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「貯金ないまま老後」韓国、広がる格差 受験競争や高齢者の貧困…浮かぶ社会のひずみ

2019-10-15 15:29:33 | 日記

「貯金ないまま老後」韓国、広がる格差 受験競争や高齢者の貧困…浮かぶ社会のひずみ

2019/4/22 11:23        

西日本新聞           

 

 

 

九龍村で暮らして約20年。「年々、格差が広がっている」と語る鄭富男さん。背後には高級集合住宅が林立していた=ソウル市江南区 拡大

九龍村で暮らして約20年。「年々、格差が広がっている」と語る鄭富男さん。背後には高級集合住宅が林立していた

=ソウル市江南区

 
        

最低賃金上昇、中小経営者に打撃

韓国ソウルで暮らすと、貧富の格差の現実を肌で感じる。

林立する高層ビル群の裏手に粗末な家屋が軒を連ね、至る所で年老いた労働者の姿を目にする。

発足2年を迎える文在寅(ムンジェイン)政権は、低所得者の生活水準を底上げするため最低賃金を大幅に引き上げたが、むしろ格差が広がる皮肉な現象も起きている。

街の人たちの話に耳を傾けると、過酷な受験競争や少子化、高齢者の貧困といった社会のひずみが浮かび上がる。

 (ソウル池田郷)

学歴偏重で高騰

平日の昼下がり、ソウル市庁舎に近い交差点。「アンニョンハセヨ(こんにちは)」。

腰の曲がった高齢女性から新規開店したスポーツジムのチラシを手渡された。

ビルの清掃、駐車場の交通整理、食堂の給仕…。ソウルでは働く高齢者の姿が日本よりも目立つ。

知人の徐義東(ソウィドン)さん(52)に理由を尋ねると「私の周囲では子どもの教育に財産をつぎ込み、貯金のないまま老後を迎えた人が目立つ」との答えが返ってきた。

2017年の統計によると、韓国の高齢者の年金受給率は45・6%、受給額は月平均57万ウォン(約5万7千円)にとどまる。

生活が著しく苦しい人の割合を示す「相対的貧困率」は65歳以上が43・7%。

70~74歳の雇用率は33・1%で、いずれも経済協力開発機構(OECD)に加盟する36カ国の中で最も高い。

受験生の長女(17)を持つ徐さんは「共働きだが、家計はきつい」とこぼす。

高校の授業料のほか、学習塾の月謝120万ウォン(約12万円)が重くのしかかる。

「うちの2倍も3倍も塾代を払っている家庭は少なくない」と苦笑いした。

その学習塾があるソウル市南部の江南区には、富裕層が多い。

多くの塾に難関大合格を請け負う受験コーディネーターがおり、最難関のソウル大医学部の志望者から年1億ウォン(約1千万円)超を受け取るやり手もいる。

韓国で2月まで放送されたドラマ「SKYキャッスル」は、行き過ぎた学歴社会の悲劇を描き、最終回は異例の高視聴率をたたき出した。

SKYとは名門のソウル大、高麗(コリョ)大、延世(ヨンセ)大の頭文字。

受験コーディネーターに翻弄(ほんろう)される家族の姿が話題をさらった。

「大学に入れば将来を保証されるわけではない。でも、受験競争から脱落した時点で大企業への就職は望めなくなる」とため息をつく徐さん。

2月の失業率は4・7%。年代別では20~29歳の若年層が9・3%と特に高く、受験競争の過熱に拍車を掛ける

韓国の就職サイトによると、中小企業社員の平均年収は約3千万ウォン(約300万円)、財閥系などの大手企業だと1億ウォン(約1千万円)を超える。

国内の約360万社のうち、大手は4千社に満たない狭き門。

大手や公務員を目指し、大学をあえて留年したり、何年も就職浪人を続けたりする若者も少なくない。

コンビニ経営苦境

「コンビニの経営者を続けるより、アルバイトとして働いた方が割が良い。もう潮時だと見切った」。

ソウル市郊外で2月までコンビニを経営していた男性(33)は、こう語った。

若い世代の就職難が続く韓国では、20~30代のコンビニ経営者が珍しくない。

男性がコンビニのフランチャイズ経営を始めたのは約2年前。

本部へ支払う保証金など開業資金約6千万ウォン(約600万円)は、大卒後にバイトでためた4千万ウォン(約400万円)と親から借りた2千万ウォン(約200万円)を充てた。

