日本と世界

世界の中の日本

韓国内で文政権に“お手上げ”の声 「韓国を共産化しようとしている」 

2019-10-25 18:14:44 | 日記

韓国内で文政権に“お手上げ”の声 「韓国を共産化しようとしている」 

ソウル取材で分かった内情…日本は韓国を“利用する”手も?

 

 

2019.10.16

 

 文大統領の暴挙に、韓国国民も怒り始めている

 

私は先週月曜日まで3泊4日で、韓国・ソウルで出張取材をしてきました。

 

文在寅(ムン・ジェイン)政権について、同国の安全保障や経済の専門家がどう見ているのかが知りたかったのです。

 

 結論から言えば、文政権のデタラメぶりに業を煮やしてはいるが、韓国大統領の持つ「強大な権力」を前に、指をくわえて見ているしかないということでした。

安全保障では、韓国陸軍出身の国民大学政治大学院の朴輝洛(パク・フィラク)教授に話を聞きました。

米朝実務者協議が決裂した日で、北朝鮮が新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験をした数日後でした。

朴氏は、韓国駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射事件や、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定も、文政権に責任があると指摘し

「日本政府には、関係を良くする努力も、悪くするような決定もしてほしくない」と言いました。

小野寺五典元防衛相が折に触れ言っていた「丁寧な無視」を、韓国の識者も提案しているのです。

この意味は非常に大きく、それだけ「良識派が追い詰められている」現状が見てとれました。

朴氏はさらに、「文政権は韓国を共産化しようとしている」と明言し、「日本の安全保障にとって、それでいいのか?」と問題提起しました。

そのうえで、第三者的ポジションに終始する日本に対し、「アジアの自由民主主義体制の勝利のためにできることを考えて、積極的に出るべきだ。

韓国を批判しても現実は変わりませんよ」と覚悟を問いました。

とはいえ、韓国側の言うことを無条件に受け入れて仲良くすることも、日本の国民感情からいってもあり得ません。

だからといっていきなり「日韓断交!」というのも、リスクが高いことも自覚しなくてはいけません。

仮に、北朝鮮主導で朝鮮半島が統一され、日本の防衛ラインが対馬海峡に下がったとき、日本をどう守っていくのか?

敵基地攻撃能力の保有や、米国の中距離核戦力の導入なども容認するのか? 

自衛隊の増強に予算を割けるのか? 

憲法改正も必要ではないか? 

そのことも含めて「日韓断交」するのか? 

あるいは「丁寧な無視」で現状を維持し、北朝鮮とのクッションとしての韓国を生かすのか?

ともかく、文政権のGSOMIA破棄決定のように、国内向けのアピールのために外交・安保関係を犠牲にする姿勢は最悪です。

朴氏が言うように、文政権の間は「何もしない」我慢も必要でしょう。

韓国は都合が悪くなると日本にすり寄ってきます。日本を利用する「用日だ」と言います。

ならば、われわれも一足飛びに断交ではなく、冷徹な「用韓」も選択肢ではないかと、今回の取材で感じました。甘い考えでしょうか?

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。


保身を図る文在寅に失望する韓国企業の「決断」 対日強硬姿勢で高まる長期停滞懸念

2019-10-25 17:33:24 | 日記

保身を図る文在寅に失望する韓国企業の「決断」     対日強硬姿勢で高まる長期停滞懸念

PRESIDENT Online  

韓国の先行きが非常に心配だ

左派政治家である文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、わが国との関係をこれまでで最悪といわれるまでに冷え込ませてしまった。

文氏は、自らに批判の矛先が向かわないよう対日強硬姿勢を強めているように見える。

実際に同氏がわが国を強く批判すると、大統領支持率は上向く傾向があるようだ。

ただ冷静に考えると、日韓関係の悪化は韓国経済にとって大きなマイナスというべきだろう。

写真=時事通信フォト
サムスン電子が家電見本市「IFA」で報道陣向けに公開した折り畳み式スマートフォン「ギャラクシー・フォールド」=2019年9月5日、ドイツ・ベルリン

