)年2月21日


北陸本線 高月駅!

2016年12月20日 | 

滋賀県長浜市高月町落川にあるJR西日本・JR貨物の高月駅は、米原駅から敦賀、福井を経て金沢駅までを結んでいる北陸本線(176,6km)の駅です。 もともとは官設鉄道の長浜駅~柳ヶ瀬駅間の開通時に一般駅として、1882(明治15)年3月10日に開業しました。

相対式ホーム2面2線を有する業務委託駅(簡易委託扱い)です。
かつては下りホーム(福井方面行きホーム)側に木造駅舎がありましたが、2005(平成17)年10月に橋上駅舎に建て替えられました。

2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は711人です。

この高月駅はJR貨物の駅も兼ねていますが、現在は貨物列車の発着はありません。

  <高月駅の年表>

 ・1882(明治15)年3月10日:官設鉄道の一般駅として開業
 ・1895(明治28)年4月1日:線路名が東海道線となり、同線の駅となる
 ・1902(明治35)年11月1日:線路名の改定により北陸線の駅となる
 ・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により北陸本線となり、同線の駅となる
 ・1971(昭和46)年3月25日:一般向けの貨物取扱い廃止
 ・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる
 ・2005(平成17)年10月16日:橋上駅舎の使用開始、ホームのかさ上げ工事完成
 ・2006(平成18)年10月21日:ICカードICOCAの供用開始
 ・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、PASMOなども利用可能になる

 
(駅 名 標)

 
(敦賀方面を望む)

 
(跨線橋から米原方面を望む)

 
(高月駅駅舎・西口)

 
(駅 舎 内)

 
(高月駅駅舎・東口)


 撮影年月日:2016(平成28)年8月21日


紀勢本線 古座駅!

2016年12月18日 | 

和歌山県東牟婁郡串本町にあるJR西日本の古座駅は、亀山駅から新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384,2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1936(昭和11)年12月11日に開業しました(開業時は紀勢中線に所属)。

島式ホーム1面2線を有していて列車交換可能な簡易委託駅です。
開業時の1936(昭和11)年12月に建てられた木造駅舎は2002(平成14)年12月にリニューアルされたものの線路東側に健在で、ホームへは構内踏切で連絡しています。

2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は208人で、これは起終点駅を含む紀勢本線の全96駅中38位です。

この古座駅は旧・古座町の代表駅で、2011(平成23)年3月12日のダイヤ改正から全ての特急列車が停車するようになりました。

  <古座駅の年表>

 ・1936(昭和11)年12月11日:国鉄紀勢中線の一般駅として開業
 ・1940(昭和15)年8月8日:紀勢中線が紀勢西線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
 ・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
 ・1985(昭和60)年3月14日:駅の無人化(簡易委託)
 ・1985(昭和60)年3月14日:一部の特急「くろしお」の停車駅となる
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1989(平成元)年7月22日:路線愛称の制定により、「きのくに線」の愛称を使用開始
 ・2002(平成14)年12月15日:駅舎改装
 ・2003(平成15)年10月1日:喫煙コーナーを除いて、駅構内終日全面禁煙化
 ・2011(平成23)年3月12日:全ての特急列車の停車駅となる
 ・2015(平成27)年8月22日:台風16号の高波の影響で新宮駅 ~三輪崎駅間の土砂が流出して、新宮駅 ~紀伊勝浦駅間が不通となったことにより営業休止
 ・2015(平成27)年9月1日:新宮駅~紀伊勝浦駅間が復旧したことにより、営業再開
 ・2016(平成28)年12月17日:ICカードICOCAの利用が可能となる

 
(駅 名 標)

 
(亀山方面を望む)

 
(紀伊田辺方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(古座駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


クリスマスツリー

2016年12月17日 | お出かけ

私の事務所の近くにある高層ビル「アプローズタワー」の1階には、毎年この時期になると大きなクリスマスツリーが飾られるのですが、今年も写真のようなクリスマスツリーが飾られています。