当初の月収は350万ウォン(約35万円)だったが、人件費の急上昇が経営を直撃した。

文政権がこの2年間で、最低賃金を約30%増の時給8350ウォン(約835円)に引き上げたためだ。

男性は昨年、従業員を1人減らし、平日はアルバイトが10時間、残る14時間は自分が出て店を回した。

今年に入ると、男性の月収は250万ウォン(約25万円)に落ち込んだ。

バイトの人繰りがつかず店の倉庫で2時間仮眠し、1日22時間レジに立つこともあった。

結婚を考えていた女性からは「店に出ずっぱりのあなたとは一緒に暮らせない」と別れを告げられた。

韓国内のコンビニは約4万店。

1店当たりの顧客は日本の約2200人に対し約1300人。

少ない顧客を奪い合う構図が浮かび上がる。

日中に従業員が不在で入り口が施錠されている店も目立つ。

「トイレに行きます。すみません」。ある店では手書きのメモがドアに張られていた。

出生率「1」割れ

不動産業者から、ソウルの格差を象徴する場所があると聞き、足を運んだ。

高級住宅街が集まる江南区の外れにある九龍村。

約1100世帯が暮らす住居の多くは、ベニヤ板で四方を囲み、シートで夜露をしのいでいる。

屋根が吹き飛ばないよう石や古タイヤで重しがしてある。

1980年代以降、事業に失敗したり、家族が離散したりした低所得者が身を寄せる。

この地に暮らして約20年の鄭富男(チョンブナム)さん(75)は、役員をしていた建設会社が95年に倒産し、九龍村に流れ着いた。

妻と死別してからは長男(35)と2人暮らし。今も建設現場で働きながら食いつないでいる。

無許可で建てた家が並ぶ一帯には、再開発の計画がある。

鄭さんも市の担当者と立ち退き交渉をしている。「再開発住宅の権利をくれとは言わないが、移る家がないのに『出て行け』というのはおかしい」

村の背後には、ソウル有数の高級マンションがそびえ立つ。

地上66階、約120平方メートルの中古で20億ウォン(約2億円)前後。

財閥系企業が開発し、芸能人や大手企業幹部らが暮らす。

「国内総生産(GDP)は成長しているそうだが、私たちには関係のないことだ。格差が広がり、真ん中の層が薄くなった」。

鄭さんの言う「真ん中」とは中間層のことだ。

学歴偏重が教育費を高騰させ、少子化や高齢者の貧困を招く悪循環。

女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、世界最低水準の0・98となり、衝撃を広げた。

経済不安から子どもを持つことに慎重な家庭が増えている。

鄭さんの長男も職こそあるが、生活は苦しく今も未婚だ。

「政権が代わって、何かもたらされたことはない。期待もしないよ」。たそがれ時、夕日に照らされた超高層ビルの長い影が、貧しい村に伸びていた。

所得の二極化 データ裏付け 上位層10%増収 下位層17%減収

韓国経済は、半導体やスマートフォン市場でシェア世界一のサムスン電子など大手企業への依存度が高く、中小企業との待遇格差も日本より大きい。

2018年9~12月の所得上位20%層の月収は平均932万ウォン(約93万円)で前年同期比10.4%増、逆に下位20%層は123万ウォン(約12万円)で同17.7%減となり、格差の拡大を数字が裏付けている。

若い世代の経済不安が少子化の一因とされることから、文在寅政権は若者を採用する中小企業に補助金を出したり、新婚家庭向けに安価な住宅を提供したりしているが、効果は限定的。

最低賃金の大幅な引き上げも「零細自営業者への直撃弾」(韓国メディア)となり、コンビニ店主の平均月収は17年の195万ウォン(約19万円)から、18年には130万ウォン(約13万円)まで低下したとの統計もある。

高齢者の貧困は、1988年に国民年金制度が始まるなど、社会保障制度の整備が遅れたことも要因とされる。

政府統計庁は「急速に進む高齢化の速度に韓国社会がまだ備えられていない状況」と警告している。

=2019/04/22付 西日本新聞朝刊=


ハングルの功罪

2019-10-15 14:42:12 | 日記

韓国の醜聞119 ハングルの功罪

2016年07月20日 06時51分26秒 | アジア

 

