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安倍首相が平昌出席で殴り込み「慰安婦像撤去しろ!」 ペンス米副大統領と圧力かける狙い

2018-01-26 15:23:49 | 日記
安倍首相が平昌出席で殴り込み「慰安婦像撤去しろ!」 ペンス米副大統領と圧力かける狙い

夕刊フジ

安倍晋三首相が、韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会式(2月9日)出席のため訪韓する決意を固めた。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行い、慰安婦問題をめぐる日韓合意を反故にする「新方針」を示したことを「受け入れることはできない」と断固抗議する。

加えて、「核・ミサイル開発」を強行する北朝鮮に対する「日米韓の連携」を確認する。

同時期に訪韓するマイク・ペンス米副大統領とともに強い圧力をかける狙いだが、「従北・反日・反米」の文政権は目を覚ますのか。

事実上の「日米殴り込み」は、韓国への最後通告ともいえそうだ。

 「五輪は平和とスポーツの祭典であり、日本は2020年に東京五輪を主催する立場だ。諸般の事情が許せば平昌五輪開会式に出席し、日本人選手たちを激励したい」

 安倍首相は23日、産経新聞のインタビューでこう語った。

 新年早々、文政権が「最終的かつ不可逆的に解決」とした日韓合意を蒸し返す新方針を発表して以降、日本では「納得できない」「理解できない」という怒りの声が8、9割に上っている。

 加えて、「従北」の文政権は、平昌五輪を「南北連携の政治ショー」と変貌させつつあり、米国や中国、ロシア、フランスなどの首脳は軒並み開会式欠席を表明した。 

安倍首相も出席見送りを検討していたが、緊迫する北朝鮮情勢などを考慮し、再考したという。前出のインタビューで、次のように語っている。

 「(文氏との会談で)慰安婦問題をめぐる日韓合意について、韓国が一方的にさらなる措置を求めることは受け入れることはできない。この考え方を直接伝えるべきだと考えている」「(ソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去も)当然強く主張することになる」

 官邸や外務省に慎重意見が強いなか、安倍首相が苦渋の決断を下した背景には、同盟国・米国の意向もあったようだ。

 同紙によると、文政権が行き過ぎた対北融和政策に走らないようクギを刺したい米ホワイトハウスから、「安倍首相に開会式に出てほしいという強い要請があった」(政府高官)という。

 五輪直前には、開会式に出席するペンス氏が来日する。

安倍首相は、ペンス氏との会談や夕食会などを通じ、日韓合意の経緯や日本の立場を説明する考えという。

強固な日米関係を背景として、ペンス氏とともに、文氏に「対北連携」と「日韓合意履行」を迫る。

 ただ、韓国の「反日」姿勢はまともではない。

 東京五輪誘致の際、韓国は妨害工作を行った。平昌五輪のHPの地図から、日本列島を消したこともある。

ドナルド・トランプ米大統領が昨年11月に訪韓したときは、晩餐(ばんさん)会に元慰安婦を招き、「独島エビ」を出した。

朝鮮有事に向けた日本人避難の協議にも応じない。

 もはや「敵性国家」に近い存在である。

 自民党内にも不満が高まっている。「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」と外交部会の合同会議が24日午前、党本部で開かれ、安倍首相の五輪開会式出席への反対論が続出した。

「訪韓すれば(安倍政権の)支持率が下がる」といった声も上がった。首相訪韓への賛成論はなかった。

これを受け、同委員長の中曽根弘文元外相らが同日中にも首相官邸を訪れ、「訪韓見送り」を申し入れる方向で調整する動きもあった。




 安倍首相の決断を、専門家はどうみるのか。

 作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は「韓国のことは不愉快だが、賢明な判断だ。

日韓の懸案である慰安婦問題を理由に、安倍首相が開会式に出席しなければ、国際社会から『日本は大人ではない』とみられる。

韓国につけ込むスキを与え、北朝鮮が悪用する可能性もある」と語った。

 これに対し、朝鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「反対だ。韓国に『日本は日韓合意にこだわっていない』という誤ったメッセージを送ることになる。