日韓経済の歴史を振り返ると、サムスン電子をはじめとする韓国の大手企業は、わが国の技術や人材などを活用し競争力を高めてきたともいえるからだ。

そのことに自覚的だからか、韓国の有力企業は、わが国企業との関係強化に動き、海外進出を推進することも増えている。

文大統領が対日強硬姿勢をとり、自らの立場を守ろうとすればするほど、企業経営者は文政権への懸念を強め、海外に活路を見いだそうとする姿勢を強めるだろう。

この状況が続くと、韓国の産業基盤は弱体化し、国全体の活力が落ち込んでしまう。他国のことながら、韓国の先行きが非常に心配だ。

対日依存度の高い韓国企業

韓国経済にとって、マクロとミクロの両面で、わが国との関係はとても大切だ。

日韓関係の安定なくして、韓国経済の安定は難しいといっても過言ではない。

マクロ経済面では、1997年のアジア通貨危機、および、2008年のリーマンショックの際、わが国は韓国に資金支援を実施した。

日韓関係は韓国の信用力、さらには経済の実力を支える基礎だとする市場参加者や経済の専門家は多い。

北朝鮮への対応を考えても、日韓連携は欠かせない。

韓国の企業経営にとっても、わが国との関係は重要だ。

過去、韓国の保守派政権は、サムスン電子をはじめとする大手財閥企業の経営を守ってきた。

政府の庇護の下、財閥企業は迅速かつ大規模に設備投資を進めてきた。

それが、自動車、液晶テレビ、スマートフォン、半導体などの分野における韓国企業の生産能力の増強と世界市場でのシェア獲得を支えた。

韓国の企業は保守派政権の支援を得つつ、わが国の経営資源(ヒト・モノ・カネ)にアクセスすることで成長を実現した。

韓国半導体業界の状況を考えると、まさに、韓国はわが国の経営資源に依存してきたことがわかるだろう。

北朝鮮というカントリーリスクもある

まず、ヒト(人材)に関して、サムスン電子などは日米半導体摩擦の熾烈(しれつ)化を受けて活躍の場を外部に求めたわが国のエンジニアなどを雇い、技術力を吸収した。

次に、モノに関しても、韓国はわが国に依存している。

韓国の半導体産業は、レジスト、フッ化水素、フッ化ポリイミドのかなりの部分をわが国から調達している。

韓国で必要とされるレジストとフッ化ポリイミドの90%程度がわが国で作られている。そのほか、半導体製造装置などの分野でも、韓国はわが国のモノを必要としている。

さらに、わが国の銀行や政府系金融機関は、韓国企業への融資や債務の保証を提供してきた。

それが、北朝鮮というカントリーリスクを抱える韓国の企業および経済全体の資金繰りの安定に役立ってきた。

しかし、左派政治家である文大統領は、対日強硬姿勢を貫いている。

わが国が韓国と、冷静に、長期の視点で関係の維持と強化を目指すことは難しくなってしまった。

とくに、7月、安全保障面の不安からわが国が韓国向けの輸出管理制度を見直し、厳格化したことは、韓国企業にとって死活問題と映っただろう。

WTOルールでは、安全保障上の不安がある場合、例外的に対象国への輸出管理を見直すことが認められている。

軍事転用が可能な資材の輸出にあたっては、各国が国際社会への責任を果たすために、自国の判断で適切に管理しなければならない。

サムスン李会長が来日した理由

韓国大手企業のトップは、わが国の輸出管理見直しに危機感を強め、迅速に対応したようだ。

サムスン電子のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)氏は、政府との対策協議を欠席し、来日した。目的は当面の事業継続に必要な半導体材料などの確保と、わが国金融機関からの信用供与の取り付けだったとの見方が多い。

また、ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏も、わが国の主要金融機関との会合を優先したと報じられている。