なぜハングル世代の反日は激烈なのか

反日の主役、ハングル世代の異常にして過激な自己主張と行動の理由はいったい何なのだろうか。祖先崇拝を宗としてを万徳の大本にし、祖先を大事にするはずの韓国で、今高齢者は悲惨な運命をたどっている。「老人は早く死ね」といわんばかりで、高齢者の自殺率は世界1だ。

かつて「戦前の日本は韓国でよいこともした」と発言した日本の閣僚が辞任に追い込まれたが、同じことを口にした韓国の老人はハングル世代に殴殺され、犯人が「愛国無罪」という理由でネットで称賛を浴びる有様である。

3・1独立運動を語り草にする戦前派の韓国人もいるが、「日帝の時代」は反日よりも順日だった。朝鮮文化、朝鮮語の廃止までを主張する日本化運動組織で知られる緑旗連盟の旗振り役だった玄永燮(ヒョン・ヨンソプ)が朝鮮語全廃を唱え、朝鮮総督府がこれに反対したことさえあったのだ。

戦後のハングル世代は反日の教育・メディアに育てられ、反日一色に染まっている。このハングル世代と、漢字の繁体字(簡略化していない漢字。画数が多い)を知らない中国の簡体字世代は非常によく似ている。 

彼らは難しい漢字で記録されている歴史を知ることができず、新たな世代専用に創作された知識しか得られないのだ。

理由はそれだけではない。ハングル文字は構造的に科学性に欠け、分析能力や理性の育成に向いていない。知識の取得にはおのずと限界があるという韓国文人からの分析もある。

漢語も科学性に欠け、理性の育成に向いていない。ハングルは漢字系の表音文字であるため、この「一蓮托生(いちれんたくしょう)」とも言える関係にも納得がいく。言語、文字は文化から生まれ、文化を生むものだ。千年単位で考えるべきではないかと私はいつもそう考えている。・・・・・・

尹泰林著『韓国人その意識構造』で分析しているようにハングルは「理論的、科学的表現」に向かないだけでなく、客観的事実を直視する能力さえ失ってしまう。だから韓国人は「自己主義」に固執し、他人の意見に耳をかすことはほとんどない。・・・・・・

ある時、韓国人のハングル自慢に辟易した私は

「日本語の50音中の『バビブベボ』をハングルで表現できるか」

「いかなる言語も表音できるというなら、台湾語の鼻音と八声を表記してみろ」

と返答したことがある。すると相手は途端にトーンダウンし、あいさつすらしてこなくなった。・・・・・・

日本で1000年以上前に発明された漢字かな交じりの文章体系は、視覚と聴覚を習合させたものであり、交信の媒体ツールとして、古代日本人は現代のテレビ型の文化を編み出していたといえるだろう。私はこれを日本史上最大の発明の1つと考えている。

こうした発明こそ人類の文化・文明史上に特筆すべきものであり、日本人は独自の先進的・複合的創造力を再認識しなければならない。創造性のない漢字文明やハングル文明と比べれば、その違いは1目瞭然である。

ハングルに書きかえられた書物のみを読んでいるハングル世代は、過去の歴史記録を再検討する能力を漢字の廃止によってほとんど失ってしまっている。

いくら漢語の語嚢を解体して、ハングルに読み直しても、語意だけでなくその概念も包括性も異なる。そして、ハングルの同音異義語の氾濫をもたらすため、ハングル世代は混乱してしまい、誤解と曲解が横行している。ハングルで書かれている歴史ファンタジーを「正しい歴史認識」と思い込んでしまうのだ。そして、「反日」イデオロギーに呪われ、政府にただ踊らされてしまうのである。

:P.50-55 黄文雄「犯韓論」幻冬舎ルネッサンス新書090 2014年03月10日第2刷


いきなり引用が長くなってしまいましたが、これでもかなり略したほうです。

尹泰林著『韓国人その意識構造』は次で得られます。 

その1 その2

近年の韓国で、なぜあれほど「反日」が多いのか、についての私の意見ですが

  • 韓国では、中国に似て、「」のみあり「忠」がない
  • 韓国で漢字が禁止され、ハングルという表音文字だけで育った世代が抽象的思考を停止した〔北朝鮮では徹底して漢字が禁止されて久しいらしい〕

