谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

毛。

2012年07月02日 20時03分40秒 | チェロから広がる
しばらく前から高いほうの弓の毛が上滑りするようになっていたのですが、
なかなかタイミングが合わずにそのままになってました。

音が出てナンボですから3月からずーっとカーボン弓ばかり使ってました。

やっと毛を替える事が出来て今日は久しぶりに値段が高い弓で練習できます。

ところで、
毛がかみ合わないなと感じるようになったというのは、自分が上手になった証拠なのでしょうか?
そう信じたい!

今回は毛の量を5%減らしてもらいました。
こう書くとプロみたいですね!

以前安いお店で毛替えしていたのですが、
そこは毛の卸売りやっていたからでしょうか沢山の毛を使って張ってくれました。
でも沢山使えばよいものではないですね。

毛を張るだけでも結構技術の良し悪しがあります。
季節や使う場所で職人さんは張り方を変えているそうですよ。
駒や魂柱への調整はよく聞きますが、弓の毛も同じくらい調整に気を使うと効果があるかもね。

昔、同じ教室の生徒さんで松脂を毎回塗っている人がいましたが、
これも逆効果です。

毎回塗らなくては音が出ないのであれば、それはとっくに交換時期を過ぎているという事でしょう。
松脂を何層も塗り重ねると摩擦係数は反って低くなります。
(車の免許持っている人はハイドロプレーニング現象思い出せば納得でしょ)
それに弓本体に松脂の雪が降ってこびりついちゃうかも知れませんからね。

その生徒さんの弓も松脂がニスにこびりついて白い弓になってましたよ!


さあ、道具は揃った。
音色が出ないのは腕のせいだ。

次回は腕替えに関する薀蓄を語ります。




(ウソウソ)

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