迅速にわが国との関係を維持・強化しようとする企業トップの姿勢からは、対日関係は経営安定に欠かせないという本音が感じられる。

一方、文大統領は、半導体材料などの国産化を進めると主張している。

ただ、大手企業トップ自ら日本企業などとの関係維持・強化に動いたことを見ると、文氏の主張が経済界全体からの支持や信頼を得られていると考えるのは難しい。

刻々と、文政権と経済界の距離感が広がってしまっているように感じられる。

実務面からも、韓国の実力には疑問符がつく。

半導体の専門家によると、フッ化水素などの純度がごくわずかに違うだけで、半導体の性能は大きく左右されてしまうそうだ。

また、半導体製造ラインに投入される材料の切り替えには、半年から1年程度の時間がかかる。

日韓の関係が冷え込めば冷え込むほど、韓国企業が国内に拠点を置きつつ成長を目指すことは難しくなるだろう。

これは、韓国の産業基盤の毀損きそんに直結する問題だ。

“ゾンビ企業”が増えていく懸念

理論上、経済の持続的な成長のためには、官主導で構造改革を進め、環境の変化に合わせて制度などを刷新する必要がある。

そのためには、政治の安定が必要だ。

国家のトップが長期の視点で多様な利害を調整し、国をまとめることが欠かせない。

その環境が整えば、企業は、新しい取り組みを進めやすくなる。政治の安定は、経済の持続的な成長を支える基盤だ。

今の韓国にはそれがない。

労組や市民団体の支持を取りつけたい文氏が、経済界の要請に応じることは難しい。

加えて、左派政権下の韓国では労働争議が激しさを増している。

企業業績が悪化しているにもかかわらず、労組は賃上げを求めている。通常では考えられない事態が韓国経済をむしばんでいる。

その上、韓国の企業は米中の貿易摩擦による世界的なサプライチェーンの寸断に対応しなければならない。

また、韓国にとって最大の輸出先である中国経済は成長の限界を迎えている。

この変化に対応しようと、コストの削減とより自由度の高い経営環境の実現を目指し、海外進出を積極化する韓国企業が増えているようだ。

韓国撤退を模索する海外企業もある。

大手企業を中心に海外進出が進む一方、韓国国内では効率性が低下し、収益を生み出すことの難しい“ゾンビ企業”が増えることが懸念される。

韓国企業トップの心は、文在寅から離れてきている

文政権がこの展開を食い止めることはかなり難しいだろう。

すでに、韓国の検察は、数々の不正疑惑にまみれる曺国(チョ・グク)法相宅への家宅捜索に踏み切った。

これは、文大統領にとって大きな痛手だ。

文氏の従来の言動を踏まえると、同氏は自らへの批判や世論の目線をかわそうと、さらに対日批判を強める可能性もある。

そうやって文氏が自らの立場を守ろうとすればするほど、企業経営者の心は文氏から離れてしまうように見える。

すでに、世界経済を支えてきた米国経済においても設備投資が伸び悩み、景気後退懸念が高まっている。

外需を取り込んで成長してきた韓国を取り巻く環境は厳しさを増すだろう。

企業が海外に逃げ出せば、韓国の設備投資は減少し、雇用機会も失われてしまう。

徐々に韓国経済の長期停滞懸念は高まっていると考えられる。

 

 

 
 

「韓国主要企業、7-9月期の営業利益は前年比40%減」

2019-10-25 17:11:36 | 日記

「韓国主要企業、7-9月期の営業利益は前年比40%減」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.03 10:39                    
                                              
     
韓国主要企業の営業利益が前年同期比40%以上減少するという予想が出ている。
 
サムスン電子とSKハイニックスの不振、労働・規制費用の増加、輸出の減少などが企業の収益性悪化につながったという分析だ。
 
主要企業の7-9月期の業績発表は今週のサムスン電子から1カ月ほど続く。
金融情報会社エフエヌガイドによると、証券会社は7-9月期のKOSPI(韓国総合株価指数)主要上場企業(131社)の売上高が397兆6531億ウォン(約35兆4450億円)と、前年同期(399兆4856億ウォン)比で0.46%減にとどまると見込んでいる。
しかし収益性は大きく悪化するという。
 
これら企業の予想営業利益は25兆688億ウォンと、前年同期(42兆2017億ウォン)比40.6%も減少すると推定された。
 
純利益も30兆1176億ウォンから17兆7698億ウォンへと41%減少すると予想した。
 
今回の調査は証券会社3社以上が業績予測値を出したKOSPI企業だけを対象にした。
営業利益急減の最も大きな理由は、国内上場企業の業績の約30%を担うサムスン電子とSKハイニックスの不振のためだ。
 