と考えています。要するに視野が狭く抽象思考ができない、という欠点が「反日」に結実されたのだと思うのです。 


いろんな見方がある「忠」「」ですが・・・・・・

親孝行だけがあり、もっと広い忠義がない

韓国人は

狭い「」のみを守り、より広い意味での「忠」を捨て去っているようです。この結果、他人とは「けんか対立」ばかりを繰り返しています。そして長年にわたる中国朝鮮省意識(属国意識)がこれに拍車をかけ、ずっと「自分の利益だけを考えた」反日を続けてきました。

2016/07/12 にオランダの仲裁裁判所から

南沙諸島・西沙諸島付近での武力紛争・領有権に関して判断が示されました。

この判決が出る前の段階で韓国政府は、「いかなる判断がなされても、裁判所の判断を尊重する」とは言えなかったのです。韓国政府が、裁判結果ではなく、いかに中国共産党の顔色をうかがっているかが、よくわかります。

韓国政府は「裁判そのものを否定」しているらしく、これは中国の姿勢そのもの。

「韓国人の誰も法律や裁判を信頼していない」という、驚くべき「法体系」に対する理解度と、韓国内での「裁判というものの軽すぎる位置づけ」さえ、みえてきました。

韓国人にとって裁判とは、自分たちが守るべき法律によって運営されるものではなく、あくまでも自分の利益を得るための手段に過ぎないため、誰も法律や裁判結果などを尊重するはずがないのですね。これが常設仲裁裁判所の判断が出る前に「裁判所の判断を尊重する」と言えなかった根本的な理由なんでしょう。

他人の利益を守ることが自分の利益を守ることにつながるなんて「民主的」な考えは、微塵もありません!

恐ろしいほどの、大混乱、未発達地域ですね。

まさに中国では

国内での「裁判」はすべて茶番劇であり、中国で「守るに値する」のは、弾圧と報道規制で支えられた中国共産党の判断だけ、なのでしょう。

よって国外の紛争調停のための仲裁裁判所の判断結果も「紙くず」でしかないのです。

これらの国、中国や韓国が、法治国家とは縁がないことに、ご注目下さいますように。

ハングル表記のみゆえ、抽象的思考ができない

韓国では近く

小学校あたりから再度漢字教育が始まると聞いておりますが、表音文字ばかりだと、日本で言えば小学校低学年の「さいたさいた、さくらがさいた」あたりの表現を思い出します。

これと似た表音文字のハングルだけでは、高度な表現ができないため、抽象的思考ができなくなり、自分で善悪を判断しなくてもよい勧善懲悪の「童話」や「水戸黄門」的な思考から脱することができなくなったのは、やむを得なかったのだ、と思われます。

ハングルの非論理性から

近年の韓国人にみられる、あの日常的で雑な論理展開を理解できるようにさえ、思われるのです。

それのみならず、韓国の研究者たちは

自分たちが習ってこなかった漢字を長じてから独学することでしか、過去の文献を読み解けなくなったようです。

それでなくても中国そっくりでして

前政権の不都合な古文書を破棄してしまう伝統がある韓国ですから、ますます過去と断絶することとなり、国として極めて深刻な事態と言えます。日本でも「世代の断絶」が指摘されていますが、韓国では「5~10年ごとに断絶が起っている」、とも言えます。