日本の怒りも伝わらず、慰安婦問題は解決しない。日本は1ミリたりとも動いてはならない。

(首脳会談も)韓国から頼んでくるのが筋だ。『ゴネれば、日本は言うことを聞く』とナメられるだけ。

腹を割って話しても通じる相手ではない」と懸念を示した。

 国連などで、朝日新聞などが広めた「慰安婦問題のウソ」を修正する活動を続けている「なでしこアクション」代表の山本優美子氏も「訪韓すべきではない」としたうえで、注文を付けた。

 「韓国に行く場合、日韓合意を履行するよう厳しく突きつけなければいけない。米国との連携は不可欠になる。国際社会が韓国を指導し、プレッシャーをかけて追い込んでいく姿勢を見せつけることが必要だ」

 拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「安倍首相の訪韓方針にはがっかりだ。

なぜ、文氏に『新方針は受け入れられない』と伝えるために、直接会う必要があるのか。

理解できない。北朝鮮問題でも(従北の)韓国と連携できないことは明白だ。韓国は約束を破ってきた。日本に対する『甘えと傲慢さ』が根強くあり、これらは究極の侮蔑にほかならない」と批判した。

 安倍首相の決断は、吉と出るか凶と出るか。



安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席、リスクを取ったぎりぎりの決断 「慰安婦の日韓合意を終わったことにさせない」

2018-01-26 14:58:53 | 日記
安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席、リスクを取ったぎりぎりの決断 「慰安婦の日韓合意を終わったことにさせない」

産経

韓国が、条約にも等しい日韓慰安婦合意をないがしろにする中での安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席をめぐっては、首相官邸や外務省の幹部にも慎重意見が根強かった。

また、首相の支持者の間でも反対論が圧倒的だったにもかかわらず、首相があえて出席を決断したのはなぜか。

 今回の産経新聞のインタビューや、首相の周辺取材を通じてみえてきたのは、リスクを取ることをいとわず、批判を覚悟して為すべきことを為そうとする「政権を担う者の責任」(安倍首相)だった。

 「韓国の文在寅大統領は日韓合意をおとしめ、日本に新たな措置を求めることを表明して、それで話を終わらせようとしていた。

そうはいかない。安倍首相は文氏に、合意を履行して在韓日本大使館前などの慰安婦像を撤去しろと言う」

 首相周辺は語る。大統領選で、合意見直しを公約していた文氏の国内世論対策に日本政府は付き合わず、あくまで誠実な合意履行を突き付け続けるということである。

それも、文氏にとって晴れ舞台となる五輪の機会に、最高の見せ場であるはずの首脳会談でだ。

 文氏の国内向けの「日本に言うべきことを言ってやった」というパフォーマンスを許さず、韓国には約束を果たす義務があると内外に示す狙いがある。

 また、五輪開会式の前には、やはり式に出席する米国のペンス副大統領の来日が予定される。

この際にも安倍首相は会談や夕食会などを通じ、日韓合意の経緯や日本の立場をじっくり説明する考えだ。

緊密な日米関係を背景に、ペンス氏と歩調を合わせ、文氏に合意履行を迫ることになろう。

 「実は、米ホワイトハウスからも、安倍首相に開会式に出てほしいという強い要請があった」

 政府高官はこう明かす。韓国に対し、行き過ぎた対北朝鮮融和政策に走らないようクギを刺したい米国が、パートナーとして安倍首相を指名した形だ。

そしてそれは、最大限に対北圧力を高めたい日本政府の思惑とも一致する。

 五輪開会式に出席する各国の首脳は、ごく限られている。その中で、日米の首脳がそろって日韓合意の履行と北朝鮮への圧力堅持を要求すれば、韓国に対する強いメッセージとなる。


 ただ、事がうまく運ばない場合は訪韓は韓国にこびた姿勢と受け取られ、厳しい批判を浴びかねない。行くにしろ行かないにしろ、ぎりぎりの決断だったのだろう。
(阿比留瑠比)