昨年は半導体価格の上昇を受け、2社ともに最高業績となった。
 
サムスン電子の昨年7-9月期の営業利益は初めて17兆ウォンを超え、SKハイニックスも初めて6兆ウォンを突破した。
 
しかし半導体価格の下落と米中通商戦争の悪材料が解消されず、今年に入って不振が続いた。
 
証券会社は今年7-9月期のサムスン電子の営業利益を7兆ウォン前後、SKハイニックスは4000億ウォン台と予想した。
信栄証券のキム・ハクギュン・リサーチセンター長は「半導体販売量の減少は大きくないが、単価が大きく落ちて営業利益が大幅に減少している」とし「サムスン電子とSKハイニックスが底から抜け出す兆候が表れなければいけないが、半導体の在庫が減る水準を見てこそ判断できるだろう」と分析した。
 
産業通商資源部によると、9月のDRAM(8ギガ)価格は3.26ドルと、前年同期比55.8%も下落した。
しかしサムスン電子の業績推定値は小幅ながら反騰したという。
 
3カ月前に7兆5103億ウォンだったサムスン電子の営業利益推定値平均は1カ月前に6兆9331億ウォンに落ちたが、最近7兆349億ウォンへと反騰した。
 
DRAM出荷量増加率が予想を上回ったうえ、ギャラクシーフォールド(折りたたみ式スマホ)の成功でスマートフォン事業の業績も改善するという期待感が高まったからだ。
 
4日に発表されるサムスン電子の7-9月期(暫定)の業績で、今年の残り期間の株式市場の方向も決まると予想される。
売上高をほぼ維持しながら営業利益が大幅に減少した理由にコストの面を挙げる専門家もいる。
 
企業のコスト増加が収益性悪化につながったという指摘だ。
 
成太胤(ソン・テユン)延世大経済学部教授は「コスト衝撃による景気悪化を端的に見せている」とし「上場企業は勤労時間短縮による費用、環境など各種規制対応費用が増えた可能性が高い」と述べた。
昨年12月から10カ月連続で前年同月比マイナスとなっている輸出も企業の収益性悪化に影響を及ぼしたという分析が出ている。
 
米中貿易紛争が長期化し、米国経済も直撃弾を受けている。米国の製造業景気は2カ月連続で後退した。
 
米国供給管理協会(ISM)が1日(現地時間)に発表した9月の製造業購買管理者指数(PMI)は47.8だった。これは前月(49.1)より低く、2009年6月以来およそ10年ぶりの最低値。
 
米国製造業景気の悪化が伝えられると、米国・欧州の株価が値下がりし、2日のKOSPIも1.95%下落した。                

韓国、「街頭政治」で増幅する国民分断

2019-10-25 16:25:56 | 日記

韓国、「街頭政治」で増幅する国民分断

ソウル支局長 鈴木壮太郎

2019/10/10 23:00

情報元

日本経済新聞 電子版

 

親族のスキャンダルを抱える曺国(チョ・グク)法相は適任か――。辞任を要求する保守派と曺氏を擁護する革新派がそれぞれソウルで大規模集会を開き、動員規模を競っている。

市民が路上に立ち、世の中を変える「街頭政治」は韓国の伝統ではある。だが、激しい対立は互いの不信感を増幅させ、国民の分断をさらに深刻にしている。

 

曺国法相を支持する集会に集まった市民。プラカードには「曺国守護」「検察改革」と書いてある(5日、ソウルの検察前の大通り)

曺国法相を支持する集会に集まった市民。プラカードには「曺国守護」「検察改革」と書いてある(5日、ソウルの検察前の大通り)

「パルゲンイ(アカ=共産主義者)はここから立ち去れ!」

5日午後。ソウルの地下鉄、瑞草駅の改札で中年女性が大声を上げた。

「なんだと! もう一度言ってみろ!」。激高した中年男性が女性に詰めよって激しい口論が始まり、あたりは騒然とした。

この日は夕方から曺氏支持の大規模集会が検察庁舎前で予定され、最寄りの瑞草駅には曺氏の支持者が続々と集まっていた。

 

曺国法相の辞任を求める保守派の集会(3日、ソウル中心部の光化門広場)

曺国法相の辞任を求める保守派の集会(3日、ソウル中心部の光化門広場)