韓国では、「大統領職を辞したあとのご不幸な運命」が、「過去との断絶」を裏付けています。

韓国人がなぜ歴史をねつ造するのか、をまとめますと

漢字を禁止したので歴史を知ることができず、論理性のないハングルだけを使って、歴史を「うっかりねつ造してしまった、のでしょう。

つまり意図的な「ねつ造」ではなく、「歴史を知らない」ために起った「ごく無邪気で非論理的な歴史ねつ造」だった、と理解できます。

韓国で客観性が育たなかった一因もそこにある、と愚考します。

韓国人の面子(めんつ)を保つような「この程度」の結論なら、納得していただけるのではないかと思っておりますが、どうでしょうか(笑)。

かつてスペインの記者が中国共産党政府に対し

「中国政府は日本に歴史を直視するよう求めているけれども、文化大革命・天安門事件などの中国の歴史を中国人が直視出来るのはいつのことか」

と質問したのは、文字通りこのことだったようです。

中国の報道規制・弾圧に加えた非論理的な「漢字依存体系」が、韓国にも非論理的な「ハングル依存体系」へ、そのまま移植されたに違いありません。

私の考えでは、朝鮮半島に望まれる言語体系は、ハングルだけではなく、「漢字混じりのハングル」ではないか、と思います。

おお、なんと韓国人の面子を重視した提言か(笑)。


それにしても

韓国の「反日無罪」、これがどれだけ韓国内に浸透しているか知りませんが、あまりにも時代錯誤な認識であり、韓国が法治国家ではないことの明確な証明になってしまいました。

韓国は、道半ばだった「民主国家の建設」をあきらめたのでしたか(笑)。

それでも、一部の日本人だけが、「韓国は民主国家」と素朴に信じており、私はこの信仰を「尊重」することにしています(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。

 

  

 

  

 

韓国 “知の崩壊”が進んでいる

2019-10-15 14:28:49 | 日記

韓国は世界一の学歴社会と称されるが、そのイメージとは裏腹に“知の崩壊”が進んでいる。評論家の呉善花氏がその背景を解説する。

 *  * *

韓国の書店には参考書を選ぶ学生の姿ばかりで、社会人の姿はほとんど見られない。

韓国人は世界一読書量の少ない国民と揶揄されていて、韓国統計庁による調査では韓国人の40%以上が年間1冊も本を読まず、平均読書量は5.3冊だという。

調査方法は違うが、“読書離れ”が指摘される日本人でも年間約19冊。

かく言う私も初めて日本を訪れた時は、仕事と関係のない分野の本を読み、教養として歴史や文化を学ぼうとする日本人の姿勢に驚いたものだ。

こうした現象の大きな原因の一つが「漢字廃止」である。

私が中学生だった1970年の春、韓国は学校で漢字を教えることをやめた。

私の世代以降は“ハングル専用世代”となり、50年近く経った今日では約8割の国民がハングルしか読めなくなってしまった。

韓国のキーボードはスペースキーの横に一応今でも漢字変換キーがあるが、若い世代にはほとんど使われない。

韓国語の語彙は漢字由来の「漢字語」が約7割を占める。

それを表音文字であるハングルだけで表わすのだから、日本語を平仮名だけで書くようなものだ。

自ずと同音異義語の判断に迷うことが増える。

表意文字である漢字であれば、知らない熟語が出てきても意味が掴みやすいが、ハングルではそうはいかない。

意味が分かりづらいものを簡単な言い回しに言い換えることもある(日本語で譬えると「腐心する→もんだいをかいけつするためにがんばる」といった具合)。

だからどうしても幼稚な表現になり、言い換えのできない抽象的な概念などの理解が難しくなる。

書物に漢字語がたくさん出てくると意味不明な言葉の羅列に見えるが、ハングル専用世代はそこを読み飛ばす。

残りの文脈でなんとなく理解した気になるのである。

したがって本を読む気も失せ、読書量は激減するわけだ。

さらに恐ろしいのは文化の断絶である。

古典や史料がどんどん読めなくなり、大学の研究者たちでさえ1960年代に自らの指導教授が書いた論文を読むことができないのだから、問題の根はとても深い。

折に触れて漢字の復活が議論されたが、「世界一優れた文字を守れ」と主張するハングル至上主義者たちの反対に遭い、今や教師の世代に漢字を教えられる人材がいなくなってしまった。

自分たちの大統領である「朴槿惠」はおろか、過去の調査では大学生の25%が「大韓民國」を漢字で書けないとするものもあった。

ノーベル賞受賞を逃す度に「日本は賞をカネで買った」と口汚く罵る声が上がるが、そんな暇があるのなら漢字を失うことの意味を真剣に考えるべきではないだろうか。

●呉善花(お そんふぁ)1956年、韓国・済州島生まれ1983年に来日、大東文化大学の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了。現在、拓殖大学国際学部教授。『「漢字廃止」で韓国に何が起きたか』(PHP研究所刊)など著書多数。