「安倍首相、平昌オリンピック、開会式参加へ」という報道です。

2018-01-26 14:23:56 | 日記
2018年01月25日 10:25

苦渋の選択、安倍首相の平昌出席への前向き発言

やや驚きをもって聞いた方も多いのではないでしょうか?「安倍首相、平昌オリンピック、開会式参加へ」という報道です。

この見出しだけを見るといかにも決定事項のように見えますが、私は最後の最後まで分からないと思っています。

安倍首相は「事情が許せば、平昌五輪の開幕式に出席をしたいと考えています」と答えているだけで自分の意志と事実は異なるかもしれないという判断余地を残しています。

ここに安倍首相の苦渋が見えるのですが、この記者会見に至る判断材料を考えてみたいと思います。

まず、安倍首相を参加にかきたてた理由として以下の3つが思い浮かびます。

1 北朝鮮による韓国と日米関係の分断作戦に対処すること

2 ペンス副大統領や欧州首脳も参加することで東京オリンピックへの売り込みと同時に国際社会へのアピアランスを示すこと

3 文大統領に勝負を挑みに行くこと

もちろん、安倍首相は選手の応援に行きたい、と言っており、それも重要な理由でありますが、今回のオリンピックがあまりにも政治化してしまい、普通の視点で判断できないところまで来ているところにポイントがあります。

北朝鮮はわがままを言いたい放題です。

それに対してことごとくYESと飲み込む韓国という構図でそれまでの文大統領支持派とされた人々の反感も買い始め、一部では金正恩委員長が描かれたものを焼き払うなどのかなり刺激的行為も見られます。

韓国国内では対北朝鮮への配慮をめぐって国民感情が大きく揺れ始めています。

それを受けて北朝鮮は「いつでも参加は取り止める気がある」という強気の姿勢を貫き、最も弱腰の文大統領が「まぁまぁ」という形になっています。

言い換えれば文大統領はとにもかくにもこのオリンピックが北朝鮮と仲良くできて無事に終わることを第一義に考えています。

そこに安倍首相が「日韓合意の件で話をしにいく」といえば文大統領は嫌に決まっています。

何もこんな時にそんな話をしに来なくてもいいだろう、と内心思っていることでしょう。

安倍首相の外交的強みは「攻め入る」姿勢を持っていることです。

自民党内部ではこの判断に大荒れになっているようですが、安倍首相は日韓合意の話を理由に韓国を揺さぶれると考えている節はあります。

もう一つは韓国が対北朝鮮に対する制裁を行っている中でグレーゾーンに入り込まないよう監視する姿勢を見せるということもあるでしょう。

すでに北朝鮮団(それは選手に限らず、音楽団も含め)に対して誰がその資金を出すのか、あるいは無償提供という形の贈与をするのか、それが国連の北朝鮮制裁の違反にならないか、厳しくチェックするという見方もできます。

では安倍首相の記者会見はなぜ「出席する」と言い切らなかったか、ですが、不測の事態が起きかねないことを考慮しているのだろうと察します。

例えば文大統領が安倍首相と首脳会談を拒否するとか、北朝鮮が無謀な行動に出てオリンピックそのものをぶち壊しにするなど常識では考えにくい事態はいくらでも考えられます。

第三者的見方をすると韓国政府の今の姿勢はほぼ完全に北朝鮮に取り込まれており、北朝鮮に制裁を決めた世界各国も「おいおい、当事者の韓国が弱腰外交か!」と判断しているはずです。

ならば、今後、北朝鮮制裁に真剣に立ち向かわなくなる可能性があります。

「勝手にせい!」であります。

その時困るのはミサイルが飛んでくるかもしれない日本が矢面に立たされるわけで安倍首相が「そこまで必要か?」と言われたバルト3国など6カ国訪問で北朝鮮の脅威を訴え続けたのはその緊張感を維持するための苦心だったとすれば辻褄はあうでしょう。

本件、政府と自民党の誰よりも緊張感を持っているのが安倍首相であります。

河野外相を除き、ほぼ他の閣僚と議員は外野と言い切ってもいいでしょう。ドライバーである首相のハンドルさばきに期待するしかないという状況であります。霧は深く、難しいところですが、ここは首相の判断に期待しましょう。

では今日はこのぐらいで。