警察が駆けつけて2人をなだめ、騒動は収まったが、曺氏を巡る保守と革新の対立は市民レベルでも相当頭に血が上っているのだと感じずにはいられなかった。

「曺国を守れ!」「検察改革を!」――。9月28日に続く大規模集会となった5日は曺氏の支持者が検察前の大通りを埋めつくした。

主催した市民団体は300万人が参加したと発表した。与党「共に民主党」は6日、「検察改革に共感する国民の自発的な参加で実現した『広場民主主義』の復活だ」とたたえた。

 

曺国法相を支持する集会では「曺国Tシャツ」販売など便乗商法も

曺国法相を支持する集会では「曺国Tシャツ」販売など便乗商法も

自発的」と強調するが、会場から少し離れた道路には与党の地盤である全羅道ナンバーの貸し切りバスが何台も止まっていた。

組織的な動員があったとみるのが自然だろう。

その2日前。韓国の建国記念日で祝日だった3日には野党「自由韓国党」など保守派が曺氏辞任を要求する大規模集会を光化門広場で開いた。

同党は300万人が参加したと発表した。羅卿●(たまへんに爰、ナ・ギョンウォン)院内代表は28日の革新系集会で主催者が200万人集まったと発表したことに反発し「あの狭いところで200万人なら、ここは2000万人だ」と叫んだ。

3日の集会では保守の地盤である慶尚道の地方都市の名前が書かれたプラカードが所々で上がっていた。こちらも地方からの相当数の動員があったようだ。

主催者発表の数字はやや誇張とも思えるが、それでも驚くべき人数が参加したのは確かだ。両陣営の政治家はそれを「民意」だとして、自らの主張を正当化する材料に使っている。

韓国でデモは「日常」だ。ソウル市中心部の光化門では週末にデモがない日はない。政党や労働組合、市民団体などが広場の一角を陣取って声を上げる。

韓国でデモが活発なのは、それで社会を変えられるとの成功体験があるからだ。1960年には不正選挙を糾弾する大学生のデモが李承晩(イ・スンマン)大統領を退陣に追い込んだ。

1987年の反政府デモは軍事政権を打倒し民主化を勝ち取った。朴槿恵(パク・クネ)大統領を弾劾・罷免に追い込み、文在寅(ムン・ジェイン)政権を誕生させたのも「ろうそく集会」という名のデモだった。

 

曺国法相を支持する集会の空中には地域住民による集会反対のアドバルーンが。「集会の騒音、耐えられない」と書かれている

曺国法相を支持する集会の空中には地域住民による集会反対のアドバルーンが。「集会の騒音、耐えられない」と書かれている

だが、保守と革新が真っ向からぶつかり、競って集会の規模を膨らませている現状には危うさを感じる。

政治の対立に市民が巻きこまれ、互いへの敵対心を募らせているように映るからだ。「韓国は間接民主主義の国じゃなかったのか? こんなんだったら国会議員なんていらないじゃないか」。デモの現場から帰路につくタクシーの車中、初老の運転手はこう吐き捨てた。

街頭政治の行き過ぎに警鐘を鳴らす声は革新勢力からも上がり始めた。

浦項工科大学の李鎮雨(イ・ジンウ)教授は革新系の京郷新聞のコラムで「討論を通じた合意と妥協の場である国会は空洞化し、広場が勢力を誇示する空間になってしまった」と指摘。

「権力のために民衆を動員するのがファシズムだ。統治者が反対勢力を受け入れるどころか対話もせず、国民と『直接』対話しようというのはファシズムの典型だ」と政権を痛烈に批判した。

同紙は社説でも「無能な政治が市民を街頭に追いやっている」と指摘。

「このまま代議制民主主義が機能しなければ市民はますます街頭に繰り出し、政治は永遠に居場所を失う」と警告した。

文氏は7日、「代議政治が十分に民意を反映していないとき、国民が直接意思表示することは肯定的だ」と、街頭政治を評価した。

一方で「政治的な意見の違いが討論のレベルを超え、深い対立の溝に落ち込むのは決して望ましくない」とも述べ、やんわりと自制を求めた。

それでも保守派は9日も集会を開いて光化門広場を埋めつくし、革新派も12日、大規模集会を予定している。

 