※SAPIO2013年7月号


反日韓国の命運尽きる   韓国経済の命運握るサムスン電子、業績悪化に出口はあるか

2019-10-15 12:01:51 | 日記

                 

韓国経済の命運握るサムスン電子、業績悪化に出口はあるか

      

法政大学大学院教授 真壁昭夫

 
2019/10/15 06:00
 
 Photo:EPA=JIJI© Diamond, Inc 提供  Photo:EPA=JIJI 

サムスン電子の

業績悪化傾向が鮮明化

韓国最大の企業、サムスン電子の業績悪化傾向が一段と鮮明化している。

10月8日、同社の発表によると7~9月期の営業利益は前年同期比で56%減少した(速報値)。中身を見ると、営業利益の6割程度を占める半導体事業は、世界的な市況悪化から減益続きだ。

スマートフォン事業も競争力の低下が明確になっている。

今後、同社が“新しい戦略”を執行し、新しい収益の柱を育成できるかどうかが問題になる。

これまで、サムスン電子は政府の支援もあり、経済状況が悪化する場合でも大規模な設備投資を積極的に行ってきた。この“逆張り”の経営戦略が、同社の半導体事業の成長を支えた要因の一つとみられる。

現在、サムスン電子はこの発想に基づき、生産能力増強に積極的に取り組んでいる。一方、ライバル企業は、どちらかというと生産能力の調整に動いている。

その戦略の違いは、サムスン電子の将来に影響を与えるだろう。現時点で考えると、サムスン電子のこれまでの逆張り的な戦略が期待された効果を生むか否かについては不透明な部分もある。

米国をはじめ世界経済の先行き懸念は徐々に高まっているとの見方もあり、同社の業績がこれまでのように拡大するかは必ずしも定かではない。

本格的に経済環境が悪化するのはこれからだろう。

8日、7~9月期の業績が予想ほど悪くはなかったとの見方からサムスン電子の株価は反発したが、同社の成長を期待するのはやや時期尚早と見る。

一段と厳しさを増す

サムスン電子の経営環境

現在、サムスン電子の今後の業績については見通しづらくなっている。特に、どの分野が今後の成長を支えていくかが見えない。

スマートフォン事業の状況を見ると、先進国市場では、アップルの「iPhone11」の販売が予想以上に好調なようだ。

市場参加者の中には、iPhone11の出荷台数が想定を上回ると期待するものも出始めた。

いくつかの専門家の評価を見ても、価格に対して十分に満足できる機能が搭載されているとの見方が多い。

それに対して、サムスン電子の「ギャラクシー」にはアップルのような評価が集まっていないようだ。

サムスン電子がスマホ事業の起死回生を狙って開発した「ギャラクシー・フォールド」は、不具合が相次いだため販売が延期された。

7~9月期の業績を見ると、販売延期のマグニチュードは大きく、ギャラクシー・フォールドは収益に貢献できていない。

予定された製品を計画通りに出せなかったことは、同社の基本的な技術力の弱さを浮き彫りにしたとの見方もある。それは、バッテリーの発火などの不具合にも共通するポイントだ。

サムスン電子は半導体事業の悪化の影響を食い止めるために、かなり急いで新型スマホを開発し、収益につなげようとした。しかし、同社には自力で新しいモノやテクノロジーを創出するだけの力が備わっていないといえる。

“ボリュームゾーン”である新興国市場でも、サムスン電子は苦戦を強いられている。

まず、同社のスマホは中国で競争力を失ってしまった。

中国では、ファーウェイやオッポなどが低価格かつ十分な機能を搭載したプロダクトを投入し、サムスン電子からシェアを奪っている。

シェア低下などからサムスン電子は中国にあった最後のスマホ工場を閉鎖した。

その上で、同社はスマホ生産をインドネシア、インド、ベトナムに移管し、コストを引き下げたいという狙いがある。

ただ、この取り組みが本当に同社スマホの競争力向上につながるかはわからない。アジアを中心とする新興国のスマホ市場全体でも、中華スマホメーカーのシェアが拡大しているからだ。

正念場迎える

サムスン電子の経営戦略

サムスン電子の経営戦略にもやや不安がある。同社は、“逆張り”の経営戦略によって成長を実現してきた。

それは同社の設備投資の過去の実績を振り返るとよくわかる。

2014年、サムスン電子は当時の保守派政権のバックアップも得つつ、ソウル郊外に大規模なメモリ工場を建設した。この工場の生産能力は、当時の世界最大レベルだった。

当時、世界経済は減速傾向にあった。2014年の年央には原油価格が急落した。

米国では景気回復を支えてきたシェールガス開発が冷え込んだ。

米国の生産活動は停滞し、世界経済全体で生産能力の調整圧力が高まった。多くの企業が設備投資への慎重姿勢を強めた。

一方、サムスン電子は将来の市況反転を見据え、メモリ需要が回復する局面で一気に世界のシェアを高めることを狙った。

この経営戦略はうまく期待通りの結果をもたらした。

2015年には中国でIT先端技術を駆使した産業振興策である「中国製造2025」が打ち出された。

2016年まで世界全体でスマートフォンの販売は伸びた。 その上、ビッグデータの収集や分析のための“データセンター”への投資も増えた。

半導体需要は大きく持ち直し、“スーパーサイクル到来”といわれるほどの活況を呈した。

サムスン電子は、市況悪化局面で積極的に投資を積み増したことによって、市況反転の恩恵を取り込んだ。

それが、同社の半導体事業の成長を支えた。

足元、サムスン電子は市況の悪化にもかかわらず、半導体生産能力を増強している。

自社の業績が悪化傾向にあり、ライバル各社が生産能力の調整を重視する一方、サムスン電子はこれまでの逆張りの発想で市況の反転に備えたいと考えている。

しかし、今後の世界経済の展開を予想すると、半導体関連市況は厳しさを増す可能性は否定できない。

なぜなら、世界経済を支えている米国経済が2年以内に景気後退に陥る恐れがあると警戒する経済の専門家も増えているからだ。

現時点で、サムスン電子がこれまでの発想に基づく経営戦略を踏襲することが有利に働くとは、必ずしも断定できない。

今後中核となる

新事業育成への懸念

サムスン電子を取り囲む経営状況は、一段と厳しさを増すことが考えられる。

同社にとって最も重要なポイントは、半導体・スマホに代わる新しい収益の柱となる事業を育成できるか否かだ。

現在、サムスン電子はさまざまな分野で半導体に代わり得る新しいビジネスを育成しようとしている。

5G通信やAI(人工知能)に対応したプロセッサ、バイオテクノロジーなど、その取り組みは多岐にわたる。

ただ、いずれの分野でもライバル企業がかなり先行している。

すでに5GやAIの分野では、アマゾンなどの米国勢やファーウェイ、ZTEなどの中国勢の台頭が顕著だ。

ファーウェイは米国製の部品を使わない5G基地局の生産にも着手し、攻勢を強めている。

ファーウェイは5G対応スマホや次世代のスマホ向けICチップの生産でも先行している。

5G分野ではエリクソンやノキアのシェアも高い。

サムスン電子は、バイオ医薬品事業にも注力している。

この分野では世界の大手製薬会社が新薬、およびその候補を持つ企業の買収を繰り返し、寡占化が進んでいる。

その中で、後発のサムスン電子が競争優位性を確保し、高めることは口で言うほど容易なことではない。

当面、サムスン電子が新しい稼ぎ頭を手に入れることは容易ではないだろう。また、同社は、ヒト・モノ・カネの面でわが国に依存してきた。

極論すれば、サムスン電子は先行企業の製品を模倣し、大量生産を強みにして価格競争を仕掛けることで成長してきた。

今後、AIの活用などによって世界経済が急速かつ大規模に変化していく可能性がある。

すでに中国ではBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)のような革新的な企業が新しいテクノロジーを創出している。

サムスン電子がこうした企業のように、新しい取り組みを従来以上のエネルギーを持って進め、成長を目指し、実現できるかが問題だ。

現状、サムスン電子は半導体事業の強化によってさらなる成長を目指しているが、不確実性高まる世界経済の中でその戦略が吉と出るか、凶と出るかは一段と読みづらくなっている。

法政大学大学院教授 真壁昭夫