鈴木壮太郎 (すずき・そうたろう) 1993年日本経済新聞社入社。産業記者として機械、自動車、鉄鋼、情報技術(IT)などの分野を担当。2005年から4年間、ソウルに駐在し韓国経済と産業界を取材した。国際アジア部次長を経て、18年からソウル支局長。

衝撃の韓国経済成長率、2%も危うい状況

2019-10-25 11:32:12 | 日記

衝撃の韓国経済成長率、2%も危うい状況

10/25(金) 11:00配信    

    

朝鮮日報日本語版

韓国経済が今年7-9月期に0.4%の成長にとどまり、今年の成長率2%達成は事実上、難しくなった。

政府は財政をつぎ込んで景気浮揚に乗り出したものの、凍り付いた民間投資や消費不振をよみがえらせるには力が足りなかった。
 

韓国銀行は24日、今年7-9月期の実質国内総生産(GDP)が4-6月期より0.4%増えたと発表した。

経済専門家らは0.5-0.6%程度は成長するものと予想していたが、ふたを開けてみると韓国経済は思ったよりも深刻だった。

民間消費はわずか0.1%、設備投資も0.5%の増加にとどまり、建設投資は5.2%も減少した。政府消費が1.2%増えたが、4-6月期(2.2%増)に遠く及ばなかった。
 

特に、政府支出や輸出などを除く純粋な民間消費と投資の成長寄与度は、2018年7-9月期から今年7-9月期までの5四半期連続でマイナスを記録した。

これは4四半期連続(2008年10-12月期から2009年7-9月期まで)マイナスだった世界金融危機時よりもさらに悪い状況である。

それだけ各企業が投資をせず、庶民は財布のひもを緩めないという意味だ。
 

政府は今年2.4から2.5%成長すると予想し、最近になって2.0から2.1%に引き下げたが、これすら達成するのは難しいと見られる。

今年の成長率を2%に合わせるには、今年10-12月期に、7-9月期より0.97%以上の成長をしなければならない。

しかし、韓国の潜在成長率基準の成長率(1四半期当たり0.67%)と現在の下降傾向にある景気状況を考えると容易でないという見方が優勢だ。

政府の「実弾」も十分ではない。

企画財政部によると、今年9月末までに本予算と補正予算を合わせた全体予算(475兆ウォン=約440億円)の78%を使ったという。残り3カ月間の財政余力は22%(105兆ウォン=約97兆円)前後だ。

しかも、ますます民間経済が活力を失っている状況で、政府部門だけで韓国経済をけん引するには限界だとの懸念も高まっている。

民間と政府が経済成長にどれだけ寄与しているのかという寄与度を計算してみると、2017年1-3月期は民間対政府が87%対13%で民間の方が成長を主導していたが、今年7-9月期には22%対78%と逆転していた。
 

現代経済研究院の洪俊杓(ホン・ジュンピョ)研究員は「民間投資の不振を克服するために、より積極的な規制緩和と新規投資に対する税制優遇を拡大すべきだ」と話す。
 

韓国の年間経済成長率が2%を下回ったことは、成長率の集計を開始した1954年以降で4回しかない。

1956年(0.7%)は深刻な凶作、1980年(-1.7%)は第2次石油危機、1998年(-5.5%)はアジア通貨危機、2009年(0.8%)は世界金融危機のためだった。だが今回は「危機」レベルの衝撃がないのにもかかわらず、「心理的マジノ線(最終防衛ライン)」の2%を切る危機にひんしている。
 

問題は、来年も韓国経済に余裕がないことだ。

政府と韓国銀行は「今年より来年の方が良くなるだろう」と見込んでいる。

米中貿易紛争が鎮まり、半導体景気は回復するという期待があるからだ。

しかし、LG経済研究院(成長率1.8%)、モルガン・スタンレー(1.7%)、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(1.6%)などは今年より来年の方が暗いという見通しを出している。
 

延世大学の成太胤(ソン・テユン)教授は「2017年に3.2%の成長率を記録した経済が、たった2年間で2%台を切り、1%台に転落するというのは、実績で言えば40%近い急落だ。

民間の消費・投資を活性化させる政府支出が重要だが、財政が今使われている所は成長潜在力拡充に大きな役割を果たせていない」と指摘した。